- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062121705
感想・レビュー・書評
-
短編集。ミステリー
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1話目の阿部なにがしとかいうものによる文章が最悪だ。読みづらい、スジがわからない、会話が下手、キャラに一貫性がない。作家なのか?池井戸はさすが経済畑で読ませる。他も良作。1話目にひどいのを持ってきた罰で減点4点。
-
乱歩賞作家5人によるアンソロジー
どれもどっしりと読み応え十分☆
渡辺容子作品が、ついこの前読んだばかりの
八木薔子のシリーズだったのが、偶然だけど嬉しかった~ -
(収録作品)ターニング・ポイント(渡辺容子)/沈黙の青(阿部陽一)/サイバー・ラジオ(池井戸潤)/盗み湯(不知火京介)/ダナエ(藤原伊織)
-
第36回受賞 阿部陽一 「沈黙の青」
地味なOLが友人の死の真相を調べるうちに危険に巻き込まれる
第41回受賞 藤原伊織 「ダナエ」
肖像画切り裂き事件
第42回受賞 渡辺容子 「ターニング・ポイント」
万引き監視員と外国人が絡むカード詐欺事件
第44回受賞 池井戸潤 「サイバー・ラジオ」
特殊能力を持つ詐欺師が企業の架空増資の情報を掴み大金をゆすり取ろうと画策するが
第49回受賞 不知火恭介 「盗み湯」
坂道に並ぶ4件の温泉宿の露天風呂を行き来する死体
最初、乱歩賞だけあって堅い文体でじっくり読む話が前2作でした。正直、暗い雰囲気で、淡々とした進展はあまり好みではなかったです。が、「ターニング・ポイント」は面白かったです。作りすぎたような会話のしかたがちょっと気にはなりましたが。「サイバー・ラジオ」はちょっと作風が違いましたね。そして「盗み湯」ブラックユーモア的な感じで面白かったです。宿屋の方がちょっと気の毒でしたが。ただ短編なので、どの作品も解決部分が駆け足的でした。 -
全体的に面白くなかったです。細かい所までどの話も作られてはいるんですが、小難しいのもあったりしてイマイチでした。個人的には黒の方が断然好きですね。でも不知火さんは少し気になりました☆
-
?阿部陽一=沈黙の青→友人が殺された。大人しかった主人公は事件解決の中で成長して行く。?藤原伊織=ダナエ→一枚の絵が壊された。その事件発生からひとつの人生が暴かれて行く。?渡辺容子=ターニングポイント→万引き検挙した。保安士として行き詰っていた主人
公は新たな成長して行く。?池井戸潤=サイバーラジオ→ある音声をキャッチした。特殊能力を持つ男はしぶとく暗躍していく。?不知火京介=盗み湯→死体が行き交う。有名になっていった女優には過去に言えな事件があった。各5編の短編集。短編は読みやすくって好き。