悪戯王子と猫の物語

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 314
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (86ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062115810

感想・レビュー・書評

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  • 『はっきり言ってようわからん!!』が正直な感想です!
     
     この本は、シュールで詩的な文章で綴られている
    短編集です(大人の絵本!?)。

     森さんの小説は読んだことがないので、なんとも言えませんが
    自分にはなかなか入り込めない世界でした。
    短編集の中で唯一、『泡の連絡』と『連続ドラマ』は好きかな
    という感じです。

    文章は話によって、分かりやすものや優しもの、時には少し残酷で
    また時には綺麗で、とても不思議な感じがしました。

    イラストもまたカラフルで、神秘的です。
    非常にインパクトはありますが、見る人を温かくする感じは、
    見受けられませんでした・・・。
    ちなみに、奥さんが描かれているそうです。
    どうりで文書とイラストのシンクロ率が高いわけですね!

    絵本のような体裁をしていますが、決して子供向けではないので
    ご注意を!!

  • “「ほらね、みんな消えてしまった」
    「溶けそうなくらい眠いね」
    「おやすみ」”

    森さんの言葉とすばる氏のイラストが、なんか、うん、すごくあってた。
    森さんのつくりだす言葉が好き。
    語り言葉が、好き。

    “「そうか…」
    「どうしたの?」
    「君が死んだことを、忘れていた」
    「うん、ごめんね、死んじゃって」”


  • これほしいんだけど・・・
    文庫じゃなくてハードカバーで。

    なかなか新品のハードカバーに出会えないので、ぼちぼち取り寄せを検討中。

    絵本好きで、森さん好きにはたまらない一冊。

  • <B>2008年5月29日読了</B><br><br>

    <U>プロローグ、ぬめぬめの玉、海岸を歩く、夢の街のアパート、連続ドラマ、泡の連絡、奇遇、ジェットコースター、月の缶詰、僕は一所懸命走った、練習、スパイ、汚染、美智子さんの筆入れ、かぶり、思考力、6番目の女、冒険の船乗り、ボート・ラボ、クリスマスイブ、天使のように白い、エピローグ</U><br><br>

    地球。

  • ちょっと難しい
    でも何かがすうっと入ってくる
    そんな絵とお話。
    確かに『大人の』絵本

  • いまいちジャンルが分からない。大人向きの絵本?話は1つ1つがなるほどと思ったり、そういう見方もあるんだなぁと思えるので面白かった。絵も何ともいえない雰囲気をだしててよいと思った。
    2007/12/17

  • 2007.6月読了。こういうの好きです。

  • 理系も突き詰めればものすごい文学的になる話。
    スバル氏の絵はプラ好きーなら好きだろうなと思った。
    不思議なご夫婦。でも、お互いがお互いを尊重しあえてるなぁと思う。
    森氏がスバル氏を自分のエッセイとかで紹介するとき、ちゃんと身内を謙遜する事を知ってて、それを明記した上で「奥様」って書くのがすごく好き。

  • すごく楽しめる。

  • どうも、この世界観は私には無理なようでした。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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