キャベツの新生活

著者 :
  • 講談社
3.21
  • (3)
  • (18)
  • (21)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 89
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062114608

作品紹介・あらすじ

キャベツ、キウイ、夏帆…0から∞(無限大)へのラブストーリー。透明感のある清清しい筆致で描く書下ろし恋愛小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 恋愛小説だけど、結末がわけのわからないどんでん返し。 え?何??となる。作者の頭の中だけで完結しちゃったよ。

  • 人は生きていても死んでいることがあります。
    彼らは、深夜のコンビニや無機的なビルの立ち並ぶ、未来都市さながらの臨海副都心、楽しすぎる遊園地などに出没するようです。
    そこには死んでいる人もやってきて、人と関われずにさまよっています。
    愛し方を忘れてしまった人たち。
    彼らが出会い、それを思い出したとき――。
    (アマゾンより引用)

    は?何?
    どういうこと??
    キャベツ死んでたの??

  • 始まりから続くざわざわとした不快感。終わりのページに近づくにつれて、その理由に気づく。

  • 優柔不断でこだわりが強く、なかなか決められない主人公が自分とかぶる。だからこそピンと来たものに巡り合えた時の感動も共感できる。ディズニーランドの虚構性もなんとなくわかる。

  • 読みやすかったしおもしろかったけど、なにかが残るってことはないかな。最後のパラレル感が、逆に現実的でちょっとコワイ。

  • 一度目にいつぐらいに読んだのか定かではない。2006年あたり?
    しかし私は幼なじみとつき合ったり同棲したりしていたのに、そういう話題が出てきた話だと覚えてなかったのでそれより前かと思っている。
    内容忘れてたんだけど、でも人に勧めたり自分の中でも大きな位置をしめている本だったので、もう一度読み返す。
    傷ついた事って、自分以外のことを知れたってことなのかな。
    ボキャブラリー増えましたみたいな。

    引用はあとで更新したいと思う。

  • うーん、イマイチ。
    過去と現在が交互に出てくる書き方は混乱して読みづらいし、
    キウイや夏帆のキャラクターも魅力に欠ける気がするし、
    キャベツという主人公のあだ名もなんだかなぁ、という感じ。
    キャベツが杉崎に殴りこみ(?)に行くシーンでも、彼の言うことが
    ちっとも説得力の無い気がして…。
    なんでここでこうなるの?っていう場面が多かった気がします。
    何よりラストのオチが全く理解できない!!
    結局どういうことー??

  • シンプルで都会的なライフスタイルに身を置きながら、人を傷つけないやさしさを持つ“キャベツ”という主人公に癒されます。それはキャベツが、人の話を「聴く力」があるから。
    「キャベツといると、人の好きになり方を思い出せそう」というキウイ。
    日を追うごとに愛されていたと実感する夏帆。

    キャベツの言った言葉、ふるまいが、仕事に疲れた私の頭にやさしいヴェールとなって包みこんでくれるような余韻が残り、眠る前は傍らにこの本を置いて、少しずつページをめくっていくことが日課となりました。

    単なるラヴストーリーに終わらせない、結末の意表をついた構成。主人公の、生きている痕跡を残さないような簡素な暮らしぶりの意味が最終章で理解できます。タイトルの「新生活」が何を指すのかも。

    表紙に描かれている抽象画もこの作品の心憎いキーワードになっています。癒しの一冊。

  • 序盤は非現実的な描写が続き、結構読み進めるのが辛かった。まずキャベツとキウイという登場人物名からして馴染めなかったというか。でも、中盤から最後にかけては一気に読めてしまった。物語全体を通してというより、キャベツの台詞がすごく良かったので星4つ。

  • 物語の初めはすごく惹かれるものがあって、すいすいと読める本だけど、最後がいまいち繋がりが難しく感じましたxx
    ただ登場人物のキャベツとキウリの不思議なオーラが好き
    ただ私的になぜ夏帆を選んだのかも謎ですねxx

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家。1963年生まれ。早稲田大学哲学科、東京大学美学藝術学科卒業。ニューヨーク大学大学院演劇学科終了。母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で坪田譲治文学賞受賞。著書に小説『ねむい幸福』『キャベツの新生活』『車掌さんの恋』『月とシャンパン』『風の牧場』『ぼくたちはきっとすごい大人になる』『渋谷の神様』『カムフラージュ』、エッセイに『ニューヨーク空間』『雛を包む』『世界は単純なものに違いない』『恋するフェルメール』『三度目のフェルメール』など。

「2014年 『南下せよと彼女は言う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

有吉玉青の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×