ふわふわ

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  • 講談社 (1998年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062092487

ふわふわの感想・レビュー・書評

  • 村上春樹と安西水丸がタッグを組んだ絵本。

    猫の毛のようにふんわりとしたイラスト。

    余分なものがすっかりと捨象された猫の絵は、たったこれだけの線で、それが「猫」だとわかっちゃうんだな、と思う。

    しかも猫の全体像は本の扉の部分にあるだけ。

    本文では上半身や下半身の一部のみが描かれている。

    でもそれらはみんな「ふわふわ」感がしっかりと表現されている。

    文章は、さすがわ、村上春樹。

    華美にきらきらした眩しさを控え、こちらは文章力で「ふわふわ」感を見事に表している。

    大人と子供と猫好きがいっしょに楽しめる1冊である。

  • 小学生の僕は年老いた雌猫が好き。
    緞通(だんつう)という名前の猫を飼っていたから。

    村上春樹らしい長ったらしい文章。
    大人向け。

  • 年老いた雌猫と、ぼくの話。猫が、猫の毛が教えてくれることは、ぼくにとって世界であり、空間であり、時間であり…

    「幸せとは温かくて柔らかいことであり、それはどこまでいっても、変わることはないんだというようなことーたとえば。」

  • 年老いた雌猫がどれほど癒される存在か、春樹流に描いた絵本。自分にも忘れられない老雌猫が居るので感情移入…猫好きは必読。

  • 村上春樹さんの絵本。「幸せとは温かくて柔らかいことであり、それはどこまでいっても、変わることはないんだというようなこと」を猫から学んだところがジーンと感動した!

  • 村上春樹の「ふわふわ」をイラストに翻訳するとこうなるのか、、

    と安西水丸さんのイラストレーターとしての考え方みえる。

    モチーフの選び方、構図、色の感じ。

    「猫の話なので、猫を描けばそれですむだろうが、

    ぼくのイラストレーターとしての役目はただ猫を描けば

    いいというわけではないのだ。猫などを描くのは簡単だ。

    しかしぼくが表現しなければならないのは、”ふわふわ”なのだ」

    結果、猫の全体を描くのではなく、ページ毎に猫の部分を

    描くことにした。

  • 幸せとは温かく柔らかいことであり、どこまでいっても変わることはないんだということを、年老いたおおきな雌猫から教えられた「ぼく」。
    「長いあいだ使われていなかった広い風呂場のような午後」‥、「できたての地球みたいに」‥、「秘密をかかえたほそい銀色の魚たちのように」‥、などなど、村上春樹さんのクオリティの高い比喩がキラキラした輝きを放っている文章を子ども達にも教えてあげたいです。
    大人が読んであげるなら、かなり小さい子でも「ふわふわ」のニュアンスは伝わると思います。
    定番の安西水丸さんとのコラボですが、ふわふわ感を伝えるなら、たとえば黒井健さんや林明子さんなどでも良かったかな‥と。

  • 猫の登場する絵本。
    でもよくありがち(やたらかわいい子猫、猫が死ぬ、恩返し等)な話ではない。
    すこしだけいい話。ぼんやり読むと、子供の下手な日記みたい。よくよく読むと、ちょっと心がほっとする。

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