- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062108676
作品紹介・あらすじ
2000〜2001乙武洋匡の仕事、結婚、家族、友達。
感想・レビュー・書評
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<印象に残ったこと>
*「障害は個性だ」と言う乙武さん」―― そんな書かれ方を何度もされた。一度も言ったことないし、そう思っていない。
*よく道で声をかけられる。声かけ3点セット・・「本、読みました」「感動しました」「頑張ってください。
*自宅周辺に記者の張り込みが。
*ほんとうに頭に来るっ それにしても「週刊女性」には愛されてるなぁ。
*最初は慣れない環境に戸惑いながらも、新鮮な気持ちでいることができた。しかし、徐々に慣れてくると、それは苦痛へと変わっていった。
*称賛を浴びること、そのこと自体に嫌気が差していたのだ。人々が誉め称える裏には「これだけの障害にもかかわらず」という前提がある。つまり、称賛を浴びれば浴びるほど、むしろさげすまれているように感じる。自分の障害を意識せずに生きてきた人間にとって、それはたまらなく鬱陶しいことだった。
*「これだけ注目してもらっていたんだと嬉しい気持ちは当然あったけど、もう過ぎ去ったことだし、当たり前のことをしただけだし、あまり騒がないでほしかった。引退した後なら素直に受け入れられるんでしょうけど、まだまだ僕には先がありますから」まったく同感。僕にも、まだまだ先がある。
*いろんなものを背負い含まされた。「障害者の代表」「頑張り屋のオト君」「いつでも笑顔」そうじゃない。そいう側面もあるかもしれないけど、それがすべてじゃない
*街で「頑張ってください」って言われても、以前よりは笑顔で対応できるようになった。「障害者としての」頑張りじゃなくてお、スポーツライター
としての「仕事を」頑張ってくださいという意味だと勝手に解釈するようにしているから。
*ある歌手が唄った。「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて、気が付けばそこにあるもの」
*メディアから注目されることで仕事ができるのも、今のうちだけ。「オトタケです。」と言っても誰見向きしなくなる時が必ずくる。その時のために、純粋にスポーツライターとして生活していけるだけの実力を身に付けたかった。
*被害者や遺族への配慮詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(メモ:高等部3年のときに読了。)
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フィルター越しに見ている自分を自覚した。