網野善彦を継ぐ。

著者 : 中沢新一 赤坂憲雄

• 講談社 (2004年6月26日発売)

作品紹介・あらすじ

「歴史は自分が語りたかったことを語り損なう」という視点から日本人の野性・欲望をつかみ出す作業に邁進した歴史学者・網野善彦の力わざから何を受け継ぐか、二人の思想家が決意を語る。

感想・レビュー・書評

[kitanoさんの感想 · 2017年6月24日]

弟子にとっては
いい人を亡くしたらしい

[dearwolfさんの感想 · 2013年9月8日]

目に見えないものが、この世界を作ってる。

[「おやっさん」さんの感想 · 2009年11月24日]

網野善彦氏が亡くなって数ヶ月の後、網野氏の影響を濃厚に受けたお二人が、網野氏の行ってきた孤独な功績について、語り合ったものをまとめた作品である。

『蒙古襲来』、『無縁・公界・楽』などで従来の歴史学界からの非難を一手に受けた網野氏。

しかしながら、彼の著作を読んだ大多数の読者は深い感銘を受けたことも事実である。

網野善彦という人物が残していった功績をどう引き継いでいくのか、大変なことではあるが、意義あることである。

[c3po2008さんの感想 · 2009年11月3日]

2007/11/11 読了 ★★★★
2009/11/03 読了

[c3po2006さんの感想 · 2007年11月12日]

2007/11/11 読了 ★★★★
2009/11/03 移動

[koukakuさんの感想 · 2006年7月22日]

まとまってて読みやすかった、って事。

著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』（桑原武夫賞）、『カイエ・ソバージュ』（小林秀雄賞）、『チベットのモーツァルト』（サントリー学芸賞）、『森のバロック』（読売文学賞）、『哲学の東北』（斎藤緑雨賞）など多数。

「2023年 『岡潔の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」