老人のための残酷童話

著者 :
  • 講談社
3.22
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本棚登録 : 139
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062117548

感想・レビュー・書評

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  • タイトルどおりの内容。
    童話風の文体とのギャップがいい。

    最初の話と最後の話、どっちも奥さんが鬼w

    ぺらんぺらんになったり液状化したりするのが多かった。
    お好きなのかしら?
    (10.02.11)
    ----------------------------------------------

    図書館

    実はまだ続いています、倉橋由美子祭り。

  • 収録作: ある老人の図書館/姥捨山異聞/子を欲しがる老女/天の川/水妖女/閻羅長官/犬の哲学者/臓器回収大作戦 /老いらくの恋/地獄めぐり


    ■講談社 2003.9.30
     装画 パウル・クレーpaul klee「アド・マルギネム(または「周辺ニ描ク」「欄外に」)ad marginem」
     装幀 菊地信義
     オビコピー「あまりにも恐ろしい結末 大ベストセラー『大人のための残酷童話』から20年 現代文学最高の語り部・倉橋由美子が贈る10篇の物語」「欲望の果て 人のさだめ」
     献辞 For Nobuko Takayanagi
    ■講談社文庫 2006.6.15
     装画 
     装幀 
     オビコピー
    鬼に変貌していく老婆を捨てた息子と、その嫁の意外な末路とはノノ。「姥捨山(うばすてやま)」や、織女(おりひめ)と牽牛(けんぎゅう)の「天の川」といった、有名な昔話をベースにしながらも、独特の解釈で綴られた10の物語。大ベストセラー『大人のための残酷童話』の著者が、性欲や物欲、羞恥心といった、人間の奥底にひそむ感情を見事に描きだす。

  • エロいよグロいよ怖いよー!
    人間のエゴとか業とか欲とか、そういうドロドロしたものを淡々と描いた良作。一番最初の図書館の話とか、今のオンノベやケータイ小説の普及によって一億総作家時代になりつつある現代への強烈な皮肉を感じる。みんな書きたがりばっかで誰も読みゃあしねぇよって。臓器移植の話も行き過ぎた医療進歩への皮肉。そこまでアレコレ入れ替えちゃったら、もうそれはお前じゃないんじゃね?ってツッコミ。
    血みどろ殺戮シーンも怖いんですが、セックス描写が怖い。なんか、正気を失った獣が共食いしてるみたいな感じがして非常にエグい。全体的に「女は怖い」ってオチが多い。女は魔物やね。

  • 主人公がすべて老人という短編集、そのわりにエロくて結構グロいです(^_^;)面白いのとそうでないのの落差があるのが残念。

  • 【5/29-5/30】

  • 後味悪い・・・しかしつまらなかったとは言えない。

  • 『大人のための残酷童話』の続編。登場人物は老人ばかり。「大人〜」は元ネタとなる童話が分かりやすかったが、こちらはほとんど不明。オリジナルなのかな。

  • 老人のための、ということで主人公は老人たち。老人には残酷すぎるのでは?

  • シニカルな話がおもしろい。でも、鬼になる話は、食事前によむんじゃなかった。

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著者プロフィール

1935年高知県生まれ。大学在学中に『パルタイ』でデビュー、翌年女流文学賞を受賞。62年田村俊子賞、78年に 『アマノン国往還記』で泉鏡花文学賞を受賞。2005年6月逝去。

「2012年 『完本 酔郷譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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