運命を拓く 天風瞑想録

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062053525

作品紹介・あらすじ

生命(いのち)と宇宙の結び目、心が一切を創る。運も成功も健康も、すべて心の働きだ。心に宇宙の無限の力を取り込み、積極的に生きてみよ。多くの人をよりよい人生に導いた、哲人天風 感動の教え!

宇宙本体の力は、人間の心の状態を鋳型として、これを現実化させる自然現象を現す。宇宙を司る宇宙本体の力が、我々の心が取る態度と、まったく同じ態度で我々に臨む、という事実がある。その宇宙本体と常に結ばれている自己を、明瞭に意識して活きると活きないとでは、どれだけ人生に大きな差が出来るかわからない。──(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • 大谷翔平がかつて愛読書にしていたとの事で興味が湧き読んでみた。何事にも積極前向きに取り組む事で、人生が変わると言う内容。読み込む事で真髄が見えてくるかも知れない。

  •  書店にて、" 大谷翔平愛読書 " のポップに惹かれ購読。  なんとも豪快なお人柄(わたしの勝手な想像)が、おかしくもあり、魅力的でもあります。
     どうも、天風会(創始者・中村天風)の夏期修練会での講演内容をまとめたものの様子。


    『人間の心のあり方が、結局人生を支配する法則の根本である』

    『蒔いた種のとおり花が咲く』

    『造物主と同様の心になるには、どんなことがあっても、心に誠と愛を満たし、和を旨とした生活をすれば、造物主と自分とのむすびめが堅固に出来る』

    『運命のよくないとき、運命にこだわれば、運命に負けてしまうではないか』

    『信念、それは人生を動かす羅針盤のごとき尊きものである』

    『積極的。 積極的とは尊く、強く、正しく、清くということ』

    等等。  " 強い信念 " に突き動かされた心からのメッセージを感じ、ポジティブになりました。

  • これだけ強い意志を持つことができるのも並大抵ではない。素晴らしい!

  • 天風の教えがぎゅっと詰まった内容。問題の本質的なところを引き出すための心得がよくわかる。

  • 何度か読んでいるので、全部を読むつもりはなかったのだが、順不同で読み始めたら、結局全部の章を読んでいた。真理瞑想行で語られた講演の内容がまとめられ、文語体に改められているので、読みやすい。

    既に天風哲学、心身統一法に馴染みのある人が読み返すのに最適である。

    冒頭の杉山彦一氏による「天風小伝」はイントロダクションとして、非常に良い役割を果たしている。中村天風とはどの様な人物なのかが端的に、巧みに描かれており、しかも面白いので、入門者ならここだけ読んでも、関心が湧くかもしれない。

  • 病が治る=病を忘れる。
    宇宙エネルギーと結合=積極精神。
    心の扉の奥の座席に座るのは、宇宙霊○ 恐怖✕

  • 途中で読むのをやめた。新興宗教の教祖が書いた本としか私には思えなかった。有名な経営者が信奉しているとは信じられない。この本を多く売るための戦略ではないのだろうか。読了していないため評価できない。

  • 約30年前、単身赴任を始めたばかりの頃に読みました。
    仕事上最も困難な時期、それを乗り切る力を貰った1冊。マーカーだらけで経年の独特な匂いのする大事な本です。

  • 人間塾読書会 2019年9月課題図書として。

    ■キーワード
    積極的感情=感謝と歓喜
    欲するもの→鋳型=心
    宇宙霊

  • 本を読んだだけで悟れる訳ではもちろんないけど、一言でいうと心の持ちよう。いかなる時も感謝と歓喜の感情を持たせるように心がけ、心を清く、尊く、強く、正しく持てば運命は必ず拓かれるということ。心の持ちようで左右されることは多いから、常に向上心を持ち、感謝の心、歓喜の心を持つことを心掛けよということだと理解した。もう少し何度か読まないと表面的では意味が無いことだけはよくわかった。でも、まずは気持ちを強く持ちたい。

    ・人間として完全な 活き方をするには、本当に心を積極的にしなければいけない。いかなる場合にも、心を清く、尊く、強く、正しく持たねばならない。

    ・心というものは、霊魂という気の働きを行なうための存在であり、心が思ったり考えたりすることによって霊魂の活動が表現される。そして心の行なう思考は、すべて個人の命の原動力となっている霊魂を通じて、その霊の本源たる〝宇宙霊〟に通じている。しかもこの〝宇宙霊〟は一切の万物を創造するエネルギーの本源である。この絶対関係を真剣に考えると、思考は人生を創る、ということに断然結論される。

    ・自分の思慮が足りないか、あるいは力が足らないかの理由で運命が開けないことを、いわゆるどうすることも出来ない運命だと決めてしまうのは軽率極まりない話である。運命には二種類あることを知らないのだ。すなわち天命と宿命というものがある。

    ・宿命統制にもう一つ必要なことがある。それは常に、心の中に感謝と歓喜の感情を、もたせるよう心がけることである。・・・平素出来るだけ何事に対しても、感謝と歓喜の感情をより多くもてば、宇宙霊の与えたまう最高のものを受けることが出来るのである。  

    ・感情というものは、その種類が、いかなるものであろうと、我々の肉体や、人格に影響せずにはいられないように出来ているのである。だから、常に感謝と歓喜という積極的な感情を持っていれば、肉体や人格に積極的な、非常に大きな、良い影響を与えるけれども、反対に、怒ったり、怖れたり、悲しんだりする、消極的な感情や情念は、実に悪い影響を持ってくる

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著者プロフィール

明治9年(1876年)生まれ。日露戦争の時に軍事スパイとして従事。終戦後結核を発病し心身ともに弱くなったことから人生を深く考えるようになり、人生の真理を求めて欧米を遍歴。 一流の哲学者、宗教家を訪ねるが望む答えを得られず、失意のなか帰国を決意。その帰路ヨーガの聖者と出会いヒマラヤの麓で指導を受け、「自分は大宇宙の力と結びついている強い存在だ」という真理を悟ることで、病を克服し運命を切り拓く。帰国後は実業界で活躍するが、大正8年(1919年)、病や煩悩や貧困などに悩まされている人々を救おうと、自らの体験から“人間のいのち”の本来の在り方を研究、「心身統一法」を創見し講演活動を開始。その波乱の半生から得た「人生成功の哲学」は、触れる者をたちまち魅了し、皇族、政財界の重鎮をはじめ各界の頂点を極めた幾多の人々が「生涯の師」として心服した。昭和43年(1968年)没後も、天風門人となる者が後を絶たない。

「2022年 『真理のひびき 天風哲人 新箴言註釈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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