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みんなの感想・レビュー・書評
他人が「のっぺらぼう」に見えてしまうようになった少年の話。
超常現象を闇雲に肯定するのではなく、かといって科学的見解に拠りすぎることもなく、立ち位置が良い。
それでホラーっぽい雰囲気や、ミステリ部分も描けている。
淡々としすぎている感はあるが、他の作品ではもっとアクティブな描写もできる人。
よかったー。
スタンドバイミーみたいな雰囲気を感じつつ、のっぺらぼうに見えてしまうという設定の中、後半はサスペンス。
最後は感動してうるうるしちゃった。
小路幸也好きだな
突然、他人がのっぺらぼうに見えたら…
自分の子供がそうなった時、兄の存在を思い出し…
良いお話です。
あまり詳しく書けないけどね(笑)
少年時代の出来事を描くという点ではキングのスタンドバイミーのような雰囲気ももっている。ミステリアスな造作で引きつける。
語り口調で書かれているからか、とても読みやすかった。
世代は違うけど懐かしい風景が目に浮かんだお話。
どうして周りの人がのっぺらぼうにみえてしまうのか?
どうしたら治るのか?
展開が気になって気になって、目が離せなかった。
それだけに、最後の話の終わり方はちょっと微妙。
人の顔がのっぺらぼうに見えるようになったという小学生の息子。
それを聞いて途方に暮れる妻とは異なり
ぼくが真っ先に頭に浮かんだのは
20年前に姿を消した兄の言葉だった。
続編を先に読んだせいもあってか
今までで一番ストーリー性があって楽しめた。
これがデビュー作とは驚き。
【図書館・初読・2/24読了】
「みんなの顔が“のっぺらぼう”に見えるっていうの。誰が誰なのかもわからなくなったって…」兄さんに、会わなきゃ。二十年前に、兄が言ったんだ。姿を消す前に。「いつかお前の周りで、誰かが“のっぺらぼう”を見るようになったら呼んでほしい」と。第29回メフィスト賞受賞作。
息子が突然「人の顔がのっぺらぼうに見える」と言い出した。
それを聞いて思い出したのは、若くして姿を消した、年の離れた兄の言葉だった。
しばらくぶりで連絡を取ると、兄はすぐにやってきて、弟一家に不思議な話を語って聞かせるのだった・・・。
稀人・解すもの・違いもの。
カタカナの名前を持つ町に集まった、通常の人とは異なる「もの」たち。
彼らの周りで繰り広げられた、悲しい事件の顛末とは・・・。
というストーリー。
うーん、物語のほとんどが兄のモノローグなので、「はぁ、はぁ、あーそうなんですか~」と相槌を打って終わってしまう感じだなぁ。
最後も「え?そんで結局どうするの??」って終わり方だったし。
この世界には、あんまりはまれなかったかも。
前半のわくわく感はなかなか。
後半のつっぱなされ感は久々。
まったくついていけなかったかな!!
違い物とか解す物とか、後半解決編だけ出てきた設定で突っ切られてもだまされないぞ!!みたいなっ!!
日常ホラーなら月の下の方が断然!!
「家族は、いっしょにいなきゃダメだ。たとえ違う場所に生きることになっても、死ぬまで家族なんだ。いつか離れるそのときまで、家族でいろ。代わりはいないんだ。そういう想いが、必ず力になる。この家族の力になってくれる」
小路さんデビュー作。渾身でした。
かなり、良かったのですよ。
とても、夢中になって読みました。
こんなに、良いなんて、かなり、驚愕です・・・!!!!
