子どものための哲学対話

  • 講談社
3.69
  • (39)
  • (49)
  • (59)
  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 397
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062087438

作品紹介・あらすじ

子どもは、考える葦である。

ぼくはなぜ、生まれてきたのか?
どうして勉強をしなくちゃいけないのか?
こまっている人を助けてはいけない?
うそをついてもいい?
元気が出ないとき、どうしたらいいか?
友だちなんていらない?
泣くから泣き虫なのか、泣き虫だから泣くのか?
地球はほんとうに丸い?
死んだらどうなる?

40の疑問をぼくと猫のペネトレが考える。

全国学校図書館協議会選定図書

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 子供向けを装った、本当は大人向けの哲学入門書!

  • まずは考えること。自分で考えてみること。そこから哲学が始まる?

  • 示唆に富んだ内容で、読み返すと理解が深まるやうに感じた。カントに一番興味なわいた

  • 大人になる前に読んでいたら、この本が自ら勉強を楽しんで進められるきっかけになっていたかもしれない。けれど子ども時代に読んでも腹落ちはしなかったかもしれない。意味ある人生を送れていないと感じてている今だからこそ、読んでみていろいろ考えることができた。人生の意味とか他人の評価を求めて生きてきたネクラからの脱却に一役買いそうな本でした。

  • ものは見えるから存在するのか、それとも存在するから見えるのか。死刑って実はパラドキシカルな制度だった? 私たちのものの見方ががらりと変わる快感を味わえる、全年齢対象の一冊。

  • 子どものためと書いてあるためなめてかかっていたが内容が深すぎる。
    ペネトレという猫とぼくの対話方式で語られる内容は、本質をついていると思う。ただ一読しただけだと頭に?が浮かんだので、二度三度内容を読んでいき自分はどう考えるかと問いかけたい。

  • 読み始めたら止まらなくなった

    何度も読み直したいと思った

    一回では全ての意味が腑に落ちない気がして
    なんだかモヤモヤした部分がある

    一つ一つを噛み砕いて
    自分なりの答えを見つけていきたいと思った

  • 小学生の時に出会って、まったく意味がわからなくて、そんなに読み返していないのに、内容はずっと離れずにいて私の中の重要な部分を占めている本。もはや呪いの書。

  • 面白くて一気読み。大人でも哲学入門として良いのでは。

  • 1回読んだだけではわからないことだらけ。子どもにも読ませてみたけど、すぐに「難しい」とやめてしまった。
    2回目でちょっとずつ納得できるところが出てきた。自分に当てはまるなと思うところもあり、わかってくると面白かった。

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1951年生まれ. 専攻, 哲学・倫理学. 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位所得. 現在, 日本大学文理学部教授.
著作に, 『〈私〉の存在の比類なさ』(勁草書房, のち講談社学術文庫),『転校生とブラックジャック──独在性をめぐるセミナー』(岩波書店, のち岩波現代文庫), 『倫理とは何か──猫のインサイトの挑戦』(産業図書, のちちくま学芸文庫), 『私・今・そして神──開闢の哲学』(講談社現代新書), 『西田幾多郎──〈絶対無〉とは何か』(NHK出版), 『なぜ意識は実在しないのか』(岩波書店), 『ウィトゲンシュタインの誤診──『青色本』を掘り崩す』(ナカニシヤ出版), 『哲学の密かな闘い』『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎), 『存在と時間──哲学探究1』(文藝春秋), 『世界の独在論的存在構造──哲学探究2』(春秋社)ほかがある.

「2022年 『独自成類的人間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永井均の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
綿矢 りさ
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×