少年H 上巻

著者 :
  • 講談社
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062081993

感想・レビュー・書評

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  • 以前映画を観たけれど読んだことがなかった「少年H」をやっと読み始めました。妹尾少年の目で見る戦時中、戦後の情景が良いことも悪いことも活き活きと描かれている。

    この本には批判的な見方をする人も多いと聞きました。特に、同じ時代を生き抜いてきた人の中には「そうじゃなかった」「自分はこんな風に感じなかった」と思う人もいて当然だと思います。同じ戦争を前にしても思うことは人それぞれ違うし。

    でも私はこの本好きだなぁ。飾らない言葉で書かれた文章から、当時の神戸の様子、子供たちの様子がよく分かるから。下巻も楽しみです。

  • 2020年一冊目の読了。
    「海の子」が好き。

  • 再読。
    なんとなくホンワカしたお話の記憶しかなかったのだが、年月が私を大人にしてくれたんだろうなぁと感じながら読み進める。
    下巻に続く。

  • この書籍は、作者でもある「妹尾河童」の半生の日記風自叙伝です。
    この上巻では、小学生の頃から兵隊入隊までの話です。

  • '99.10図書館で借りて読了。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】913.6||S
    【資料ID】19609655

  • 少年視点での戦時中の様子が、生き生きと描かれている。
    わかりやすい。

  • 第二次世界大戦前後の神戸、少年Hを主人公とした物語ですが、自伝的小説なのでしょう。それにしては事細かで、第二次世界大戦を引き起こした状況がよくわかります。
    あの時代でクリスチャンはきっと大変だったろうと思うのですが、神戸という土地柄が他の地域よりも外国人が多いことが少し違った状況だったのではと思います。

  • 面白かった〜

    知ってるようで知らなかった戦前戦中戦後のいろいろ

  • 戦争が始まる前からの話。
    好奇心旺盛な少年Hから見た日本が描かれている。
    両親がクリスチャンになったこと、戦争が始まり色々なことを我慢しなければならなくなったこと。
    そんな時代の様々なことがわかりやすく書かれている。

    2013.10.25

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著者プロフィール

妹尾河童
1930年神戸生まれ。グラフィック・デザイナーを経て、1954年、独学で舞台美術家としてデビュー。以来、演劇、オペラ、ミュージカルと幅広く活躍し、「紀伊國屋演劇賞」「サントリー音楽賞」など多数受賞する。また、エッセイストとしても、『河童が覗いたヨーロッパ』『河童が覗いたインド』などの大人気シリーズで知られている。著書多数。『少年H』は、著者初の自伝的小説で、毎日出版文化賞特別賞受賞作である。

「2013年 『少年H(下巻) (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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