NO.6〔ナンバーシックス〕#1 (YA! ENTERTAINMENT)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062120654

感想・レビュー・書評

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  • 2013年の理想都市「NO.6」。エリート居住区に住む紫苑は12歳の誕生日の夜、特別警戒地域から逃走した少年・自称ネズミと出会う。犯罪者として追われていることを知りながら傷の手当をし、食事を与えたことで紫苑の人生はリセットされる。特別待遇がすべてなくなってから、清掃ロボットの管理者として働く彼だったが、ある日奇妙な死に方をする人に遭遇し・・・。NO.6が理想ではないと感じ、あるがままの世界を知りたいという紫苑の願いは叶うのか――。

    2013年=再来年なんだな、ということに気づいてこの本を初めて読んだ当時はすごく遠い未来のように感じていた自分が懐かしくなりました。初版の2003年からずっと読んできたからなぁー。あっという間に8年か・・・とちょっぴり切なくなりながらの再読。
    久しぶりに読んでこんな怒涛の展開だったのかとびっくり。後半はかなりゆっくりなイメージがあって、最初はこんな引っ張られるような感じだったのね。出会いのシーンは何度読んでも、ここから全てが始まったんだなと感慨深いです。謎めいたネズミとド天然な紫苑のやり取りでは思わずふっと笑いがこぼれてしまうようないい意味での軽さも持っていて、根底に流れる深刻さを救ってくれる。完結するまで、本当に追っかけてきて良かったと思える良作。

  • 最後に読んだのが6年以上前の話なので、すっかり忘れてました。
    そこでアニメやるとかいう情報を聞いて、慌てて図書館に借りに行ったw



    以前読んだときもそうでしたが、やっぱり面白い。
    4年の空白と、"ネズミ"。
    あさのあつこさんの文章は好きなのですが、内容もこのシリーズは大好きです。

    あらすじ。
    NO.6という都市の中心、クロノスに住む最高ランクの知能を持つ少年・紫苑が主人公。
    VCと呼ばれるいわゆる犯罪者・ネズミをかくまったおかげで、最高の教育環境その他諸々を失い、NO.6の中心から外れたロストタウンに移る。
    4年経ったあと、紫苑の周りで不可解な死が起こる。そしてその死の原因は紫苑であると(殺人者だと)市に言われ、捕まる。
    矯正施設に送られる途中で、"ネズミ"に助けられる。そのまま市の外である西ブロックでネズミと住むことになる。



    始めは相当ぶっきらな感じがしたネズミだけど、読み進むにつれなんだこいつ可愛いなみたいな気がしてきた自分は終わってると思います。
    ネズミかこいいよネズミ。

  • アニメを見て気になって図書館で借りてきた。
    紫苑のように、選ばれ快適に暮らす中で、都市のシステムに疑問を持ってる子に弱い。疑問を持ち気づいてしまったがために…って展開も。
    まだ1巻のみ読破ですが、児童書なだけあって文字数が少なく、会話がメインなのでさくさく9巻までいきたいと思う。
    1巻は本当にプロローグといった感じなので、今後どうなっていくのか期待。

  • 展開早くて読みやすい。そしてどきどきします。期待して次も読む!

  • なんとなく手をつけていなかったんですが、読み始めたら一気でした。
    アニメのネズミ、イメージ違う…しっかり見てますけど

  • 最近アニメが始まったことを知り、図書館で借りてみました。字が大きかったので小一時間で一気に読了。なるほど、いかにもアニメになりそうなテンポの良さと展開。続きはどうしようかなあ。横浜市立図書館ではどの巻も10人ほど予約待ち。ずいぶん人気があるんですね。

  • 全巻読了

  • あさのあつこ初読み。あまりにバッテリーがブームだったので天の邪鬼な私は読む機会を逸してずるずるここまで。絶対読んだらおもしろいとは思うのだが・・・。 そろそろいいかとまずは違う作品からトライ。 うーむやはりおもしろい。 紫苑とネズミの出会い。管理されまくった社会、一歩外れるととんでもないものが見える。 真実を知ることは本当に幸せなのか? でも紫苑は決して後悔しないのだろう。 続き期待。挿絵に写真が使われてたのがちょっと印象的。最後まで一気読みしたいような、ゆっくり読みたいような・・・。

  • 今更過ぎるが祝アニメ化♪文庫本になったらしいし改めて一巻から読み直そうかな…。

  • 紫苑は理想都市NO,6に住む純粋培養のエリートだ。説明の出来ない違和感の中で何不自由なく母親と暮らしている。
    2013年9月7日、12歳の誕生日までは、確かにそうだった。
    この嵐の夜に、紫苑は“ネズミ”と名乗る少年に出逢う。逃亡犯と知りながら彼を匿い、怪我の手当をした。

    それから4年。逃亡犯を助けた紫苑はエリートとしての特権を全て失い、NO,6の片隅で母と共に穏やかに生きていた。
    しかし、職場の公園で変死体を発見してから、彼の人生はまた大きく変わる。当局によって殺人事件の容疑者として拘束されたのだ。矯正施設に護送される途中でネズミに助けられた紫苑は、生まれて始めてNO,6の外に出る。
    そして、どんな場所だろうと、どんな姿になろうと、生きている限りは生き続けることを決意する。

    紫苑はこれから何を知ることになるのか?そして、何を選ぶのか?母親や沙布との再会は叶うのか?

    アニメのCMを見て興味を持ったから読んだ。あさのあつこを読むのははじめてだけど、思っていたよりずっと面白い。完結しているのかな?ネズミも謎だらけだし、続きがすごく気になる。ネズミと紫苑のやりとりが好きだ。

    『マクベス』『ファウスト』『ヘッセ詩集』『ハムレット』

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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