空飛び猫

  • 講談社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (52ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062058803

感想・レビュー・書評

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  • ウィスコンシン出身のイラストレーターS.D. Schindlerの挿絵がすばらしいです。
    ルグウィンを片っ端から借りてきたんですが、その中に絵本が混入。普通の猫の夫婦の間に4匹の翼をもった子猫が生まれ、その子猫たちが冒険し、落ち着くHOMEを見つけるという話。
    何の気なしにYOUチュゥブで探してみると、たくさん朗読を発見、やっぱり絵本って読んでもらうことを前提に書かれてると実感。しかも、日本語訳ではどうにもならない意味不明なところが、簡単単純に理解できる。ルグウィンは言葉遊び的なところが多いので、やはり原初で読んでもらう(自分で読むより読んでもらうほうが挿絵に集中できる)。
    https://youtu.be/mIRf1tGZzBs

  • あるお母さん猫が生んだ猫たち4匹には、なぜか、羽が生えていた。お母さんが再婚するのに伴い子どもたちは独立。羽を使って空を飛び、自分たちの居場所を見つける旅に出る――。
    作者のル・グウィンは昨年末(2017年12月)に亡くなり、新聞などでよく取り上げられている。そのなかで本書を知った。彼女がフェミニストであったことも知り、羽の生えた猫は、社会の中で何かしらの生きづらさを抱えるマイノリティの暗喩であり、彼らへの応援歌のようにも感じられた。
    猫の絵が実に素晴らしい。うっとりする。いつまでも眺めていたい。
    それにしても、猫好き村上春樹好きのわたしとしたことが、この本を手に取ったことがなかったとは……。1993年、25年も前に出版された本。
    「あとがき」に「ある親切な読者」がこの本の存在を教えてくれた、とあるが、それは生物学者の福岡伸一さんなのだそうで! 朝日に連載中のコラムで福岡さんが書いておられた。NYの書店でこの絵本を知り、猫好きの村上春樹さんに知らせたく、出版社を通じて連絡を取ったのだという。

    ル・グウィンといえば、の代表作「ゲド戦記」は幼いころから存在は知っているが手が伸びなかった作品。これを機に読んでみようかな。

  • かわいい4匹の、それも羽を持った猫ちゃんのお話。
    力を合わせて生きていく姿にほのぼのします。
    猫好き村上春樹が翻訳している、シリーズ1冊目。
    子猫が human being を human bean に言い間違えるシーン。こういう翻訳は難しいと思うけど「いんげん」とは、さすが!音が「にんげん」に似ていて豆!

  • 村上春樹訳。絵本。
    とても穏やかな物語。
    大人が読んでも癒される。

  • ル=グウィンと村上春樹の組み合わせに手を出した本です。翼を持つ猫のきょうだいたちの物語。何故猫に翼が? ということもスルリと書いてあるのが、すごいなと思わされますね。これもひとつの個性というところでしょうか。イラストも含めて素敵な作品です。

  • なごみます。
    人生の縮図?

  • 前々から気になっていたシリーズの第一巻。<br>
    何処でもこの巻が売り切れてて、今回ようやく巡り会えました。<br>
    <br>
    うーん、流石に可愛いよなあ。<br>
    猫に羽根を生やしちゃうだなんてそんな、反則だと思う。<br>
    しかもそれがまた可愛いからもう!<br>
    村上さん訳ということで、やさしくすんなり読めました。<br>
    早く次巻に手を伸ばしたいです。

  • 大人向けかなと思ったけど息子も気入りました。甘すぎないファンタジー。

  • 表紙だけで買い。

著者プロフィール

1929年10月21日-2018年1月22日
ル=グウィン、ル=グインとも表記される。1929年、アメリカのカリフォルニア州バークレー生まれ。1958年頃から著作活動を始め、1962年短編「四月は巴里」で作家としてデビュー。1969年の長編『闇の左手』でヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。1974年『所有せざる人々』でもヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。通算で、ヒューゴー賞は5度、ネビュラ賞は6度受賞している。またローカス賞も19回受賞。ほか、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ニューベリー・オナー・ブック賞、全米図書賞児童文学部門、Lewis Carroll Shelf Awardフェニックス賞・オナー賞、世界幻想文学大賞なども受賞。

代表作『ゲド戦記』シリーズは、スタジオジブリによって日本で映画化された。

アーシュラ・K.ル・グウィンの作品

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