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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「欲しいものはとるし、欲しくないものはとらない。駄目だったら駄目になったところでまた考える。不公平な社会というのは逆に考えれば能力を発揮できる社会でもある。」「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
― 99ページ -
一九六九年という年は、僕にどうしようもないぬかるみを思い起こさせる。一歩足を動かすたびに靴がすっぽりと脱げてしまいそうな深くねばり気のあるぬかるみだ。そんな泥土の中を、僕はひどい苦労をしながら歩いていた。前にもうしろにも何も見えなかった。ただどこまでもその暗い色をしたぬかるみが続いているだけだった。
― 159ページ -
「俺とワタナベの似ているところはね、自分のことを他人に理解してほしいと思っていないところなんだ」と永沢さんが言った。「そこが他の連中と違っているところなんだ。他の奴らはみんな自分のことをまわりの人間にわかってほしいと思ってあくせくしてる。でも俺はそじゃないし、ワタナベもそうじゃない。理解してもらわなくったってかまわないと思っているのさ。自分は自分で、他人は他人だって」
― 112ページ
みんなの感想・レビュー・書評
After reading, I could notice my mind that I really wanted to. Though one love is beautiful and thoughtful, this story tells us many shapes of love, I think.
静かで淡々としていて、知ってた事を改めて言葉で言ってくれること、回りくどくないこと、読みやすく入りやすく外をシャットダウンしやすい。
似てるとかって言うと不快に思われるかもしれませんが、森博嗣作品と似た雰囲気があるなぁと
相変わらず村上春樹の小説を読むと、その「音」が聞こえてくる気がする。
そういう意味ではすごく好きな作家なんだけど、うーん。
もうちょっと色々読んでみたい、かな。
またどうしようもなく
5回目のノルウェイの森を
読み終わってしまいました。
読みはじめは入りたての布団のように
すこしヒヤっとして、よそよそしいのに
少しずつ読み進めるにつれて、
体温がうつって布団があたたかみを帯びて
居心地がよくなってきて、
もう少し寝てたいのに…
ってとこで
だいたい読み終わっちゃうんですよね。
いつもいつも。
ジブリ映画が見飽きないように、
使い込んでくたびれたタオルが
妙に気持ち良いように。
どうしようもなく深く
ぼくの人生に馴染んでしまった一冊。
読むのにかかった時間:3時間
こんな方にオススメ:大切な人を失ってしまった人に
わたしはこの本を読むと世界から置いてきぼりにされたようなとてつもない悲しみに襲われて身動きが取れなくなる。
自分の一部を死んだ者に与え、死んだ者を時間の中に置き去りにしてしまっても、待たずにやって来る日常を生きていかなければならない。
最後まで読み終わって、ライトな読み心地ながら、読後感はずっしりヘビー級だった。
性の描写を絡めながら、死生観についても深く描かれているためか。
「自分に同情するな。」
「あなたはときどき人生を自分のやり方にひっぱりこもうとしすぎます。」
「あれは努力じゃなくてただの労働だ。」
「自分の力を百パーセント発揮してやれるところまでやる。欲しいものはとるし、欲しくないものはとらない。そうやって生きていく。駄目だったら駄目になったところでまた考える。不公平な社会といのは逆に考えれば能力を発揮できる社会でもある。」
下巻がこの本の面白さを表していると思う。
直子とワタナベ君だけでなくて、
レイコさんも、
緑も、
永沢さんも、
ハツミさんも、
みんなそれぞれが問題を抱えてる。
緑が「どれくらい私のこと好き?」て聞いたときの、
ワタナベ君の返答がとてもすきです。
以前に読んだときよりも、
緑のことが可愛いくおもえるのはなんでだろう?
p167「自分に同情するな」と彼は言った。「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」 直子と離れ、緑と通わし、ワタナベは大人になり、そして。 死を扱う小説として、生を扱う為に性行為は外せないものなんだろうな。下巻は緑の会話が官能的(笑) p46「(前略)『駄目よ、本当に駄目、そんなに大きくて固いのとても入らないわ』って」 「そんなに大きくないよ。普通だよ」 にはなんとなく吹... 続きを読む »
古い読書履歴より。
1960年代後半に青年期を過ごした「僕」が、高校時代の親友キズキやその彼女の自殺(すなわち 死)を、受け止めて立ち直り、生きることを手負い覚悟で遂行していく。
同名の曲が、ビートルズにあると聞いた。ぜひ聞いてみたい。
(※近年、映画化された折に、ずいぶんテレビで流れましたねCMで。)
「生きる代償」を払うことが、すなわち「大人」として生きていくことだ、と教えられた一冊。
限りなく退廃的なのに、ハッピーエンド。若き時代の村上文学は、なんだか青臭かった。
初めての村上作品です。
内容が深すぎて、読了後もいまだ答えのない曖昧な世界を漂っています。
この本の中に何か自分なりの確信を持ちたくて、私はまた手にとって読む日がくると思います。
☆この本は熊本大学附属図書館中央館にあります。
請求記号 913.6 Mu,43 (2)
主人公の気持ちは理解できるし,自分も似たような感覚で生きていた時期もありました.
でも,そこにいつまでもとどまっていてはいけないと最近は感じます.
自分の過去や内側と十分に向き合った後は,その成果を自分を慰めることに使うのではなく,自分の外に働きかけることに使うのがいいと思います.
作品の最後の最後に,主人公は一歩外へ踏み出す勇気を持てたのか,それともまた内側へ引き返してしまったのか,私にはわかりませんでした.
著者の作品の評価が高い理由が,自慰の安心感だけで無いことを願います.

予測はしていたものの悲しい結末
ボロボロと涙を零す様な悲しさではなくて
気付いたら頬を涙が伝っていた、というような悲しさを感じた
誰かを思う、ということは簡単かもしれないけどとても複雑で...






