天声美語

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著者 : 美輪明宏
  • 講談社 (2000年4月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062101813

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天声美語の感想・レビュー・書評

  • 〈本から〉
     知識の八方美人になれ。

    「正負の法則」

    シンプル・イズ・ワースト
    真のシンプルとは、殺風景とは違う

    中原淳一が教えてくれた美しく生きるということ

    人類は保護色の動物である
    その人が置かれている住環境、使用している小物類、
    普段の会話、読んでいる本や聴いている音楽などが、
    そのまま滋養となり、見えない膜となってその人を
    包んでいるのです。色なき色となりその人を包み込み、
    その「人となり」を如実に語っていくのです。

    世の中には目に見えるものと見えないものがあって、
    肉眼で見えないものは粗略に扱われがちだけど、
    実はそういうものこそが美を作るのです。

    めんどうくさがって利便性ばかりを追わず、
    手間暇かけて苦労して、「自分」という作品を
    完成に近づけさせていくのは、実に楽しい作業なのです。

    ”美意識”というのは、贅沢なものでも、生きていく
    うえでの余剰のものでもない。それこそが世界を
    活性化させ、社会を変えていくうえで、空気や水の
    ように必要不可欠な原動力になっていくものなのです。

    愛さえしっかりあれば、腹六分か七分で付き合う。
    できるならば、人のつきあいは、つかずはなれずの
    腹六分か七分ぐらいにとどめておきたい。それこそが
    人間関係を円滑に保つうえでの生活の智慧だと思います。

    見るひとによって、青にでも赤にでも、紫にさえ
    なりうる玉虫色。この、世にも美しい色の持つ心地よい
    曖昧さ、柔軟さこそが実は日本人の心の原点なのでは
    ないでしょうか。

    病んだ心を癒す滋養物、それは美しき「文化」である
    無機質な空間に情緒が悲鳴
    音楽、香り・・・・・心にも栄養を

    『椿姫』の描いた無償の愛が愛なき世界を救う

    若さでは敵わない洗練された美しさがある
    人生にも正負のバランスがある
    (略)
    「正」と「負」には磁気エネルギーがあるのです。
    それぞれのエネルギーのちょうど境界線に地球は
    浮かんでいるのです。よいことが極まれば、あとは
    悪いことが起こる。反対に悪いことが極まると、
    よいことが起こる。これが地球の法則。

    普段の生活と本人の醸し出す雰囲気は密接なつながりが
    あるものなのです。

  • 三輪明宏氏が美学は普遍的な美と愛の讃歌。
    古くさいと思われる事無かれ。
    日々の所作やちょっとした事に手間を掛ける事も美意識に繋がる。

    この本は心が荒んだ時に手にとり読むと、確かに心のビタミン剤となる。

  • 美輪様の言葉は、心にしみます。
    普段聞かなくなった、素敵な日本語を読み起こさせてくれます。
    心の穴も埋めてもらえそうです。


    28美人より上の麗人
    洋裁の美しさのためには、クラシックかモダンバレエを習うとよい
    34自分の交際範囲の招待客リストを大切にしている
    82中原淳一 本当の美
    88人間は保護色の動物 おかれている住環境等が、滋養となり、見えない膜となって、その人を包んでいる。
    94自分がそこにいて美しく映るカフェやレストランにしか行かないようにする
    96JR九州のソニック電車
    105俯瞰する 一軒のアパートで同じ時間帯に憎しみ合っている人、寝てる人…さまざまな人が同じ時間帯を生きている。世界はオムニバス。
    120愛や文化こそが適正なお金を生み出す
    121美しいと感じるものを選びとって、積極的に生活にとりいれてゆく。そうすればどんな時代にあっても、きっと豊な人生を送っていけます。
    130服装やアクセサリーは舞台衣装、仕事場の人間は共演の役者
    144紫や金、パステルカラーは、どこかはかなげで、情緒がある
    150一杯のお茶でずっと話していられる雰囲気のある。。。場所。文化の発信地。
    162香りも大切。香合わせという遊び
    163精神におけるビタミン剤や栄養補助食品に匹敵するものは、文化
    167宇野千代さん
    170仕事さえきちんとやって他人に迷惑さえかけなければ、プライベートは何をしてもいい…あとはその人の勝手。責任を持つのもその人だし、不幸になるのもその人なんです。
    178相手に何も求めずに、相手を愛し続けられる人はいったい何人いるでしょう。
    馴れ合いが生じて要求ばかりになるのは悲しい。
    179生活というのは、『生きることを活かす』と書く。
    194この地球に修業をしにきている。自然死までがんばった方がいい。

  • 昔自費購入しました:三木(2011.03.23)
    オーラの泉で興味を持って?購入しました。初めて見た時は驚きの余り絶句しましたが、美輪さん曰く、オシャレとは強烈なインパクトだ!とのこと。確かに自ら装いで実践されています。この本では、美人を超越した麗人を目指しましょう、と説いています。普段から美しいグッズ、音、匂い、映画等に囲まれて生活することが情緒を養うというのは共感できましたが、ユーモアの一例など古―っ!と感じる節もありました。あとやや自慢ぽく聞えたり、話が矛盾しているように感じる所もありましたが、美輪さんオススメの映画や音楽は一度聞いてみようかな、と思いました。小説を読むと表現力が身につくとのことでしたので、意識して読もうと思います。

