リトル・バイ・リトル

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著者 : 島本理生
  • 講談社 (2003年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062116695

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リトル・バイ・リトルの感想・レビュー・書評

  • 島本さんのエッセイ2冊読んで好感が増し、未読だったので借りてみました。意外にも胸キュン作品でした。島本さんのイメージがまた変わった…こういうフレッシュな作品も素敵です♪何気ない言葉や風景がキラキラしていて大好き。


    気分転換になってスッキリしました♪大切な人や家族との「距離感」のお話。橘ふみ、ユウちゃん、母、離婚した二人の父。周、周の姉、柳さん夫婦など家族と夫婦の絆の大切さがじーん…と温かい。恋人未満恋人になるまでのくすぐったい空気が懐かしい~。「周がんばれ!」と応援したくなり、同性だけど思わず、ふみのことをぎゅって抱きしめたくなっちゃいました♪

    習字の先生の『約束』の話のシーンでは、不意打ち過ぎて涙腺崩壊しそうになっちゃったし…。この作品文庫で買おうかなと思うくらい好き。会話や雰囲気が少しよしもとばななさんに似ていて(「ムーンライト・シャドウ」を思い出した)、珍しいなぁ…。私の中ではこの本貴重かも。


    なんとなく思うけど芥川賞候補作だったこの作品。この時期、誰が受賞したのかわからないけど、いい意味で受賞しなくってよかったんじゃないかな…と個人的に思う。高校生作家で受賞していたら、今の島本さんじゃなかったかもしれない。


    評判が高いけどなぜか受け付けない苦手な「ナラタージュ」を読み、敬遠気味な長編の「アンダースタンド・メイビー」を読んで、全作追っかけてみようと思う。こういう風に思えるのって久しぶり。


    「little by little」の意味…「だんだん・少しずつ」素敵過ぎる。墨を摺っている間、夢幻になり無心になるってわかるような気がして懐かしさを感じた。

  • 芥川賞候補作

    一般的に考えると決して普通と言えるような環境にある主人公の女子高生が日常を普通に過ごしていく様子を描いている気がした。
    恋愛ものであるのは、間違いないのだけれど、女子高生らしい生活感みたいなものがあったように思う。
    主人公の気持ちの変化も、劇的にというわけでなく、少しずつ、少しずつ、
    変わっていることをなんとなく意識して来たり確かめたりしながら、物語が進んでいて、青春の日常を切り取って丁寧に描いている感じがよかった。

  • 久しぶりに、ゆったりとした気持ちで読める島本作品を見つけた気がします。周とふみの距離感は理想。

  • 島本理生さんは、初めて読んだ「ナラタージュ」の印象のお陰で、内向的な主人公が素直な恋愛感情を間違った方向に向ける様を淡々と語る心がときめくも読後に非人道的な設定にときめいた自分に幻滅させられる話を書く人だと思ってた。
    会社の隣に日々負のオーラをまき散らしてる人がいる今日このごろ、せめて本だけは気分が晴れる本を読みたかったので、購入するかどうかすっごい迷ったんだけど、買ってよかった!

    周君、かわいい~~~!!!敬語で話すおっとりした年下男子(でも強い)とかやばい。自分も欲しい。周君。
    ふみと長年連れ添った夫婦みたいなスローな感じもよい。あのカップルが可愛すぎる!

    3人姉妹みたいなふみの家族の雰囲気もすごくいい。ふみは多少不満を持ってるみたいだけど、お母さんが幼いながらもしっかりしてたり、奔放ながらもちゃんと考えてたりで良い。
    今思えば、話の頭では、ふみはお母さんのことをすごく否定的に見てたけど、中盤からは良いところを中心に協力的に見るように変わってた。すごい!そんなトリックが隠されてたなんて。

    人物描写が全然無いのにもかかわらず、登場人物がお互いに関わっていく様のみで誰がどういう人間かわかるのも良い。
    本自体は短いのに、内容もスローで特にイベントもなく淡々と進んでいくのに、読み終わったら妙に満足感がある良作。買ってよかった。

  • 吉本ばななを思わせるような、心温まる作品だった。

  • 島本理生作品は初めて読んだ。爽やかで、読後感もいい。所々にある優しく柔らかい表現の仕方がとてもすきだ。

    ふみと周が自転車で二人乗りしているのきの「こちらに向けた背中に自分の体をつけると鼓動が二重に響いて二つの心臓を抱いたような気がした」や、ふみの実の父親を思い出すときの「それでもたくさんの記憶の中から希望を取り出そうとしてしまう」などなど…。
    文体や、構成が瀬尾まいこのようなところもまた、わたしのツボであった。