小路さんの東京バンドワゴンにもつながる家族観みたいなのが明確で、なんだか心に来ましたねー。
それに、この町の秘密と言うか、不思議と言うか、、そういうのも、すごく分かりよかったのです。
最初から最後までずっとワクワクとテンションを落とさないでいてくれて良かったー。
もちょっといろいろと読んでみることにしようっと。
【4/29読了・初読・市立図書館】
なんだか不思議なお話だった。
相変わらず登場人物はいい人ばかり。
小路幸也さんのデビュー作。
小路さんのデビュー作らしい。結局、甥っ子はこれからつらい人生が待ってるってことなのかな。なんかちょっと暗かったけど才能を感じさせる本でした。のっぺらぼうに見えたらほんとコワい。10.04読了。
また音楽モノかと思いきや、タイトル・表紙からは想像も付かないSF(?)。おもしろかった。
ある日、人の顔がのっぺらぼうに見えるようになり、その後次々と町の人間が謎の死を遂げていく。
のっぺらぼうと死の結びつきが全然繋がらなかったが、最後の方で話が急加速。違い人(たがいびと)、解す者(げすもの)、稀人(まれびと)という3種の性質をもった人たちがいて、違い人は人に凶気をもたらし、解す者は違い人をやっつけ、稀人は違い人を弱らせる。
ゲームシナリオを書いていただけライトノベルに近い。
ある日 自分の息子が 「みんなの顔が(のぺらぼう)に見えるっていうの。 誰が誰なのかもわからなくなったって」 兄さんに、会わなきゃ 20年前に、兄が言ったんだ。姿を消す前に。 「いつかお前の周りで、誰かが(のっぺらぼう)を見るようになったら呼んでほしい」 (本の帯より) 連絡をすると すぐにやってきた兄。 兄の小さかった頃に 体験した事を 弟とその子供へ話し... 続きを読む »
メフィスト賞を読みあさってた時に読んだ一冊。
読み始めるとぐいぐい引き込まれて、大学まで持って行って、授業の間も気になって仕方が無かった本はそうそうないので印象深い。
(でも結構内容忘れてるので読み直そうかな、というか買おうかな)
2009.6.4
「東京バンドワゴン」シリーズを読んで、小路幸也さんの本を
もっと読みたいと思い、読んだ本。
すごいフィクションなんだけど、ひょっとしたら・・・なんて
思ってしまうようなお話。
主人公の恭一さんと同じ歳なので、お話の中に出てくるものは
だいたいわかります。
ある日突然まわりの人の顔がのっぺらぼうに見えてしまったら・・・
人に話さないで考え続けていた恭一さん、すごい〜〜
悲しいお話だけど、温かな読後感。
ファンタジー小説。
小路幸也さんの作品を初めて読みました。
小学生の息子が「みんなの顔がのっぺらぼうに見える」と言い出した。
誰が誰だかわからないと。
20年前にいなくなった兄の言葉を思い出し・・・。
その兄がみんなの顔がのっぺらぼうに見えることを話してくれる。。。
時は昭和40年代で物語の舞台となっている、ある町(カタカナの町)を
子供の目線(兄の子供の頃)を通して見せてくれる。
自然に物語に入っていく事が出来ました。
自分がかつて幼かった頃に、きっと感じたことがある心の感触を
思い出させてくれました。
話が進むにつれ、次はどうなる?この先どうなる?と思わせてくれるところが
素晴らしかった。
この本を読んで作者の小路幸也氏が好きになりました。
図書館で見つけました。
可愛いピンク色の背表紙が目に留まり、何となしに手にとってみたところ1ページ目からグイグイ引き込まれていきました。
物凄く不思議なお話です。
途中自分の心臓がバクバクしてるのがわかるくらいハラハラして、恐かった。
『稀人』や『違い人』、『解す物』が実際にいたらって考えると怖いですね
小路幸也さんの本はいつもこんな感じなんでしょうか?別の作品もまた読んでみたいです。
ある日突然、人の顔がのっぺらぼうに見えてしまう。息子彰にそう言われた凌一は、昔、兄の恭一が言い残した言葉を思い出す。「いつか、お前の周りで、誰かが<のっぺらぼう>を見るようになったら呼んでほしい」と。昭和の雰囲気が強く出ていて、懐かしいというかなんというか。ファンタジーだと知らずに読み始めたのですが、そう違和感なく話に入っていけました。「解す者」「違い者」「稀人」とかの設定は、恩田陸の「常野物語」シリーズを思い出しました。途中、ちょっとしんどい描写があるのですが、楽しめました。続編も読みたいです。
小路幸也さんのデビュー作。
物語のほとんどは懐かしい昔話。
閉じた町の閉じたところで起こった昔話。
特殊な環境なのに誰もが不思議がらない、
時代の空気だったのかもしれない。
自分にしか見えないもの、
自分にしか見えてないもの、
他人と共有できない不安、恐怖。
自分が見ているものは、必ずしも他人のそれとは一致しなくて、
そのずれが大きいと、どこかがゆがむ。
嫌な汗はかかなかったけど、なんだか不思議な不気味さを感じた。
「東京バンドワゴン」の著者のデビュー作で第29回メフィスト賞受賞作。 幸せな家庭生活を送っていたはずの凌一の息子彰がきゅうにみんなの顔が「のっぺらぼう」に見えるという。 凌一は同じ事を言う少年を知っていた。 それは20年も前に家を出たきりの兄、恭一。 早速、家族の誰かが「のっぺらぼう」を見るようになったら呼んで欲しいと言った兄を呼び寄せる。 話は恭一たちが小学生のころのこと。パル... 続きを読む »







