EQ~こころの知能指数

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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062080484

作品紹介・あらすじ

社会で成功するためにはIQでなく、EQだ。人の真の能力はIQではわからない。全米で36週間連続ベストセラー。教育、家庭、仕事の常識をくつがえす画期的な本。

感想・レビュー・書評

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  • 楽観主義は、目標を達成するために努力し続ける力になる
    不安は知性の働きを阻害する
    他人に共感するには、その人が出す微妙な感情のサインを情動の脳で受け止めて模倣できるだけの平静さと受容性が必要

  • <医学部・匿名者さんからのおすすめ 投稿日 2020/10/30>
    知的好奇心をくすぐる本や、教養の涵養に役立つ本で私が人にお勧めできる本は多くありますが、本書は、私を含めて多くの人が悩みがちな「人間関係」を円滑にするために必要な心構えについて脳科学的視点も交えて説いているという点で有益だと思いました。IQ以上に大切なのはEQであるということを示唆しています。本書を通読して、古の言葉にあるように「心は何物にも勝って不実であり必死になる」という言葉が思い出されました。
    偏差値やIQの高さに意識が向きがちな医学生には示唆的な書籍だと思います。また、職場の安全向上にもEQは重要だと思います。

    福島医大蔵書検索
    https://www-lib.fmu.ac.jp/opac/ja/search?searchmode=complex&target=local&isbn=4062080486

  • 時間かかったけどなんとか読み終わった、、、興味深いけど、まぁそうだろうなーという内容をひたすら長々証拠を並べて書かれてる印象、社会学系の本にありがちな構成やね。思うに格差が大きく、犯罪が銃のせいで悲惨なことになりがちな彼の国ならではの着眼点な気がします。ただ、それでも子育ての日々で子供の感情・情動に寄り添うことが日常な今、自戒の意味を込めてEQの重要さは頭に置いておこうと思います。EQ高い方が幸せ度も高い、というのは至極納得できるので、そんな子に育ってくれたら良いな、と。

    あとやっぱり銃社会はあかんね。

  • 4-06-208048-6
    C0037P2000E.

    EQ~こころの知能指数

    1996年7月24にち 第1刷発行
    1996年10月25にち 第11刷発行
    著者:ダニエル・ゴールマン
    訳者:土屋京子(つちや きょうこ)
    発行所:株式会社講談社

  • 昔読んだ本を読み返す。自身の志や倫理観を養うことなど心を振り返る機会があった中で読むと改めてこのEQというものの大切さが理解できた。人はIQといういわゆる知能面ではなく、EQという心情面の方が社会で人と協働していく上で最も有効な能力である。

    学びメモ
    ・人間の能力の差は、自制、熱意、忍耐、意欲などを含めた心の知能指数による。
    ・考え方として、人には2種類の知性がある、考える知性と感じる知性。この両方の知性のバランスが大事。
    ・心の知能指数とは、自分自身を動機付け、挫折してもしぶとく頑張れる能力のこと、衝動をコントロールし、快楽を我慢できる能力のこと、自分の気分をうまく整え、感情の乱れに思考力を阻害されない能力のこと、他人に共感でき、希望を維持できる能力のこと。
    ・EQに関する基本定義は、自分自身の情動を知る、感情を制御する、自分を動機付ける、他人の感情を認識する、人間関係をうまく処理する
    ・怒りを沈める方法、一つは怒りの発端となった理由をもう一度問い直してみる方法、もう一つはさらなる怒りを喚起する要因のない環境に身を移して急増したアドレナリンのほとぼりが冷めるまで待つ方法、がある

    まずは、自分の感情を賢く操縦する方法を知らなくてはいけない。それが大事である。

  • 感情が知性に対して複雑に影響しているらしい。
    それを理解するためには、自分の感情を理解してじっくり考えることが必要になる。
    特に怒りはじっくり考える余裕を奪って激情のまま行動してしまいたくなることからやっかいだ。
    細かいことでいちいちイライラする自分にはまず自分がイライラしていることに気付き、なぜ苛立ちを感じるのかを考えるところから順に始めてみたい。

  • 私は以前から心に関することに興味があったので、この本の内容はとても興味深いものだった。初めのあたりに書かれていた、脳の作りに関する部分は私にとっては難しかったが、それ以降の内容はだいたい理解できたと思う。心が情動に支配されそうになった時に、まずは相手の立場に立って考えることが大切であること、悲観的になりすぎることは自らの将来を狂わしかねないことなどが印象的な内容だった。自分の未熟さを指摘されるようで、とても新鮮な気持ちで読めた。新しい視点が科学的に述べられていて、面白かった。

  • EQの提唱者の本。EQは、自己認識、感情の制御、自分の動機付け、共感、社会的知性などの要素によって構成される。また、EQとIQは対立する概念ではなく、相関する概念である。若者への情動教育が重要である。

  • 参考図書

  • 近藤剛先生 おすすめ
    9【専門】141.6-G/141.6-T

    ★ブックリストのコメント
    人生に成功するかどうかを決めるのは、IQではなくEQ(こころの知能指数)らしい。心理学博士ゴールマンの提唱した「EQ」。人の能力はIQでは測れない、本当の頭のよさとは何か、をわかりやすく解説した必見の著。

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著者プロフィール

作家/コンサルタント
ハーバード大学大学院で心理学の博士号を取得。ハーバード大学で教鞭をとったのち、「サイコロジー・トゥデー」誌のシニア・エディターを9年間務める。1984年からは「ニューヨーク・タイムズ」紙で主に行動心理学について寄稿。1995年に発表した『EQ こころの知能指数』は全世界500万部(日本でも80万部)の大ベストセラーを記録した。

「2017年 『FOCUS(フォーカス) 集中力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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