朝ごはんの空気を見つけにいく

著者 :
  • 講談社
3.59
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本棚登録 : 367
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062113069

作品紹介・あらすじ

姪達への朝ごはんアンケートをきっかけに、堀井和子さんの、朝ごはんをたずねる時間がはじまった!気になる人の、気に入った朝が、びっくりするぐらいのスピードで堀井さんちの朝に加わっていく、そんなお話と絵と写真。

感想・レビュー・書評

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  • 「一日三食朝ごはんでもいい!」っていうのが素敵。
    朝ごはんだけを取り上げている人、本、に初めて出会いました。新鮮。

    朝起きて、出かけるまでの間の楽しみがちょっとふえる本。

  • 朝食って楽しい。1日の始まりの、静かな時間に静かな空間でゆっくりと食べる朝食。
    残念ながら平日はニュース番組を見ながら慌ただしく済ませてしまうけど、休日にはこの本にあるみたいなゆったりとした大好きな時間を過ごしたい。

  • 読むと早起きがしたくなる1冊

  • 【160819 読了】

  • 中身空っぽ。強いて言えば空気感と身内自慢か。こういうの女子は好きなんだろうな(偏見)

  • 朝、昼、晩と3食、朝ごはんを食べられたらいいのに、というくらい朝ごはんが好きな著者。家族や友人、仕事の関係者等まわりの人々に答えてもらった朝ごはんについてのアンケートやインタビューを通して、それぞれの朝ごはんの風景を描きだす。

    文章全体から朝の穏やかでやわらかな雰囲気が感じられる。朝は学校や仕事場へ出かける前の比較的慌ただしい時間である。その中でも朝ごはんの時間は、一息つける時間ではないだろうか。食卓につき、家によっては家族が顔を合わせ、1日を始めるための食事をとる。慌ただしい時間の中のひとときなので、献立は毎日だいたい決まっていて、食器もいつものもので。食材についても、この店のパンやこのブランドのバター等決まっているのかもしれない。だからこそ朝ごはんからは、それぞれの人のこだわり、個性が強く感じられる。
    また、朝ごはんの時間はやさしさがあふれていると思う。朝ごはんは1日を開始するためのエネルギーとなる食事である。それを用意する人は、食べる人のことを思い食事を作る。食べる人が元気に1日過ごせるように。今日が良い日であるように。
    この本を読んで、朝に食べるもの、食事の器、一緒に過ごす人、空間、時間・・・朝ごはんを包む全てのものをとても愛おしく感じた。

  • 堀井さんが親しい人に朝ご飯のアンケートを取って、まとめた1冊。
    各家庭で撮影された写真も素敵。
    色んな人の色んなこだわりの朝食の風景。
    人々へのインタビューの中で堀井さんが次々と影響されていく様子が、好ましく思いました。
    好奇心の塊の堀井さん。
    色んな人々がそれぞれにスタイルのある朝食、キッチン作り。
    そんな風に楽しんで自分のスタイルを作れたら楽しそうでした。

  • 好きな本のひとつに、堀井和子さんの「朝ごはんの空気を見つけにいく」というのがあります。

    (他社さんから出ている本なんですけれど)数年前にこの本と出会い、「朝ごはんってこんなにも素敵なものだったんだ!」と感動。朝ごはんの概念が変わり、一日のスタートにいちばんの(?)楽しみとして味わうもの、として、朝ごはんを扱うようになりました。

  • 粉料理研究家・料理スタイリストとしてファンも多い堀井和子さん。私もその一人です。

    三食朝ごはんでもいいという彼女が身近な家族から友人・仕事仲間などに朝ごはんに関して14の質問からなるアンケートをとり、取材したものをまとめたもの。きっかけは姪っ子たちにアンケートしたことだったそう。

    写真もそれぞれの家のダイニングテーブルの「朝ごはんの光の色」のところを見つけて撮られていてあの朝のやわらかい空気がとてもよく感じられる。

    そして朝ごはんにまつわるエピソード。
    まず出てくる食べ物がとにかくおいしそう。
    特に印象に残るのは旅先や小さい頃の母の味などの思い出の朝食について。
    情景が浮かんでその人の思い出の中にちょっとお邪魔させてもらったような気分になる。
    朝ごはん・・・深いです。

  • 1冊まるまる朝ごはんについて綴ったエッセイというところが堪りません。
    写真も綺麗です。
    朝ごはんへの思いから、朝ごはんに使う道具、食べるパンなど。
    もっと朝ごはんにこだわりたくなります。

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著者プロフィール

ほりいかずこ●1954年、東京生まれ。上智大学フランス語学科卒業。中学生の頃からの料理好きが高じて、料理スタイリストになる。1984年から3年間、夫の仕事でニューヨーク郊外で暮らす。帰国後、シンプルで洒落た食情報や料理を紹介。おいしいと思ったもの、素敵だと感じた生活空間を、写真、文、イラストを自らも手がけて伝える単行本が人気。その徹底した美意識と、文章の行間がかもし出す自由な雰囲気に惹かれ、熱烈なファンが多い。 2011年には「一丁目ほりい事務所」を設立。若手作家とコラボレーションをして、オリジナルのテーブルウエアなどを製作している。

「2014年 『北東北のシンプルをあつめにいく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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