- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062070690
作品紹介・あらすじ
ヒトと寄生虫がおりなす超・おもしろメディカルエッセイ。
感想・レビュー・書評
-
かいちゅう学の元祖本。
著者のひょうひょうな態度、でもポイントの部分は非常に真面目の
姿勢がヒーローな感じ。
本書は1994年刊行。
あれから、どれだけ内容が進歩・改善されているか分からないが
気になったポイント。
猫の糞が感染ルートのトキソプラズマ。日本人の約20%は既に
感染している。でもほとんどは症状が出ない類の感染であること。
アライグマには、ほぼ間違いなくカイチュウがあるので感染注意。
そして、何よりもキセイチュウを持っている人は花粉症にはならない、
という主張。
キセイチュウに感染した人はアレルギー反応の元である抗体が
大量につくられる。ここに花粉が入り込んできても、すでに多量の
抗体をもっているので新たなアレルギー反応が起きないという主張。
(通常の人は、抗体の量が少ないのでアレルギー反応を起こしてしまう)。
これが本当であるならば、是非、無害なキセイチュウを私は体内に
飼いたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
題名も作者も見ないで亀谷先生の本だと思って読み始めたら、亀谷先生の本に出てきた藤田というおかしな先生の本でした失礼しました。藤田先生のこの本にも亀谷というおかしな先生の話がちょろっと出てきました。寄生虫学者の先生は純粋で穏やかな方が多いそうです。確かに本を読むと穏やかな気持ちが流れてきます。
……こどもとおとなの違いって、何だろう -
※※まあ読まんでも特段の損失は無い本だと思います(;_;)
ピカチュウならぬカイチュウ。でもしかし要するに生で食わなきゃだいじょぶ!ってことだから、みんな安心せい。けんどまあ特に淡水魚のナマは危険な様子なので厳に謹んだ方が良い・・・らしいw。
んで、わたしわ鯉のあらいとか、ナマのどじょうとか、マスの刺し身とかを特に好んで食べるわけでは無いのでまあ大丈夫。
しかしわたしら小学生の頃は「虫下し」という薬がまぢでそこいらに 毎度 っとあって、それを飲んだと云うか、学校からの厳重指導で生徒全員が飲まされた事をよぉく覚えてもいるのである。飲んだ結果は幸いにもあまり覚えていないが(´・ω・`)
あ、それから最近でわ有機栽培の野菜ちゅーのが尤も危ないらしいのでお気をつけくだされ。
ところで当節、サナダムシを体内で飼うとそれが栄養分を奪い取ってくれてしこたまいっぱい満腹食べても痩せることが出来る、云わば「サナダ痩せ虫」なのだというのんがまことしやかに語られることがあるらしいが、わたしら真摯な技術屋にしてみりゃそんなとんでもない冗談はよせ!である。
同じ体内に飼っている虫に栄養を分け与えたって痩せる=体重が減るわきゃねえだろが。
あんたそれ気のせいだよ。注意せよ。m(_~_)m(すまぬw) -
1997年 読
2014年4月 引越しを機に廃却 -
実体験を元に書かれている。文章も読みやすく、面白い。著者自身もユニークな人物なんだろうな。
第一章のインドネシアにて人糞を採集する箇所、最高 -
亡き母が生前買った本。
面白気持悪かった。
やっぱり、寄生虫にそんなに好意はいだけないな。
だって、ね、体の中でぐにゃぐにゃされている、と想像すると、気持悪いもの。
血管の中を虫が走る(泳ぐ?)なんて、恐いもの。
ごめんね、カイチュウたち。
できれば、君たちを気にしない他をあたってください。 -
ちょっとした寄生虫ブームを作った本。
本書に出てる寄生虫でアレルギーが治るかも、という仮設は現在ほぼ否定されている。 -
「笑うカイチュウ」
著者 藤田紘一郎 出版 講談社
p62より引用
“寄生虫が僕達に語る教訓かもしれない。”
寄生虫学者である著者による、
寄生虫と人間とのかかわり等について書かれたエッセイ集。
カイチュウの卵の分布状況を調べるのに、
ネコやイヌのフンを拾って回ることから、
グルメ食による寄生虫感染症まで。
上記の引用は、
生殖だけに生きる様になった寄生虫達の、
雄の運命についての一文。
今以上に遺伝情報が解明され複製が出来るようになると、
人間の男性もこの様になるのでしょうか?
食事前後に読むことは避けたほうがいい一冊です。 -
寄生虫博士奮闘記エッセイ。
例の、サナダムシさんをおなかで飼っているおかしな教授です。
爆裂ヒットを飛ばした『笑うカイチュウ』と、その続編『空飛ぶ寄生虫』。
寄生虫患者が近年急増している事実とその原因を考察。2冊とも面白いけれど、少々かぶった印象は受けます。
一般の人があまり知らないような、でも実は身近な寄生虫に関する知識を、中学生でも読める文章で面白おかしく書いているところが魅力的。
そんなに重い本ではありませんでしたが、電車で読むときはカバーをしないと、ワタクシのように、見知らぬ美女軍団に横目で見られたりするかもしれません。 -
看護学生の頃、友人同士で企画した「目黒の寄生虫博物館見学の後で美味しくうどんを食べませうツアー」の際、館内にあったサイン本を購入。