空飛び猫

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制作 : S.D. シンドラー  Ursula K. Le Guin  S.D. Schindler  村上 春樹 
  • 講談社 (1993年3月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (52ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062058803

空飛び猫の感想・レビュー・書評

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  • ふわふわの翼で空を飛ぶ、4ひきの子猫!

    それだけでもう、気が遠くなるくらい素敵なのに
    作者はアーシュラ・K・ル=グウィン、訳は村上春樹、
    挿絵は頬ずりしたくなるくらい可愛らしくて、頁をめくる手が震えます♪♪♪

    「これまで私が愛したすべての猫たちに」という、猫への愛に満ちた最初の一行から
    「ああ!アーシュラ・K・ル=グウィンさま、長いこと遠ざかっていてごめんなさい!」
    と、深い反省の念に押しつぶされそうになる私。
    もちろん心を入れ替えて、この『空飛び猫』シリーズを読破します!と
    誓ったことは言うまでもありません。

    度胸があって現実的なセルマ、賢くて冷静なロジャー、
    ちょっとおっとりさんでユーモアのセンスのあるジェームズ、
    ちびでみそっかすだけど、意外に大胆で好奇心いっぱいのハリエットと
    個性豊かな子猫たちが、卑怯なくらい可愛らしい♪

    都会の路地裏から新しい世界へと飛び立つ子猫たちを見送る
    タビーお母さんと、新しいパートナーのトムが交わす
    慈愛にあふれた会話にぽとぽと涙が零れたり

    おっとりさんのジェームズが「human being」を「human bean」と言い間違えるのを
    にんげん→いんげん、と豆つながりで訳す村上春樹さんのセンスに大笑いしたり

    ありとあらゆる素敵なものがいっぱい詰まった、宝物にしたい本。
    そこらじゅうのこどもたちを集めて、無理やり読み聞かせしたくてしょうがなくて
    キケンなおばさんに変身してしまいそうな私です。

  • かわいい4匹の、それも羽を持った猫ちゃんのお話。
    力を合わせて生きていく姿にほのぼのします。
    猫好き村上春樹が翻訳している、シリーズ1冊目。
    子猫が human being を human bean に言い間違えるシーン。こういう翻訳は難しいと思うけど「いんげん」とは、さすが!音が「にんげん」に似ていて豆!

  • ル・グウィンの童話を猫好きな村上春樹が翻訳。都会の片隅で、なぜか翼を持った4匹の仔猫が生まれた。母猫はそんな仔猫たちを育てるが、旅立ちの時を迎える。暮らしやすい場所を求めさすらう仔猫たちだった。翼が生えた猫、なんてキュートな猫だろう。このあと仔猫たちがどうなったのか、続編があるので読んでみよう。

  • 村上春樹訳。絵本。
    とても穏やかな物語。
    大人が読んでも癒される。

  • 都会の路地裏のゴミ捨て場を縄張りにしている猫が、ある日4匹の子猫を産んだ。
    そこまではよくあること。
    ただし、その子猫たちは、翼を持っていたのだった。

    後書きで訳者が、こどもへの読み聞かせにどうぞと勧めていた。
    そばにこどもがいなくても、自然と朗読したくなる魅力のあるお話だ。
    原著も朗読したいな。
    続きも読もう。

    1988 アメリカ 児童書

  • 普通にかわいい猫の絵本でした。どうして図書館の大人の本のところにあるんだろう?

  • ゲド戦記の作者さんの本で村上春樹さんの訳と言うことで期待しすぎたかもしれない。
    でも、続編があるとのことなのでそれを読んでからまた考えよう。
    空が飛べるってそれだけで素敵だし。

  • ル=グウィンと村上春樹の組み合わせに手を出した本です。翼を持つ猫のきょうだいたちの物語。何故猫に翼が? ということもスルリと書いてあるのが、すごいなと思わされますね。これもひとつの個性というところでしょうか。イラストも含めて素敵な作品です。

  • とある本がたくさん置いてあるカフェで手に取った一冊。絵がすごいかわいかったから。もう一度じっくり読んでみたい作品。その後原書も読みたいな。読み終わった後ほんわかします。あとがき読んで村上春樹さん翻訳を知りました(^^;

  • 羽のある猫。
    父さんにも母さんにも羽がないのに四匹の兄弟には羽がある。

    一匹だけ羽が生えていたら孤独であったかもしれない。
    けれど兄弟がすべて羽を備えていることで
    猫たちは「なぜ自分にだけ羽があるのだろう」と悩むことなく、
    自然と羽を受け入れる。

    人とは違う変わったものを持っているということは、
    個性であると理解したい。必要だから備わっているのだ。

    猫たちは生まれた場所よりも
    もっといい場所を求めて飛び立つ。
    それは母からの旅立ちでもある。

    どこに行ったって危険があることを猫たちは知る。
    けれども飛んだからこそ見える景色は素晴らしい。

    猫が空を飛ぶなんてとんでもない。
    鳥たちはそう考える。
    空を飛べることを認められず、必要以上に攻められたとしても
    羽を与えられ生まれてきたのだからそれは大切な羽。

    会うべき人に会うためにその羽はあるのだ。

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