海を超える想像力―東京ディズニーリゾート誕生の物語 (ディズニーストーリーブック)
- 講談社 (2003年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062117227
作品紹介・あらすじ
東京ディズニーランド20周年のいまオリエンタルランド社長が初めて語る東京ディズニーリゾートの真実。
感想・レビュー・書評
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著者は当時のオリエンタルランド加賀見社長。東京ディズニーシーのオープン後間もない2003年の著作。
京成電鉄に入社後、京成電鉄本社の片隅、3名の従業員から始まったオリエンタルランドでの業務。浦安沖の埋立事業と漁師への補償問題、埋立地へのテーマパーク誘致決定、ディズニーとのハードネゴシエーション。今でこそ当たり前のように存在し日本中を魅了する東京ディズニーリゾートだが、今の姿になるまでには数多くの困難があり、当事者として携わった著者ならではの臨場感を持って記されている。
人を喜ばせることを生業としているからなのか、文章も読みやすくわかりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
浦安に企業を誘致して、リゾートを作るというロマンを民間で行った会社史。「プロジェクトX」で取り上げられるような壮大なロマンと、そのために選んだ最高のパートナー「ディズニー」とのやり取りを述懐していて、これから「夢を実現する」人に、一つの希望を与えてくれると感じる。
大変、勉強になりました。 -
あ
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人生の指南書です。
想い、想像、夢、すべての大切な事がこの本の中に書いてあります。
ビジネスでも、勉強になり。
人間関係でも、勉強になり。
人生でも。
すごい自分がちっぽけだと思いました。
でも、無限大の夢をもっていいと思えました。
ディズニーとオリエンタルランドの信頼関係に脱帽しました。誠実な想いと文化の尊重とを歩んで。尊敬の尊敬の尊敬です。
10年前の本を現代の目線でみても色褪せる事ない内容でした。
そして、想像力の続きが今と未来に繋がってるのだと思いました。
最後の高橋社長の園内まわるシーンに感動しました。言葉にできない涙がでてきました。
保存本です。
想像力って人を動かすのだと再認識できました。 -
最初は京成電鉄の事務所の隅にたったの3人からのスタート。
しかもアメリカで見た遊園地を日本にも持ってこよう!なんて
今時のベンチャーでもやらない。それこそ小説みたいな話。
東京ディズニーランドはライセンス契約なのだが
本家ディズニーが日本の成功を見て
唯一の失敗だとまで言わしめるまでに成長させていく。
そして今では本国が日本の手法やアイデアを
取り入れていくまでになる。
先見の明と一言では片付けられない実際にあった
物語があります。 -
舞浜が今の状態になるまでに尽力された方々がたくさんいるのだということがわかった。
色々な想いが込められて出来上がったのが今のTDR。
また遊びに行きたくなる。そして今後が楽しみ。 -
当初は上下関係だったものの数々の苦難を乗り越えたオリエンタルランドは、今やディズニーにとって対等かつ最高のビジネスパートナーだという内容。
東京ディズニーランドの招致から始まって様々な舞台裏を記してあり、思ったより読みやすかったです。 -
現OLC会長が、TDRができるまでの裏側を綴った本。
TDLもTDSも、当たり前にあるものじゃないんだ、その裏では1人の夢から始まって、その実現のために何十年もかけて、アメリカのディズニー社や地元の人、他たくさんの人との交渉を経て今があるんだということを知ることができた。
30年も前に、これだけのものを作ろうと思った先見性もすごいし、たとえアメリカのディズニー社相手の交渉でもひかないところは絶対に意思を貫き通しているし、そうしてできたTDRが今どれだけ沢山の人をハッピーにしているかと思うと、本当にすごい。
10年近く前に書かれた本なので、そこからの10年についてや、これからどこへ向かおうとしているのかもぜひ書いて頂きたい。