共生虫

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著者 : 村上龍
  • 講談社 (2000年3月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062100274

共生虫の感想・レビュー・書評

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  • まず言えるのは秀逸である

    「主人公の男の世界」を書いたものであるということ

    語られるもの
    見えるもの
    通ずるもの
    それが全てであって全てではないのだ

    著書は時節表現上で生々しい言葉がみられるが
    これはあくまで「主人公の男の世界」なのである

    もし、このレビューを見て読む方がいたら
    全く別の角度から見る事が出来るので実に羨ましい

  • 寄生虫 寄生動物 細菌は単細胞分裂増殖 
    人間:地球
    細菌:ゾウ
    ウイルス:ネズミ
    ウィルスは非生物、細胞に寄生しないと生きていけない。
    風邪ウイルスにも抗生物質は効きません。

    ウィルス 遺伝子 コルテス アステカ 天然痘

  • ・・・ 星ゼロつ!

    おっと、村上龍の作品にわ、こんなにおもしろいのがあったのだ、という事が発見できてのっっけは嬉しい感じである。
    なんとなく『クリスタル』という本は読んだと思うが、後に村上春樹という同姓のへんてこな作家のせいで、いっしょに村上龍の方も読まなくなってしまったのだと思う。あとは、そうそう村上龍はテレヴィに少し出たりしたからかな。
    うーむそれにしてもこの本1ページあたりの文字の数が多い。凄く多い。全然改行なしで文章はドンドン繋がってつづく。当然読みやすくはないなぁ。

    いつも数冊の本をいっしょに読んでるいる。今回はそのうちの沢野ひとしさんの『花の雲』という本中の短編に「谷戸のアトリエ」というのを見つけていたので、この共生虫の中でも「谷戸」についての記述が時をほぼ同じくして現れたので少し驚いた。こういうことはめったに、いやまづ無いので。

    そしてP264に達した時に全ては終わった。そうです急に字が小さくなりすぎてもう読めないのです。
    村上春樹(わはは、わざとさ)はいったいなにを考えているのでしょうね。
    そういうわたしもこれでは全部読んだ上での感想文ではないことが見え見えだけど、いいのだこんなしょうもない本はこれで。

    すまなくもないわい、こんな本。

  • 興奮と恐怖。

  • 『五分後の世界』『ヒュウガ・ウィルス』とメーッセージ性がくっきりしているものを読んで、その後、私的にブランクがあり『共生虫』。

    前半は(死ぬ権利、淘汰する権利)を手に入れたウエハラという引きこもりが何かをやらかし、混沌とした世界を招くのかな・・・と予想しながら読んでいたのですが、途中、インターバイオが怪しい感じになってきてから(おやおや?)と言う感じに。
    ウエハラは取り憑かれたように、というか、いるかいないかわからない共生虫に突き動かされるように何かに邁進する。
    一歩一歩、自分の足場を確かめながら・・・。
    逆に、神気取りでウエハラを【操っていた】気になっていた、インターバイオの連中は、間抜けな顔でウエハラの元に、ビデオカメラを持って来て、殺されてしまう。

    インターバイオの連中が殺される場面ではストーリーの真意を離れ、ただ胸がスっととてしまった私は、まだまだ人間修行足らんな~と思ったり(;-_-) =3

    それにしてもこの小説は、私には主題が掴みきれなかった。
    後半、ウエハラが主張する【流れ】というのがちょっと分からなかったし、インターバイオの連中の人間関係やハナダの手記も、ちょっと掴みきれなかった。
    ただ言えることがあるとすれば、インターバイオの連中はネットであるとか、ハナダに至っては母親の言葉という、自分の経験外の、架空の世界によって自信を持ったり、振り回されていたりするような気がする。
    対比するようにウエハラは現実味の無い世界から飛び出し、全てを身体で感じる世界で生きる。
    やっぱり、そういうことなのかな?

    ただ、この小説、評価もちょっと低めですが、いろいろ読後に考えさせられたし、面白いことは面白かったのです。
    ですが・・・、なんか、もや~とした感じが胸に気持ち悪かったもんで<(; ^ ー^)。

    最後に・・・公園に集う人々を【無目的な吹き出物】との表現、村上龍先生らしいなぁなんて思ったり、ガスマスクや防護服が日本でも手に入るのか・・・なんて自分の足元の危うさを思ったり・・・ホント色々考えさせられました。

  • インターネット時代の怖さを感じた。

  • 村上龍を読みたくなって、いくつかの作品の冒頭を読み、とっつきやすそうだという理由で選んだ一冊。
    思えば私のように生まれた時からインターネットやパソコンが存在していた時代の人間には、こうした電話線でネットをつないでいた時代の情報特定のされやすさは知っておくべきであったと思われた。いや、この作品内におけるネットでの記述は本物かどうかすら怪しい。単なる脅しかもしれない。それにしてはやたらに具体的で、生々しかった。
    付随して言えることだが、全体的に嘘と真実の見分けがつかなくなる。ネットという画面の向こう側の世界と、ウエハラの視点を通して描かれる世界は非常に無味乾燥としていて、狂気に満ちている。行き当たりばったりに出会った人々を、殺そう、と思ったり、信用しよう、と思ったりと、彼の何かに対する依存らしきものは入れ換わりが激しく、一貫性がない。そして読者の視点からすればその一貫性のなさが貫かれていて、終始はらはらすることに違いはない。これを読んでいて一番よく書けてるな、と思ったのはウエハラが父の頭をバッドで割るシーンだ。臨終の父親に対して、常識からすれば考えもつかないような「防空壕」がどうだとかという話をする。その時点での彼には、目の前の死にそうな父親よりも、共生虫の手がかりかもしれない防空壕が大事だったわけである。この会話の作りに、背筋にぞくりとするものを感じた。
    この話には理屈も何もない。ただウエハラという引きこもりの破天荒な人物から見た世界がそのままに書かれているだけである、といえば分かりがいい。殺戮に至るまですら偶然の産物で、その行動や変わった世界の見え方を呆然と読みつくすしかない。個人的にはいわゆる狂人、が分かりやすく書かれていて面白かった。ただ、好みはかなり別れやすい作品だと思う。
    多分卒論にはこれを選ぶかと。時期に読み返すことになるので、再読したらまた感想を書こう。

  • 読んでいて心地のよい本では、まったくない。非現実的な世界が非常に現実的になる本。

  • 引きこもりの話。
    一度引きこもりと会話したが、
    救いようのないタイプって実際いて、私もどうしたらいいかわからない。

    この本にそのヒントが書いてあるかといったら逆だし、ひたすら絶望。
    もう一回読めと言われたら、悩む。
    これは漫画化とか、映像化したら逆に面白くなりそうだと思う。

  • 主人公が体験を通して認識を深めていくさまが面白い。
    ところどころに現実がちりばめられているからこそ、これが小説で良かったと思った。

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村上龍の作品

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共生虫の作品紹介

一人の引きこもりの青年が体内に共生虫を飼っている。…絶滅をプログラミングされた種は、共生虫の終宿主となる。ある種が自ら絶滅をプログラミングするということは、生態系の次の段階を準備するということでもある。例えば恐竜の絶滅は次の生命環境のために、つまり次代の全生物の共生のために不可欠だった。共生虫は、自ら絶滅をプログラミングした人類の、新しい希望とも言える。共生虫を体内に飼っている選ばれた人間は、殺人・殺戮と自殺の権利を神から委ねられているのである。

共生虫の文庫

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