- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062063425
感想・レビュー・書評
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信仰。
三條ってのがほんとに最低!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3年前、知人に薦められて読んだ本。
いつかガンジス川へとずっと考えていたことが
先月ついに実現し、物語の舞台を実際に見ることができた。
しかし描写されているような、1日100人
のたれ死にというのような死の風景は見られなかった。
すでに過去の話なのかもしれない
帰国後、久しぶりに再読。
読むのがつらいほどの話があったことを思い出した
「人は愛よりも憎しみによって結ばれる。
人間の連帯は愛ではなく共通の敵を作ることで可能になる」という文が印象に残った。
そうか同じ宗教のひとびとの結束が強くなるのは、
違う宗教という共通の敵がいるからなのだ。
現在の世界の構図はまさにこのとおり -
学生時代に読んでから、数十年ぶりに図書館で手に取り、再読してみました。
何度も涙が出そうになる場面があってこらえるのが大変でした。。
遠藤周作さんならではの、深い深い宗教観と、決してこれが正しいと押しつけることなく、読者にそっと悩み打ち明けてくれているような、そんな深い深い本です。
一つ、女性の言葉遣いに違和感を感じ、発行年をあらためると1993年。あら、その時代って、「わたくし、~ですわ。」って言ってましたっけね。。。?? -
インド後に読みました。
衝撃の終わり方だった!
愛を求めて、人生の意味を求めてインドへと向かう人々。
自らの生きてきた時間をふり仰ぎ、母なる河ガンジスのほとりにたたずむとき、大いなる水の流れは人間たちを次の世に運ぶように包みこむ。
人と人のふれ合いの声を力強い沈黙で受けとめ河は流れる。 -
遠藤周作さんの本は、エッセイしか読んだことがありませんでした。敬虔なキリスト教信者であることしか知りませんでした。何だか重いなあと感じました。何度か読み返したいという気分です。
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著者闘病経験との渾身の一作。沈んだ序盤から心震わされる。キリスト教作家.多視点のバラードと祈りの文学。
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どうも一度読んだらしい。全然ラストを覚えてなかったし、本作にない磯辺が探し出した少女の手を取るシーンとかなんだか頭にあったりしたが(^^)
前に読んだときと心の残り方がかわるだろう。ひどく共感するところが大きかった。
遠藤周作のスタンスはずっと変わらない。日本人の身の丈に合う神を探し続けている。自分の神を探すことは是であり、ヨーロッパのカトリックがすべてではないと言い続けている。
けれど、彼は作家。故に、それを物語に織り込む。登場人物の誰も彼もが身に沁みるのは、私も年をとったからか?
学生の頃から宗教を考え、考えすぎて、距離をおき、やっと、今では私もガンガーに辿りつくような気がする。
興味からでなく、いつかは心がインドに呼ばれそうだ。 -
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先日世界記憶遺産に申請されたというニュースを聞いて『侍』を読み返しているところです。次はこれを読んでみますね。先日世界記憶遺産に申請されたというニュースを聞いて『侍』を読み返しているところです。次はこれを読んでみますね。2012/03/10
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ずしーんと深い話でした。