- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062114141
作品紹介・あらすじ
見つめあい、探りあい、やがて笑いだした彼らの瞳に少年らしい光が宿った。一瞬先のことなんて誰にもわからない。わずか1.4秒後のことですら。だからこそわくわくするし、駆け足でそれを確かめに行きたくなる。水泳競技「飛込み」。学園生活を送りながらダイビングクラブに通い、オリンピックをめざしはじめた少年ダイバーたちをドラマチックに描くスポ根シリーズ最終巻。
感想・レビュー・書評
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最終巻だったのですごく面白かったし感動できた。
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1巻から4巻まで、あっという間に読みきっちゃう。マンガみたいに。面白かったわ~。
中学生と高校生の飛び込みやってる子たちがオリンピック目指す話。飛び込みってすごいスポーツだねぇ。その競技にかける一人一人の青春がアツくてカッコ良かったわ。
つい最近読んだ佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」を思い起こす、青春スポーツ物語だけど、何となくこっちのほうがちょっと薄いっていうかさらっと読めすぎちゃうっていうか。ま、面白さはとっても共通してるんだけど。
楽しい読書ができました。 -
2003年10月6日読了。以下、過去の日記から抜粋。
森版スポコン小説、一気に読了。
今までの森作品とちょっと違うけれど面白いという
風の噂を頼りに(司書さんにも薦められて)手に取ったが、
本当に読んでよかった。私、偉い。最高!
飛び込みという水泳の中でも特殊な競技に挑む
中・高生の青春を丁寧に描いている。
複数の登場人物がそれぞれに良いキャラを発揮し、
多くの葛藤や苦悩の中で、一回り成長していく。
特に、最終巻は本当に丁寧に個々の心理描写があり、
思わず固唾を飲んで、試合の成り行きを見守ってしまった。
ちょうど、飛び込みをやっている生徒を
2人ほど知っているので、いっそう共感できたのかも。
ラストもまぁ大筋そのものは想像どおりだったけれど、
描き方が爽やかで、ちょっとびっくり展開も織り交ぜられ、
この小説にふさわしいラストだったと思われる。
司書さんに「『バッテリー』とどっちが好き?」
と聞かれた時に、最終巻を未読だったこともあって、
「野球好きだから『バッテリ-』かも」
と気軽に答えてしまったが、ちょっと迷うなぁ。
どちらも本当に児童文学の枠でとどめるには
ちょっと勿体無いぞという作品。これはお勧めなり。 -
1冊まるっとつかって1試合。
ちょっと驚いた。
1本飛ぶごとに視点が変わって、
3人以外の……;例えばキョウコさんなんかの視点も入ってくるのが面白い。
凌もいいなぁ。みんな応援したくなっちゃう^^
最後はどきどきしたー><みんなかっこよすぎる
終わり方も爽やかでいいなぁ。
映画が早くみたいです。 -
中々の盛り上がり、だったけれどそうなるとはー!要一の行動はどうも腑に落ちない。でも、要一のお父さんが叫んじゃうシーンは良かったな。
なんていうか、順番を間違えた気がする。この「DIVE!」のシリーズを読んでから「一瞬の風になれ」を読んでたらもっと「DIVE!」を楽しめたような気がする。「一瞬の風になれ」のほうがより高校生らしくて暑っ苦しい濃密なストーリーで凄く夢中になれた。こちらは、なんていうかいかにも現代っ子だよね、主人公三人とも。それはそれで、良かったけれど。 -
個人的には結果は確かに気になったけど、飛ぶごとに点数が加算されますよね?
あの計算だけでも具合が悪くなりそうだった。
頭でどれだけ計算しながらかなないと行けないんだと思うと・・・。
すごいなあ。
思いもかけない結果とはなっても、(正直多少拍子抜けしたんだけれども)これからも進んで行くであろう彼らの前途のチョい先がとっても気になるね。 -
やり遂げる、枠をこえる
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個人的にはこっちの4冊組を読んでほしい。1冊ごと主人公が変わります。私、4冊目後半からこんなに面白い本なのに終わっちゃう、、、という気持ちで泣けて泣けて仕方がありませんでした。
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シドニーオリンピックの代表権を賭けた選考会。正真正銘のラストチャンス。明日、一人が勝って二人が負けるのか、三人とも敗北を喫すのか。結果が出た時、MDC(ミズキダイビングクラブ)の行方は?麻木夏陽子コーチは渡米するのか?飛沫と恭子は?--すべては、大阪<なみはやドーム>での一瞬にかかっていた……。シリーズ完結編。
装幀 / 藤田 知子(坂川事務所)
カバー・口絵・写真撮影 / 但馬 一憲(本社写真部)
扉図版 / 岡崎 泰朗