    2013.05.10

  • 淡々と過ぎ行く日常を描いた話は、割に好きだ。なんだか、安心する。そして、安心して読める。激しい高揚は無いけれど、まいにちは過ぎてゆくのだ。日常をすごす自分に、すこし安心したり した。

  • 芥川賞候補となった作品だが、わたしの感想は可もなく不可もなく。
    決して幸福ではない家庭環境の中で育った主人公の、ささやかな幸せみたいなもんが描かれていたらしいけれども、
    わたしには刺激が足りない。

  •  淡々と。でも時々ぶくぶくと泡立つような。
     ページを繰るたびに心拍数が上がるようなお話では全くないけど、妙に心地いい。
     ことばを、存在を、真面目にとらえすぎる。それはしんどい生き方だ。いろんなことに蓋をしてひとまず前に進んでいく母のような生き方のほうが幾分か楽だと思う。
     それでいい。それもいい。
     柳さんよかった。

  • 母と異父妹と3人で暮らす主人公の淡々と過ぎて行く日常を描いた話。
    大きな出来事はないが爽やかな読後感。
    習字の先生の「どんな言葉にでも言ってしまうと魂が宿る」という言葉が心に残った。

  • 主人公と、主人公の母が勤めている整骨院だかに通うだけの周、仲良くなるのが早い・・・と思いながら読了。
    起承転結が緩やかで、特に山場もない、日常がゆるゆる~と流れていくだけの話。

    何だろう、母親が奔放で、彼女を支えるというか、本来の母親らしい母親像を、父違いの幼い妹のために主人公が演じているような、だけど年齢相応に遊びたい、という感情が水面下で混ざり合っているというのか、結局私には最後までよくわからない主人公だった。
    もしも彼女が普通の、といったらなんだけれど、母親がちゃんと母親たる役目を果たしている家庭に生まれていたら、当たり前だけど、こういう性格にはならなかったんだろう。

    しかし島本さんの書く母親像はこういう、チャランポランな感じの人が多い。

  • 父親からの虐待とか。
    でもなんで父親が気になるのかなとか。
    サクサク読めたけど。
    つまんなくはなかったけど。
    違う作品も読んでみよう。
    2014_10

  • タイトル通り少しずつ進んでいく、女の子の話。
    お母さんとの会話がいいな、と思った。
    いろいろなことを抱えているのだろうけれど。

  • 淡い青春のお話。終わり方がいまいちかなあ

  • さらっと読めた。
    『君が降る日』の方が良かったな。

    主人公の母がすごく母親らしくないのにどこかあったかい。
    そんなことを思った。

  • ▼20140310-読了。
    大切な人に贈りたい一冊。

  • 主人公が意外と不良で笑った。
    著者は明るい物語を書きたいといっていたけど、全体的に暗いと思う。

  • 今の私にはあまり面白いとはいえない内容だった。
    もう少し年齢を重ねた時に読んだら響くんじゃないかなと。

  • 島本理生さんの作品の登場人物って不幸な生い立ちの家庭に恵まれて無い人が多い。考えていることも沢山あるが顔色や言葉に出さない。淡々としている。精神は露出しないが、肉体は比較的簡単に提供できる。この辺りがあまり共感出来ないところか。
    前回の「あられもない祈り」よりは読めた。

  • ジェーン・オースチンや夏目漱石にも通ずる、コレといって何も起こらない日常が淡々と流れていくのが好きだな。

  • 主人公のふみちゃんが淡々としてていいな。あっけらかんとしてる風なお母さんもいいし、優しい周も素敵だし、そのお姉さんもいい。

  • 昔読んだけど内容が全然思い出せなくて再読。

  • ★★★☆☆
    すこしずつ
    【内容】
    母と、父親の違う妹と三人で暮らす主人公が、姿を消した父を待つ時間を抜けて歩き出す姿を、清新な筆致で描く力作小説

    【感想】
    コレといった感想はない。
    ただ主人公が毎日ちょっとずつ成長している感じだった。

    どうやら芥川賞の候補作だったらしい。どーりで国語の教科書を読んでる気がするわけだ。

  • 少しずつ、少しずつ、歩いていこう。楽しいことも悲しいことも、みんな大切な家族の時間とひらかれてゆく青春の息吹。高校生作家の芥川賞候補作。

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