- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062040471
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
伝説の相場師:是川銀蔵の自伝。
相場がいかに難しいかを伝えるために書いた本と記載されている。
目次は、
第1章 “ほげたをたたいた”人生
第2章 少年実業家
第3章 好事魔多し
第4章 百発百中の先見力
第5章 四十にして立つ
第6章 二期作実践
第7章 腹八分目
第8章 欲ぼけ自滅
第9章 逆転勝利
となっている。
仕手戦の相場に関しても詳細に記載されているものの、彼のリスクを省みない商売人としての考えや哲学、マネジメントへの向き合い方が書かれている。
戦時中ということもあるし、政治に振り回されていた状況もあるため、毎度毎度無一文になったり破産しかけたりしている。
交渉のスタイルも今では考えられない状況で、税関長にピストルを突き付けたり、水道をこっそり無料で使わせてもらったりと、現代では到底まねできないようなこともやってのけている。
とはいえ、それだけリスクを取っただけはあって、ジェットコースターのような人生を送った。
また、相場をやるにあたっては、他社も気が付かない・場合によっては会社の経営者も気が付かないようなことに気づき、大きく収益を挙げている。
これは、是川銀蔵がビジネスを自分でやった経験が生きており、その経験から先読みができるようになったと記載されている。
個別株をやる場合、以下にビジネスモデルを深く理解するかが重要のようだ。 -
真似出来る事は多くは無いけど、正々堂々と勝負(相場)する姿や努力家な部分、失敗から得た教訓など、色々と参考になりました。
それから、酒と女にはハマらないと言うポリシーがあり、なんだか意外でした(笑)。とてもカッコ良いです。