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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
まず、行って名前がいい。
孝でもなく幸でもなく、行。
名前に惹かれました。
長編なので、最初の方は読み進めるのが辛かったですが、第2章から章を追うごとに止まらなくなりました。
身近に幹部海上自衛官がいるので、実際に護衛艦を見学したこともあったのですが、全編を通して書かれた専門的な細かい構造などは分からないことだらけ。
でも行・仙石と叛乱軍の駆け引き、叛乱軍の中亀裂の生じる様など、細かいこと抜きに楽しめました。
本を開くと、まず登場人物の数に驚かされる。その数36人。
名前を覚えるのが苦手な私は、大丈夫か・・?と不安になる数である。
しかしそんな心配は、文豪福井アニキの小説には無用なのだ!
一人一人の人物のキャラが濃すぎる。無駄な人物なんて一人もいない。これまでに、全ての登場人物に感情移入できる小説があっただろうか・・。
すごいのは、こんなに濃いキャラだらけなのに、ストーリーが決して薄くないことだ。スケールの大きいストーリーに、延べ30人を超える登場人物が、なんとも絶妙にコラボっている。
映画も良かったけど、本のほうが好き。
この本はもう読みすぎて、ここが好きさ!という箇所に付箋を付けすぎて、新品時代から比べ10g位重くなった。
小説としては、抜群にうまい。物語の展開、ディテールも文句なく面白いんだけど、ただ1点、思想的なこだわりが気になる(^_^;)。話は日本を舞台にした軍事的テロ事件が発生して、それに北朝鮮、アメリカがからんで・・・と言うようなものなんだけど、現在の日本はそういう事態に対応できる力を持っていないことが不必要に強調されてる気がして、そのあたりに作者の思想性というか政治性をどうしても感じてしまう。別に作者と... 続きを読む »
身勝手で、臆病で、放っておけばどこまでも自堕落になる。
あー、確かに。
自己防衛のために他者を罵るのって、簡単だわ。
自分の始末は自分でしないと。
最初、登場人物紹介を見て、多すぎる、と思ったのだが、それぞれの立場と背景を浮かび上がらせる描写がたっぷりで、事件が起きてからの展開のなかで、彼らの言葉や行動に、意味を感じる。どうなるのかな、と思いながら読み進めたところで、思いも寄らない展開があって、物語に引き込まれた。
設定に無理を感じる部分は少なく、平時の護衛艦の艦内生活、海の男たちの家族との絆は、このようなものなのだろうと想像できる。
物語の中で繰り出される台詞に作者の人間的深みを感じる。
こういう作品は、どのように組み立てられるのだろう。才能ある人間の大きな仕事をみせていただいた。
フィクション作品もいいものだ。
ミステリーやパニック要素なども満載のエンターテイメントな一作で、一気に読める作品でした。
全体的に如月行が超人すぎる気がして少し冷める部分がありましたが、イージス艦や自衛隊という舞台に魅力的な登場人物たちなど、「男とはこうあるべきだ!」という熱い理想を感じる一作でした。
自衛隊の職務やシステムなどとても詳しく描かれていたり、突拍子もない幸運やタフさなど、リアルとファンタジーのバランスがよく、物語に入り込みやすかったです。
文句なしに面白かった。
人物についてあれこれ推測しながらハラハラすること間違いなし。
みごとに騙されました!
何といっても如月行をはじめ登場人物が魅力的です。
信念をもって生きる男たちの格好よさは鳥肌モノ!
