帰ってきた空飛び猫

  • 131人登録
  • 3.61評価
    • (18)
    • (10)
    • (40)
    • (3)
    • (0)
  • 14レビュー
制作 : S.D. シンドラー  Ursula K. Le Guin  S.D. Schindler  村上 春樹 
  • 講談社 (1993年11月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (60ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062058810

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
アーシュラ・K....
村上 春樹
村上 春樹
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

帰ってきた空飛び猫の感想・レビュー・書評

  • 冒頭の、納屋の屋根裏の壁の穴からシナモン色の鼻を出し
    ふわふわの翼で外へと飛び出してくる空飛び猫たちの、なんという可愛らしさ!
    もしも我が家に居ついてくれるなら、壁に穴の5こや6こ・・・
    いやいや、1ダースくらいは平気で開けてしまうのに♪

    猫好きの優しい兄妹、ハンクとスーザンに匿われた4ひきですが
    幸せながらも、やっぱりそこは子猫、お母さんが恋しくて
    お母さんに会いにいくか、がまんするかで兄弟会議するのが微笑ましくて。

    おっとりさんで甘えん坊のジェームズと、ちびでも行動力のあるハリエットが
    「お母さんに会いにいっちゃおう」派、
    現実的でしっかりもののセルマと、賢くて冷静なロジャーは
    「会いたいけどがまんしよう」派、というのには、なるほどね、と頷いてしまいます。

    都会に舞い戻ったジェームズとハリエットが巡り会った妹猫ジェーンが
    たったふた言しゃべれるのが「Me!」と「Hate!」で
    直訳すると「わたし!」と「イヤ!」というあたりがいかにも猫らしく、

    若くはなくなったタビー・ジェーンお母さんが、自由気儘な野良猫生活を捨て
    鍵のかかったペントハウスで人間に飼われる穏やかな生活を選ぶエピソードにも
    猫をこよなく愛するアーシュラ・K・ル=グウィンの温かいまなざしが感じられます。

    そして、あとがきで村上春樹さんが書いてくれた
    正しいか正しくないか、役にたつかたたないかなんてどうでもよくて
    「ファンタジーはあなた一人に向かって開いたり閉じたりする窓なのだ」
    という言葉が、なんだか涙ぐんでしまうくらいうれしくて

    空飛び猫たちが「丘の上農場」を帰る場所として選んだように、
    私にとっても、疲れたとき、さみしいときには
    ファンタジーという、やさしく温かい「帰る場所」があるんだ、と素直に思えたのでした。
    素敵な本です。

  • 羽根の付いた縞猫ちゃんたち、安全な場所を見つけたのにやっぱりお母さんが恋しくなってまた街へと旅に出てしまいます。

    そしてやはり羽根のある小さな妹に会うことに。

    このお母さん猫の子供を思うがゆえの突き放し、子離れぶりに感心。
    そしてやっぱり絵がいいですね~。

  • シリーズ二作目。
    可愛いよぅ…
    しかもいい話。

  • 声に出すとしあわせな気分になる、空飛び猫シリーズの第二弾。

    ファンタジーって、そうであってほしい現実の姿だと思っていた。ひとりひとりが違うように、それぞれが望む現実の姿も違う。だから、好きなファンタジーと、そうでないファンタジーがあるのか。

    作業員たちの会話がやけによかった。明日の朝ご飯は、ハムのサンドイッチとピクルスにしよう。

  • 相変わらずかわいい。村上春樹の訳注とあとがきがおもしろい。

  • きっとネコ好きな人はこんな想像(ネコに翼があったら??)をするんだろうな。と思いながら読んだら微笑ましかった。

  • 前作「空飛び猫」に続く第二弾。

    母猫のもとを離れた兄弟猫が、
    母のいる都会の裏町のゴミ捨て場へ里帰りする話。

    街へ帰ってみると、様子が変わっていて、母がどこにいるかわからない。母をさがして…という設定だと、湿っぽい感じになりそうだが、
    猫たちの飛ぶ姿がちょっとした冒険をしている感じで楽しそう。
    冷たい都会の中でも生き生きとして空飛び猫は自由なのだ。

    驚いたことに母親を探しているうちにまだ幼い妹を見つけ、
    さらに驚いたことにその妹は父親違い。
    前作で、翼があるのは父親の遺伝子かもしれないと
    母猫が言っていたのに違った。
    この作でも父親は登場しないし、
    父親はあまり重要でないのかもしれない。

    小さな妹は母親のもとを離れ、
    兄弟たちの暮らす田舎へ行くことになる。

    別れなのに湿っぽい感じにならないのは、
    猫たちが楽しそうに飛び、
    成長していく猫たちの様子が描かれているからだろう。

    母、子どもたちそれぞれが「やさしい手」を見つけ、
    安心安心の一作。

    空飛び猫は4匹。妹猫が加わり兄弟5匹になった。
    兄弟っていいな。

  • 空飛び猫シリーズ第2作目。
    2匹の猫が母のもとへ帰る話。
    新しい猫が加わる。

  • 黒ねこが…かわいい…!警戒してる様子が見えるよう。
    異父きょうだいなのになんなく「わたしたちの妹」と受け入れられることに少しびっくり。ねこの世界だからかなぁ。

  • 村上春樹が翻訳したル=グウィンの原作の、翼を持った猫のお話。「空飛び猫」の続編。「空飛び猫」を読んでいない人でも楽しめる。猫に翼がある、というびっくりな設定もものすごいけど、行動は普通の猫と同じだし、猫の好きな人にはかなり受ける内容だと思います。お母さん猫(翼がない。これは「空飛び猫」を読まないと)に会いに行くハリエットとジェームズが、やはり翼を持った子猫を見つけ、更にお母さん猫にも再会します。ちょっとうるっと来ました。【2007年3月8日読了】

  • お母さんに会いに都会へ戻ったら、妹を拾った!黒猫カワイイ!

  • ジェームズとハリエットは、お母さんを探しに故郷へ。そこでふたりが出会ったのは?!かわいい空飛び猫の続編です♪

  • 一巻目の空飛び猫ではまったあなたにおすすめする。

    ヒィー!ヒィー!(原文でhate!)
    嫌い!嫌い!

    果たしてお母さんは見つかるのでしょうか

全14件中 1 - 14件を表示

帰ってきた空飛び猫を本棚に「読みたい」で登録しているひと

帰ってきた空飛び猫を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

帰ってきた空飛び猫を本棚に「積読」で登録しているひと

帰ってきた空飛び猫の作品紹介

ひとまわり大きくなった空飛び猫たちの新たな冒険。ちっちゃなもうひとりの仲間を加えて。

ツイートする