童貞

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著者 : 酒見賢一
  • 講談社 (1995年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062073806

童貞の感想・レビュー・書評

  • ファンの酒見賢一語りを聞いているうちに読みたくなって初挑戦。主人公の名前がカタカナなのは、まだ漢字が存在していなかったから!

    たまたま母系社会について別件で調べていたところだったのもあって、とても面白かった。タイトルは人に言いづらいが(「何読んでるの?」「どうていって本」「どうていって?」「どうていのどうてい!」という会話が目に浮かぶ)、読んでいくにつれシャのシィのユウは童貞でなければならなかったのだ、と分かる。

    引用箇所の、儀式の後で「しかし、男には歌も踊りも与えられないのである。」という短い文章に、古代の人々にとって歌と踊りがどれほどの娯楽であったか、それを許されない立場とはどんなものであるかを盛り込む手腕にほうっとため息が出た。
    この本に出てくるユウの邑(村)シャの女たちは本当に女性らしくいやらしく、それを求めないことでユウは超然と孤立する。それからこうなってああなって、最後に(作者蛇足)を挟んで(完)の文字で終わる。
    いいお話を読ませて頂きました。

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