複雑に入り組んだ物語なので、是非時間のあるときに一気読みするのがお勧めです。
というか、一度読みだしたら止まらないので。笑
あくまでフィクションだけれど、今の世の中どこか背筋がうすら寒くなる内容で、読後あれこれ考えてしまいました。
圧倒的なシナリオ背景とキャラ造形の巧みさには敬意を表するが、最後の決戦の一方的なゲリラ展開にリアリティを感じる事ができず、結果的に作品全体にどうにも冷めた所感を抱いてしまった。大局的に素晴らしいのは分かるのだが、部分的なパーツが一度失われると、壮大なストーリーなだけにどうにも取り返しが付かなくなってしまう。気が向いたら再び読みなおそうと思います。
国を守ろうとする男たちの物語。深いテーマだがエンタテイメント要素も強く面白い。著者は武器や戦艦等を徹底的に調べており、細部にわたる描写もすばらしい。
男の、男による、男のための国粋(国粋主義ではない)&ロマン小説。ラスト付近の一シーンに、思わず目頭が熱くなった。この小説を本気で映画化するには、5時間位なきゃ。
再読。
…してみたら、ローズダストとだいぶまざって記憶していたことが判明。たぶんローレライともまざってる…。やっぱり手元に置かないとだめですねー。
もちろん、読めば結末までおおよそ思い出しましたが、それなのに読み始めたら止まらず一気に最後まで。その勢いのまま眠ってしまったので主人公如月行を夢にまで見る持っていかれよう。すごい本です。
福井晴敏作品は作家性…といいますか、作者が書かずにいられないモチーフがわっかりやすく出ていてそれも好きです。
ガンダムUCで特に印象に残ったせいで、今回見つけて気になったんですが、人災(暴行・略奪・虐殺)を重要人物のトラウマに用いるのはどんな意識の現われなんでしょう。
父親を殺めてしまった過去を持つ如月行。妻と娘に捨てられた先任伍長の仙石。息子を失った人望厚い幹部である宮津。三人の海上自衛官はそれぞれの事情で最新鋭のミサイル護衛艦「いそかぜ」に乗り込む。それは首都東京と一千万人の都民を人質にした大掛かりなテロの始まりでもあった。 国を護るとはどういうことか。戦争とは何か。 日米問題や北朝鮮問題を背景に、政治・国防・外交において現在の日本が抱える矛盾と問題... 続きを読む »
福井晴敏の最高傑作。割と厚い本だが一気に読んでしまった覚えがある。
設定的には前作「Twelve Y.O」の続編だが、ここから読んでも十分面白い。
川の深さは、Twelve.Y.Oに続く福井晴敏氏の三作目の作品。以前の作品からの設定を引き継いでいるのでファンにはニヤリとする場面も。またそれまでの作品を知らなくても、単品として十分楽しめます。
最新鋭のイージス艦を舞台に繰り広げられるサスペンス、そして中盤のどんでん返し。そこから続く怒涛の展開。まるでハリウッド映画を見ているような、スケールのでかいお話。その中で、微力ながら命をかけて奮闘するおっさん達が熱くてかっこいい。
……映画版?なにそれおいしいの?
長っ!
専門用語、多っ!
自衛ってなんなんだろうとふと思った。
たしかに日本は平和ボケしてる。
日本推理作家協会賞(2000/53回)・日本冒険小説協会大賞(2000/18回)・大藪春彦賞(2000/2回)・吉川英治文学新人賞候補(2000/21回)
一気に読破した本。
重い荷を負った男たちの人間ドラマが最高!
ラストの宮津艦長と如月のくだりに感動しました。
専守防衛、それは世界に類を見ない自衛隊の基本方針。例え危なくなろうとも、先制攻撃は行わない。これと“憲法9条”をセットにし、日本は平和を保っているのだとよく言われる。しかし、果たしてそれだけで平和を保てるのか。そもそも、日本は平和なのか。そんな日本で起きた、未曾有のテロ事件。人質は、首都東京。祖国再生を目論む男の策略により、最強の楯であるイージス艦が日本に対し牙を剥く。「良く見ろ日本人、これが戦争だ」戦争とは何なのか、国とは何なのか、そして、平和とは何なのか。福井晴敏が送る、熱き男たちの物語。
(九工大 大学院生)
この人、めっちゃ成長したなぁ。
というのが第一声。デビュー作の『Twelve.Y.O』からこんな重厚冒険小説を書けるとはとても思いませんでした。途中すっごいグロいシーンもあるんだけど、これってどこかでありえるお話ですよね?まさに今中国とやり合ってるときに読んでしまったから妙なリアリティが。重くて濃くて、哀しい。この話にヒーローもヒロインもいません。完璧な探偵も出てきません。人間の書き方が正確すぎる。あとどうでもいいですが最初の登場人物の多さに3分ぐらい読むのやめようか悩みました。
真田 広之主演の映画から、原作が読みたくなった。
原作も面白い。あの大部を一気に読んだ。
しかし、海上自衛隊の全面協力の映画の圧倒感には、
悲しいかな一歩譲る感があり。
ちなみに原作では「某国工作員」の所属名が
しっかり書かれているが、映画版では「大人の事情で」伏せられている。
工作員の名前は「フォヨンファ」って
もろにそのまま書いているのに。(笑)
しかし、日の出ずる国の軍事組織の政治的しがらみは
知ってはいたが予想以上。
「先手必勝」の戦いの鉄則は、なかったことにされているのが
切なえ・・・・・・・。
何度も「うわっすげーな!」と言ってしまいました。
中盤のどんでんでは、まんまとドキッとさせられてしまいました。
トリックだけを見れば大したこと無いようにも思うのですが、そこまでの持って行き方が巧妙なのでしょうね。
【亡国のイージス】 福井晴敏さん アメリカがエネルギー研究、開発中に、偶然の産物として 生成された溶液「GUSOH(グソー)」。 この溶液は酸素と化合するとVXガスをしのぐ猛毒を発生させ、 ミサイルに搭載すると、驚異的な生物兵器として代用できる。 アメリカは「GUSOH」をトップシークレットとして、秘匿するが 北朝鮮工作員がコレを探知し、強奪した。。 * * * 日... 続きを読む »

津市安濃図書館。






