ITに殺される子どもたち 蔓延するゲーム脳

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 28
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062124751

作品紹介・あらすじ

インターネット、携帯電話、コンピュータゲームは脳の働きをこんなに低下させる!脳科学者が突き止めた衝撃の最新データ初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 基本トンデモ本は楽しんで読むんだけど、こういう地位も名誉もある人が専門性を生かしてトンデモ論を振りまくってのは害しかないよな。

  • ◆きっかけ
    図書館。ゲームの影響について知りたいと思っていたところ見つけたので手に取った。
    ◆感想
    ・ゲームの影響。公に完璧な答えが出ているわけではないようだ。これからも関連書籍を読んで知識をつけたい。
    ◆引用
    ・言ってもわからない幼い子どもを叱るとき、あるいはほめたりするときには、直接子どもの手を強く握ったり、肩、あるいは頭に触れてあげるのがよいと思われます。 昔から、「手をとって教える」とか、「手塩にかけて育てる」と言われていますが、この言葉の意味をもう一度考えてみてください。(中略) 肌のふれあいが、相手の警戒心や、恐怖心をほぐす効果があることは、インドで実際にあった「狼少女」についても見られます。(中略)シング夫人は、カマラという狼少女の腕や足などを毎日マッサージしてやったそうです。(中略)子どもの脳神経回路を、いかに正常に発達させるか、どこの部位の神経回路を充実させるかは赤ちゃん時代、特に〇歳~三歳と四、五歳~一〇歳が重要な時期です。このときに、意味のある温かい言葉を、人間の道徳や尊厳に結び付くような言葉を脳の中に入れてやらなくてはいけません。...p197
    ・(…コンピュータ、テレビなどを挙げてそれにより子どもたちの脳に入力される映像、音などの情報量が膨大になると述べて…)それは言語的なものではなく、ビジュアル的な要素が極端に多く、言語を理解できないままイメージ的情報が容易にとり込まれます。(中略)シュタイナー教育では、(中略)とくに発育発達過程にある幼児期の子どもに、テレビゲームや長時間のテレビを見せたりしていると、リモコンで操作されたようなぎこちない動きになり、視線も定まらなくなり、集中力の低下を来すことになると警告しています。...p208
    ・以前私が研究生活を送っていたロックフェラー大学は、マンハッタンの中央でイーストリバーサイドに位置しています。これまでの100年間で22人という多くのノーベル賞受賞者を輩出しています。日本人の大先輩では野口英世博士が生涯、研究していたところです。ロックフェラー氏の考えで、キャンパス内は狭い舗道以外は芝生と緑の樹木や花でおおわれています。研究者が研究の合間、自然と触れ合うことで脳をおのずとリフレッシュするように設計されているのです。 また、ロックフェラー氏が亡き母親を記念して建てた、広いメモリアル・ホールには数多くの絵画が展示されています。研究者がこれらの絵画を鑑賞し、これもまた研究で疲れた脳をリフレッシュできるように配慮されています。さらにそこのホールでは音楽コンサートも頻繁に開催されます。これらはまさしく前頭前野や右脳の活性化を起こしてくれるといえるでしょう。 現在、私たちはITといかに共存していくのかを考えることが重要であると思われます。...p213

  • ゲームやパソコンなどが脳に及ぼす悪影響について。面白かった。

  • すべてゲーム脳で片付けられてしまっている。3冊目に違う意味で期待大な本です。

  • 分類=電磁波・ゲーム脳。04年7月。森昭雄氏の著書2作目。ゲーム脳の議論対象はパソコン・携帯電話・テレビ等にまで広がり、本書において氏は「ゲーム脳問題」=「電磁波問題」であることを明示したと見てよいでしょう。氏は、TVゲームが子供にとり最も有害なものという考えに基づき「ゲーム脳」なる言葉を用いていますが、以上の状況を踏まえるならば、これ以上この言葉を使用することは、却って議論の本質を見誤らせるのではないでしょうか。

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