  • 意外と面白かった。全て美しさを大切にすることを基本に生活することが心豊かに幸せにつながるということ。
    でも、その美しさとは、自分自身に自信を持つことなんだろうな。

    人の意見に惑わされず、自分を持つことなんでしょうね。

    男は下心で近づいてる、そうだろうな。
    やっぱりね。
    このことも改めて確信。

  • 美輪さんが 舞台のお仕事をされている方で 本当に良かった・・ とも思いました。
    半端ない経験に裏打ちされた、美しく重い言葉でした。
    成人式に 読んで欲しいような本です。

  • 読んだあと、小汚い部屋着を脱ぎたくなる。部屋を片付けたくなる。ちゃんとしたものを食べようと思う。本を読もうと思う。音楽を聴こうと思う。

    すごくタメになりました。

  • 品位とか気高さについて考えていた時、母がちょうどこの本を持っているのを思い出して読んだ。読んでよかった。

  •  これはまた別の形の美輪さんの著作。
    何故か、落ちこんだ時に読みます。

  • 美輪さんの美意識と教養の高さ。いつも姿勢を正される想いです。

  • 美は大切。共感です。

  • オーラの泉が好きでよく見てた。
    この本を読んで、美輪信者にはなれないなって思った。
    あんまり共感できる部分がなかった。わたしが子供だからだろう。

  • この方の世界観、美しさに憧れている。

  • 何故か精神的に疲れていると時に読みたくなる美輪明宏の本。この本はいつもの「霊視」とか「前世」だの書いてなくて意外な気がした。京都駅を「巨大なジェラルミンの下駄箱」と評していて思わず吹き出した。ワタシもあれはないと思うので、映画「ゴジラ」で京都駅がCGで粉々に破壊された時胸がスッとしたもの。

  • 美とは、生活とは、「生きるために活かすこと」。
    ぶれることなく、個が個であるため、といいますか。
    いわゆるスピリチュアル的な話ではなく、
    人間、美輪明宏の思想を、美意識というものを通じて
    知ることのできる、入門書な感じがした。

  • 「心霊相談」「天声美語」「正負の法則」
    私は美輪さんの本でこの3冊が一番印象的です。
    もちろん全部読んだわけじゃないし、これ以後は美輪さんの本を読まなくなりましたので、もっと良い本が出ているかもしれませんけど。
    この本は美輪さんの生活や考え方の具体的なところが紹介されていたと思います。
    毎日の生活、どんなものを見て、聞いて、身に着けるか、そういうことの繰り返しはとても大切なんだな~と改めて思えました。

  • 美輪さんって遠いとおーい上流の上流にいて
    (ちょっとスピリチュアルな笑)
    別世界の人だと思ってたのであまり本は読んだこともなく。
    確かに所々に出るエピソードは私には縁遠い雰囲気だったけど、
    思いのほか寄る嗜好や考えは共感できるものだった。

    たとえば、ファッション1つにしても
    大量生産の無個性やシンプル・ファッションを厭い、
    「個」を確立することの大切さ、華奢な装飾を好む。
    私も同じような格好が溢れる流行モノより、
    「個性的」と笑われようが自分の芯を震わすものを着たい。

    舞台・物語にしても辛口でクールなものを厭い、
    インテリたちが軟弱だ、幼稚だと小馬鹿にする
    リリシズムやロマンティシズムを良しとする。
    私も"つくりもの"っぽいファンタスティックさのほうが
    枯れたリアルよりもずっと好き。

    ひとづきあいはべったりじゃなく、つかずはなれず。
    私もそちらの方が相手への愛も思いやりも感じる。

    風潮を故意に作るメディアへの嫌悪。
    私もテレビから隠避してる(笑)

    詩や小説から美しい言葉を学ぶ。
    他にも映画・美術・舞台・音楽偏らず、
    素晴らしい文化はまんべんなく享受する。
    ここらへんの姿勢は憧れるし、目指したい。
    文化面での好奇心の強さと幅広さはもっと延ばしたい。

    終盤スピリチュアルなお話があってそれは
    はいはいと受け入れられなかったし、
    忌むものに対して「悪口」と言っていい位の汚い言葉もあったけれど、
    基本的にこんなふうに生きたら確かに麗人、と納得。

    結構つきささる一言。
    日本人は周囲を気にして素直に感動を表せない。
    哀しきかな素敵な本・舞台・絵・建築を見て得た感動は
    ブログに書けても恥ずかしくて人には話せないのに、
    場を盛り上げる俗っぽい笑い話ばかり飛び出す私です。

  • 古典を読まなきゃ。部屋をかたづけて、無機質な色はひかえる。

  • 真の教養人とは、精神世界の知識や修行も自己のものにしている。
    自分の中で許せるものだけを信じていけば、たしかな美意識が育っていく。

  • 美輪さま・・!!!

    背筋が伸びます。美しく生きよう、部屋の整理整頓から始めよう・・。

  • やっぱり世の中、「美」です。

  • 美しい物に囲まれていれば、その雰囲気がその人の物になる。
    心を豊かにするには文化が必要という。
    説得力あります!

  • 図書館の返却コーナーで異彩を放っていたので読んでみたが、
    美輪明宏という人物の面白さが伝わってくる本だった。
    内容的には女性向けであり、女性は常に美を意識して自分を磨き続けなければならないと
    これでもかっていうほど強く勧めている。
    自分は男だけども本書を参考にして少しは自分を磨きたい。

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