悪霊だってヘイキ 上 (講談社X文庫 106-10 ティーンズハート)
- 講談社 (1992年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061986961
作品紹介・あらすじ
リンが消え、綾子が消え、そして、ナルも消えた。朽ち果てた校舎の中で、麻衣はひとりぼっち-。ちがう、麻衣の手を握る小さな手が、ひとつ、ふたつ…7つ。「渋谷サイキック・リサーチ」の8人がやって来た廃校は、そこだけ時間が止まり、5年前のまま。生徒も5年前のままで、自分たちの生命がなくなったことも知らず、仲間をふやし続けている。メンバーを取り戻すため、闘う麻衣は、ひとり-ナルは、いない。
感想・レビュー・書評
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展開にスピード感がなく、ゆったりと流れていく麻衣たちの日常が『このシリーズも本当に最後なんだなぁ・・』と卒業式前の気分にさせてくれる内容。
メンバーそれぞれの生活が見えてきて、わびしい気分にさせてくれた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016/12/16-12/21
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(1999.06.14読了)(1999.04.17購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
リンが消え、綾子が消え、そして、ナルも消えた。朽ち果てた校舎の中で、麻衣はひとりぼっち―。ちがう、麻衣の手を握る小さな手が、ひとつ、ふたつ…7つ。「渋谷サイキック・リサーチ」の8人がやって来た廃校は、そこだけ時間が止まり、5年前のまま。生徒も5年前のままで、自分たちの生命がなくなったことも知らず、仲間をふやし続けている。メンバーを取り戻すため、闘う麻衣は、ひとり―ナルは、いない。
☆関連図書(既読)
「悪霊なんかこわくない」小野不由美著、講談社X文庫、1989.01.05
「悪霊がホントにいっぱい!」小野不由美著、講談社X文庫、1989.11.05
「悪霊になりたくない!」小野不由美著、講談社X文庫、1991.03.05
「悪霊とよばないで」小野不由美著、講談社X文庫、1991.10.05 -
廃校に閉じ込められ一人一人かけていく上に、
記憶がいじられて全然知らない子供にすりかわっている。
ぬおー、怖い!怖いよう!(涙目 -
リンが消え、綾子が消え、そして、ナルも消えた。朽ち果てた校舎の中で、麻衣はひとりぼっち―。ちがう、麻衣の手を握る小さな手が、ひとつ、ふたつ…7つ。「渋谷サイキック・リサーチ」の8人がやって来た廃校は、そこだけ時間が止まり、5年前のまま。生徒も5年前のままで、自分たちの生命がなくなったことも知らず、仲間をふやし続けている。メンバーを取り戻すため、闘う麻衣は、ひとり―ナルは、いない。
(BOOKデータベースより)
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初っ端の感想は、あー、ケータイがない時代だったんだなぁ。でした。
相当不便だよねぇ。
ついにナルの秘密が明らかになる巻。
ついでに、廃校の心霊現象を探る。
だから、閉じ込められるのとかほんとに嫌なんだって…。
仲間が消えて、知らない子どもが増えたのに気付かないメンバーたち。
明らかにおかしいのに、それがなぜおかしいのかわからない彼らの不安感が、こちらまで伝染してくるようでした。
ひとりになってしまった麻衣は、解決できるのか!? -
あるものを見つけたナルくんは事務所を閉めると言い出して失業の危機に陥った麻衣は焦る。
そんなとき最後の(?)依頼がやってきたら皆が出会ったのと同じような廃校舎の調査だった。
これがなかなか手強くて、ひとり、またひとりと仲間たちが消えていき、とうとう麻衣だけになってしまう。
霊能集団の反撃はなるか?
それにしてもこの少女マンガ的なノリのこれがあの小野不由美さんの作なのだものねえ。
君子は豹変す、とかね。
(2006年10月27日読了) -
十数年ぶりに再読。
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リンが消え、綾子が消え、そして、ナルも消えた。朽ち果てた後者の中で、麻衣はひとりぼっち――ちがう、麻衣の手を握る小さな手が、ひとつ、ふたつ……七つ!
「渋谷サイキック・リサーチ(心霊現象探偵事務所)」の八人がやって来た廃校は、そこだけ時間が止まり、五年前のまま。生徒も五年前のままで、自分たちの生命がなくなったことも知らず、仲間をふやし続けている。 メンバーを取り戻すため、闘う麻衣は、ひとり――ナルは、いない。