騙しも盗みも悪くないと思っている人たち

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制作 : Stanton E. Samenow  石山 鈴子 
  • 講談社 (1999年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062098830

騙しも盗みも悪くないと思っている人たちの感想・レビュー・書評

  • 古い本だし事例も少ないので断じ得ないが、犯罪者を何らかのトラウマの所為だとか育ちの所為だとかの「被害者扱い」するんではなく、「加害者」だとする、当然のことを主張する本。
    犯罪する奴はどんな裕福な家庭で親が素晴らしかろうと小さい頃から嘘をつき、誰でも利用し、自分で選択して悪いことをしてきた。誰かに強制されたんではなく、自分で万引きし、薬を売り、強盗し、レイプしてきた。貧しくって片親しかいないからってその子どもが全て犯罪に関わるようになる、そんなわけないし実際違ってる。
    アメリカでは犯罪が身近なためこういう犯罪心理学の本はよく売れるそうだが、犯罪者を理解し矯正するアプローチとして当たり前のことを、それこそ聖書に書かれているような昔から言われていることを、言っているだけなんだけど、逆に目新しいかもしれない。
    職業訓練やヒアリングで犯罪する人の意識が変るわけじゃない。同情するだけ犯罪者はこちらをまんまとのせてやった、と嘲笑うだけ。ヒアリングするだけ犯罪者が精神学に詳しくなるだけ、という皮肉は面白い。
    自己責任、という独自の概念がある日本は、だから犯罪が少ないのかも、と少し思いました。

  • 再読。
    この本出たのも随分前なんだなぁ。
    犯罪者には特有の考え方がある。
    親や環境や職や学校に恵まれないから犯罪者になるのではなく、犯罪をおかすような人はだいたいにおいて自分からそうしたものを重要視せず拒絶するのである。
    犯罪者は主に自らの判断に基づいて犯罪をおかすことを選んでいる。
    いま(当時)犯罪者の更生を目指して行われていることは成果を上げていない。学校で習うようなことを元にして犯罪者と接すると往々にして失敗する。
    …という著者の主張と、著者の師が実践していた犯罪者矯正の実例がひとつ紹介されている。
    まあ普通の読者にとっては「敵を知」るための本の一か。この職人的アプローチのその後はどうなっているんでしょうね。結局そんなに広まらなかったのかな。

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