- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062115834
作品紹介・あらすじ
コーンウェルが真犯人を捕えた。7億円の巨費と現代科学を駆使して迷宮入りの難事件を解明する。
感想・レビュー・書評
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作家パトリシア・コーンウェルによる、切り裂きジャック像が綴られた一冊。
冒頭から犯人は芸術家シッカートであると決定され、頁を追うごとにその疑いが濃いものになってゆきます。
しかし、様々な容疑者が上がる中で、シッカートのみが濃厚な黒なのでしょうか。
確かに一つの可能性としては読めますが、事件の真相への確かな一歩かどうかはわかりません。
本書の訳者あとがきにも記されていますが、“最終的な判断は読者にゆだねざるをえない”のです。 -
切り裂きジャックが誰なのかが分かった状態で話が進むので読み始めに困惑した。
この現代に切り裂きジャックが現れたら、どれだけで逮捕されるのだろう?
それとも今の科学捜査をかいくぐるような巧妙な手口で逃げ切るのだろうか?
読んでいる限りではとても大胆な行動を起こしているけれど、
やはり画家という職業がそれを覆い隠してしまったのかね。
今となっては犯人特定は永久に無理だろうけれど特定できるものなら是非して欲しい。
切り裂きジャックのターゲットとなった人が売春婦だけではなかったことが一番の衝撃。
読み終わって、久々にパトリシア・コーンウェルの検死官シリーズが読みたくなりました。 -
姉に薦められて読んでみました。
ハンパじゃなく怖かったです…。
この方の小説は何冊か読んだことがあるのですが変質者、といいましょうか。シリアルキラーの本がほんっとうに怖くって夜寝られなくなった思い出があります。
現代の精神分析や科学技術を使い、精神的な面から、科学技術から過去の迷宮入りとされていた事件に挑むのは読んでいて面白かったです。
それにしても。あの手紙を書いたのは本当に切り裂きジャックだったのかなあ?と個人的には本を読み終わった後も疑問に思いました。ただ、確かに首のデッサンとかは殺された女性に酷似してましたが…。
最下層の人間だから、人々に蔑まされている職業をしているから、と言う理由で一体今までどれだけの売春婦が殺されたのやら。世界で一番殺人された人間の多い職業なのだと思います。そういう人間を自身の快楽のためだけに殺すなんて…殺人を犯す方がよっぽど人間として下等だと思います。本当に。 -
パトリシア・コーンウェルの『検視官』シリーズが好きで色々読んでいて。
そのパトリシアが書いた物なので興味がありました。
切り裂きジャックの犯人が誰なのかがわかる!というので読んでみました。
一言で、難しいです・・・。 -
パトリシア・コーンウェルの本ということで、飛びついて読んでしまった。切り裂きジャックについて、私はあまり知らなかったので、本当に奇奇怪怪な事件であり、その真相や、規模は計り知れないことが伺えた。パトリシア・コーンウェル自身が私財を投げ打って(訳者あとがきにて、七億円とか…)現代で出来る証拠をあげていく様は、はらはらするが、現代に科学、知識等を駆使しても、絶対の証拠はでなかった。ここまでしても、18世紀のロンドンで起こった未曾有の犯罪は迷宮入りとなっている。私的意見は、ロマンを感じる。確かに、これが、架空であれば凄いスケールだ!と思うが、犯罪があり、実際に殺され、だが、犯人が捕まっていないとは、はやり由々しきことであろう。今度、本当に犯人が捕まること(判明できる、確たる証拠が出てくること)を祈ります。
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切り裂きジャックマニアにオススメ。
退屈な部分もあるので、ちょっと読む、とかそういうのは向きません。 -
パトリシア・コーンウェルの『検視官』シリーズが好きで色々読んでいますが。
この切り裂きジャックの真相がわかる!!というので読んでみました。
ロンドンで娼婦を惨殺した連続殺人犯のあだ名が切り裂きジャック
DNA鑑定や紙の分析、コンピュータによる画像処理、筆跡やの絵画の細かな検証
ちょっと複雑な感じで読んでて途中で飽きモードに・・・σ(^_^;)
もっと簡単にわかりやすいのを求めていた私なので(笑)
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犯人は奴じゃないとは言い切れない、っていうような内容が一冊続いている感じ・・・