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みんなの感想・レビュー・書評
中古で購入しました。
そして私の読んだ初の遠藤周作氏の作品。
舞台はインド。
登場人物の描写よりも、内容がスピリチュアルで、しかもそれでいて自然な流れ。
何度も何度も読んでみたい、読むたびに違う印象を残す作品。
深い。本当に深いです。
記憶にも残るし、すごく自分に訴えかけてくる一冊。
本が自分に語り掛けてくる。
自分が求めている答えのヒントが隠されていると思える大切な本。
ちょうど自分が癌と分かっていた頃に読んでいた作品なので
生と死、宗教観…。
時々無性に読みたくなる。
私の中で秀作というのは、読んだ後も何年経っても忘れられない本
まさにそれが、この本。
これは私に語りかけてくる本で
私がこの内容の本質を理解できないという理由で☆4つ
もっと自分自身の読解力がほしいな。
どうも一度読んだらしい。全然ラストを覚えてなかったし、本作にない磯辺が探し出した少女の手を取るシーンとかなんだか頭にあったりしたが(^^)
前に読んだときと心の残り方がかわるだろう。ひどく共感するところが大きかった。
遠藤周作のスタンスはずっと変わらない。日本人の身の丈に合う神を探し続けている。自分の神を探すことは是であり、ヨーロッパのカトリックがすべてではないと言い続けている。
けれど、彼は作家。故に、それを物語に織り込む。登場人物の誰も彼もが身に沁みるのは、私も年をとったからか?
学生の頃から宗教を考え、考えすぎて、距離をおき、やっと、今では私もガンガーに辿りつくような気がする。
興味からでなく、いつかは心がインドに呼ばれそうだ。
テーマは宗教。 作者もキリスト教徒らしいけど、西洋的なキリスト教を「大津」という人間を代弁者として、批判したかったのかなー、と思う。 んで、舞台はインド。 いろんなものが混沌とするこの国で、人の生死であったり、運命であったり、生きるということそのもであったり・・・ 様々な登場人物がそれぞれ違ったドラマを背負ってこの地を訪れ、人の存在意義を確かめる。 けど、これ、インドで... 続きを読む »
同じ想いでも、表し方が違うと分かり合えないのだろうか
例えば神様を信じる想いは同じでも、違う神様を信じている人たちは互いをわかり合うことは出来ないのだろうか
派閥だとか、国境だとか、人種だとか、
人を愛する気持ちは一緒でも、これらが違うと争わなければならないのか?
同じ、人間なのに?
それなら、神様はどこにいるというの?
心が何度も締め付けられて、それでも一気に読み終えてしまうこの本は、ただ、ただ、愛しい。
どうして今まで出会わなかったのだろうと悔やんでしまう、それ程凄い。
決して綺麗ではないけれど、何度でも読みたい。
3年前、知人に薦められて読んだ本。
いつかガンジス川へとずっと考えていたことが
先月ついに実現し、物語の舞台を実際に見ることができた。
しかし描写されているような、1日100人
のたれ死にというのような死の風景は見られなかった。
すでに過去の話なのかもしれない
帰国後、久しぶりに再読。
読むのがつらいほどの話があったことを思い出した
「人は愛よりも憎しみによって結ばれる。
人間の連帯は愛ではなく共通の敵を作ることで可能になる」という文が印象に残った。
そうか同じ宗教のひとびとの結束が強くなるのは、
違う宗教という共通の敵がいるからなのだ。
現在の世界の構図はまさにこのとおり
遠藤周作著『深い河』読了。
徹夜で読んでしまうほどの名作。インドのバラナシ、ガンジス川が舞台の小説。 対立するモノ全てが混在し共存してるのがバラナシ。生と死。清浄と不潔。神聖と卑猥。慈悲と残忍。そしてそれらすべてを受け入れるのが神聖な河、ガンジス川。 あぁ。考えさせられる名作だ。
中学生のとき、友人と交換日記をしてて。 どういう話の流れかは忘れてしまったけど、 神様がいるか、という話になった。 私はたしか、そこかしこに神様はいるんだと思う、 というようなことを書いた。 すると、友人は、 良いことがあると「ありがとう神様」なんて祈る気持ちがわからない、 というニュアンスのことを書いていた。 感性の違いといえばそれまで。 だけど、信じる信じないは個人の自由... 続きを読む »
2010.10.6
浜松に、来て、読み終わった。
今、自分が、読むべくして、読んだ本、何か、導かれたような本だと思った。
何度も何度も、母に勧められていたのに関わらず、『今』手にしたことに、意味があるのか。
深い深い本。
読む時の、年齢や、精神状態によって、感想が変わると思う。
それぞれが愛を求めてそれぞれが人生の意味を求めて母なる河にたたずむ刻(とき)。人生の岐路で死を見た人々が、過去の重荷を心の奥にかかえながら、深い河のほとりに立ち何を思うのか。神の愛と人生の神秘を問う、著者渾身の感動的作品。純文学書下し。
第35回毎日芸術賞受賞
導入からは、夫婦の最期までの軌跡を辿る物語かと思った。
読み進めていくうちに人物が増えていって、ああ自分の想像力は乏しいな、と思った。
終わり方が気に入らない。消化不良なラスト。そういう演出なのかもしれないけど。
高校の図書館で初めて借りた一冊です。
伝えようとしている内容はいいんだけど、登場人物を駒の様に扱う描写の仕方が気に入らなかった。
最初の方は、愛についてとても感動した。
おもには宗教の話。
日本にはない海外の宗教中心の生活。
とても勉強になる。
言葉でうまく説明は出来ないけど、なんだか深かったなぁ。
重いというか…。
やっぱり最近の小説は軽いのか。
読みごたえの差が歴然。
読んでて、ここまで共感できる本はない!
私も近い宗教観を持っていることに気づいた。
もし住むなら、時にかっちりしすぎているフランスより多重人格を受け入れてくれる、混沌としているインドの方がいいな。
インドに行くのに向けて読んだもの。
それなりに面白いし、インドの状況を感じることはできたけど、物語としてはすっきりしない終わり方であんまり好みではない。
生活と人生が違うことがわかった。
人生を豊かにするために生活する?
生活することに何の意味がある?
結局人生に関わる人は本当に少ないんだ。
さぁ、沐浴しよう。

インドへ行くツアー客を通じて、それぞれの哀しみや死を静かに描いている。哀しみを河底深く埋め隠しても、河の流れが土砂を押し流して悲しみをあらわにしていく。





