ビックリ! インド人の頭の中―超論理思考を読む

  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062117159

感想・レビュー・書評

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  • タイトル・表紙・文体はくだけた印象だが、内容はガチの哲学・論理学。インド哲学の発想を紹介しながら西洋哲学の発想をかなりラディカルなところで相対化していく。系統的な記述よりはエッセイとしての読みやすさを優先しているが、インド哲学をほとんど知らない入門者にとっては、その方がありがたい。印象に残っているのは、24頁のデカルトは物質的実体は拡がり(延長)を持つが精神的実体は拡がりを持たないとしたのに対して、インドのヴァイシェーシカ哲学では、精神的実体も拡がりを持つが、それは中身がつまっていない実体なので他の実体と重なって存在することが可能である、という説明。その他、アートマンやナーガールジュナについての言及など、それまでとは全く異なる角度からの説明は新鮮だった。

  • まあ面白おかしく

  • 苦です. 私にはかなり難解. たまにはこんな本を読むのもいいもんです.

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著者プロフィール

1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。
現在、國學院大學名誉教授。
著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『インド哲学教室1 インドの死生哲学』『[全訳]念処経』(花伝社)など。

「2023年 『インド哲学教室2 インドの唯名論・実在論哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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