ハリネズミの道

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062093132

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  • 20150102読了
    ドイツでの留学生活をもとにした小説エッセイみたいなもの?●シュパーゲルはむいた皮を茹で汁に入れて一緒に煮ればスープの出汁になる。皮を天日干しし、後日もどして使うこともできる。●時計で方位を知る方法!

  • ウィーン、ドイツへの著者の経験を生かしたある日本人女性の留学体験記。

    とても優しい口調で書かれていて読みやすい。でも日本人女性が主人公のはずなのに、突然そのドイツ人の友人の1人称になったりして不自然でした。
    でもなかなか主張できないとか、遠慮が美徳、とか日本人らしい行動をとっている彼女に親しみを感じた。

  • ドイツの大学学生寮を舞台に日本女性の留学生活を小説の形で綴ったもの。同時代にドイツ留学した者としては、そこに描写されている日本人がドイツで感じる驚き、違和感、戸惑いは「まさに!」という感じ。文章の一つ一つに「日本人が見たドイツ」が表されていて、無駄な文章は全くなく、良く構成されている。

    ただ、物語としては淡々としていて盛り上がりはなく、登場人物の口調がみな同じで単調である。どちらかというと説明的であると思った。

  • 主人公京はドイツへ留学。そこでの寮生活が描かれてるお話。
    習慣の違いなどに戸惑う主人公に、感情移入してしまう。

  • エッセイをフィクションにしたような、というかそうだと思いますが、そんなお話。ゆっくり読める本です。ぜひくるみ街道とご一緒に(続きです)。

  • '05.05.08

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著者プロフィール

東京都生まれ。学習院大学文学部ドイツ文学科卒業、同大学院修士課程修了。翻訳・通訳などの仕事をしながら十二年間ドイツに滞在。帰国後、『ハリネズミの道』でエッセイストとしてデビュー。著書に『うさぎの聞き耳』『動くとき、動くもの』『幸田家のきもの』『幸田家のことば』『きものめぐり 誰が袖わが袖』、小説『風はこぶ』や絵本の翻訳『リトル・ポーラ・ベア』シリーズなど。編著に『幸田文 老いの身じたく』「幸田文 生きかた指南」ほか。NHK放送用語委員。曾祖父の幸田露伴、祖母の幸田文、母の青木玉とつづく幸田家四代の文筆家。

「2022年 『オーライ ウトーリ ひなた猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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