- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062119474
作品紹介・あらすじ
この絵本のストーリーと実際の私の少女時代は違うけれど、描きながら思ったのは、ピアノが好きで、ただ弾きたいという少女の純粋な気持ちね。だから、最後は神様が願いを叶えてくれたのよ。どこか懐かしい時代の奇跡。フジ子・ヘミング初めての絵本。
感想・レビュー・書評
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はげしさ。地道さ。
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ピアノの好きな女の子。
だけれど、ピアノは高いので音楽室の机の鍵盤の模様で練習するだけ。
あるとき、本物のピアノくらい長い紙の鍵盤を御母さん作ってがくれる。
それで練習をする女の子。
音楽室に入った時、本物のピアノの蓋の上に紙の鍵盤を置いて、演奏する振りそして楽しむ女の子。
そこを他の女の子に見つかり馬鹿にされてしまう。
女の子の涙が紙の鍵盤に落ちたとき、紙の鍵盤から美しい音が出て、周りの女の子や先生を魅了し、女の子は心行くまで演奏をするのだった。
フジコ・ヘミングの絵の絵本。
フジコ・ヘミングは子供のころからピアノがあった環境だけれど、自分と主人公の女の子を重ね合わせた作品。
鍵盤の模様のついた机とか、紙の鍵盤とか懐かしい。
音を出すとうるさいので紙で練習したなあ…。
フジコ・ヘミング、絵がうまい。
原作は別の人になっているけれど、文章もフジコ・ヘミングなのかな? -
ピアノを幼い頃に習っていたという人も、そうでない人も、是非読んで欲しい一冊です。この本の主人公はピアノが大好きな女の子です。けれども彼女は本物の鍵盤に触れたことはなく、母親の作ってくれた紙の鍵盤でピアノをひく練習をしていました。物語の最後に奏でられる奇跡のメロディーを素敵なイラストと共に楽しんでください。
<2006/05>
好きで好きでたまらない、ただピアノを弾きたいというこの絵本の少女のように純粋な気持ちで、この絵本を読んで、皆さんも何かに夢中だった小さい頃を思い出してみてくださいっ!!
【配置場所:学生図書コーナー 726.6/MA 】 -
ピアノを弾くのが好きな方にお薦め。
ただ本物のピアノが弾きたい、という純粋な気持ちが明るく描かれている絵本です。
クライマックスではとても優しい気持ちになれます。
ピアノが好きということを再確認できる本。
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フジ子・ヘミングさんのあとがきが素敵です。
「技術が基本だけど、音楽は芸術なんだから、自由な精神を大事にする気持ちがないとだめね。」 -
ピアノが大好きな女の子の話です。ピアノが大好きななのに家では買えません。おかあさんが紙の鍵盤を作ってくれました。いい話でした。
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ピアノを習いたいお友達、習っているお友達……ピアノが大好きなお友達に是非読んでもらいたい1冊です。
漢字を使っていますが、絵を見ているだけでも音が聞こえてきそうです。
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いつまでも「好き」な気持ちを忘れないでいて欲しいから!
私のそんな気持ちからのお薦め本です。
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ピアニストであるフジ子ヘミングさんの初めての絵本!
ピアノだけでなく絵の才能も豊かで、彼女らしい雰囲気のあるものですね。
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母と2人暮らしの貧しい生活をしている女の子が本物のピアノを買えなくて……母の手作りの紙のピアノで練習をしていました。88鍵の紙のピアノ、紙がボロボロになるまで、お母さんと口ずさみながら弾き続けました。
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そして最後に「好き」が奇跡を起こすのです。
紙の鍵盤を馬鹿にされながら涙を流し……するとポーンと音をたてたのです、紙の鍵盤でずっと練習してきた曲を引くと、どんな高価なピアノでも出せない美しい音が流れるのです。
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彼女はピアノを引き終わって、「お母さん、ありがとう」と、そして紙の鍵盤にも感謝をしながら丁寧に折りたたみました。
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読んでいると耳元にピアノの音が流れてくるようです。
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好きなことにうちこめる幸せ
好きなことがある幸せ
そんな思いを忘れないでいて欲しい。
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とかくピアノの練習は涙がともなったり、親のイライラがともなったり……、でもピアノを弾きたい〜と思った最初の気持ちを思い出して欲しいなぁ〜なんて思ってしまいます。
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音だけでなく絵本という形でも心に感動をあたえてくれたフジ子さん、ありがとうございます。
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いい話だ……。
フジ子・ヘミングはピアニストの面しか知らなかったんですけど、絵も描くんだなあ……。
絵本のトーンにぴったりの柔らかなタッチと色彩です。すき。 -
努力引起的奇迹!
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タイトル通りのお話。優しい雰囲気。
2013/03/03