- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062120531
作品紹介・あらすじ
「されば、人、死を憎まば生(しょう)を愛すべし。存命の喜び、日々に楽しまざらんや」
長年たえず口に唱え、みずからを励ましてきた言葉を選んで、いわば「わが徒然草」といったものを作ってみた。徒然草の魅力を伝えるひとつの試みである。(中野孝次)
総ルビつき原文 著者オリジナル現代語訳つき
閑(しず)かなる山の奥、無常の敵(かたき)競(きお)ひ来らざらんや。その死に臨めること、軍(いくさ)の陣に進めるに同じ。
生死の問題は、今を生きる上で考えずにいられぬ緊急の関心事だったのである。……人は本来なら、いかに無事太平の世に生きようとも、つねに同じ課題をつきつけられているのだ。そのことを我々に最もよく示しているのが『徒然草』なのであって、この随筆文学の永遠の新しさはそこにこそあると言っていい。――(本文より)
感想・レビュー・書評
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『徒然草』全243段から59段を抄録、59段を「1.世俗譚 2.しばらく楽しむ 3.なんとなくいい話 4.生死 5.名人 6.シンプルライフ 7.一事に専念せよ 8.心のふしぎ 9.よき趣味、悪しき趣味 10.美とは何か 11ありがたい話 12.実践的教訓」の12章に分類、解説をしている。
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図書館。引越しで時間無くざっと読みになってしまったが、良い。次行く土地の図書館に同じ本は無いみたい。その図書館の徒然草関係の本読んでみて、しっくり来るのが無ければこの本を何処かで借りて再読しよう。2017/9/29
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課題に出されたので読みました。
説明などもついていて分かりやすい。 -
わかりやすい。
いい分類をしている。
74、75、155 の格段が印象的。 -
この本を読んで、より古典文学に興味が沸きました。
私のような少ない知識を持った者でも、多少読めました。
(もちろん現代語訳がついていますが。)
所々興味深い文章がありました。
ただ、もう少し直訳の方が私には合っているかも知れません。。
これから、色んな古典文学の現代語訳付きの本を読んでみようかな!