| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
深夜から夜明けまでの、ほんの数時間のできごと。
交差する数名の男女。
物語の序章のような、これからの何かを示唆するような、そんなお話。
文章に引き込まれ一気読み。
彼・彼女達がどうなってゆくのか、そればかり気になる。
相変わらず僕の大好きな作家であることには変わりないが、相変わらず難解になっていく一方なこともまたたしか。 もはや、カフカの世界である。さすがに、カフカ賞受賞作家。 読解を試みるより、寓話として読んだ方がいいのかも。 眠り続ける姉の手を握りしめながら同じ布団に潜り込むマリの姿に、僕は希望を見たのだが。
出だしは凄く引き込まれたのだが、徐々に惰性や義務感みたいなもので読んでいた。
文体がそれまでの村上春樹作品と違うので戸惑っていたのかも知れないが、全体的にあまり楽しいと思わなかった。
ただ、ハッとさせられるような美しい表現は健在で、感動すらした。
章ごとに描かれた時計や、真夜中見知らぬ男女が知り合って事件とかかわりあっていく・・・アイリッシュの「暁の死線」を彷彿させ、かなり期待して読んだけれど淡々とした話が続いていくうちに終わる。
事件が隣り合っているのに、皆それぞれのドラマのみ没頭していく今ということか。コオロギさんとマリの会話はとてもよかったけれど、村上春樹らしからぬ、という印象もあった。それは全体に感じられたことだけど。
悪くはないけれども、いつもながらのなんだかよくわからないけど面白いという勢いを持つ村上春樹の世界とは違っていた。
真夜中から朝に至る数時間の間に起こる、男女の出会いと別れを描いた作品。
日常生活の壁ひとつ隔てた場所にある闇。
主人公である一組の男女の周囲で起こる、事件を通して日常生活の脆さを浮き彫りにさせる。
所々に寓話的なシーンを挿入させることによって、日常から切り取られたシーンの連続を、詩的な作品にまで昇華させていると思う。
緩やかで緩慢な真夜中の時間と、壁一枚隔てた夜の緊張感の対比や作品の持つ詩的なリズムが読み手を作品世界に誘い、心地の良い読書体験ができる。
また、この作品とは〇〇といったように、明確に整理できないのも魅力だ。
作品自体が持つ無限の広がりが、読み手に様々なイメージが交錯させ、読後感に簡単に整理がつかせることをさせない。
非常に深遠なテーマを扱っているようでもあり、しばらく経ってから再読しようと思わせる作品だ。
話の種類はスプートニク系だけれどより身近な感じ。誰にでも起きるし、誰でも感じやすい感情。
トリップ感で言ったらスプートニクの方が強いのであちらのが好きかな。
すべての文にうまく溶け込めなかった。
例えば深夜に、渋谷のデニーズなんかに入ったとき、ふとこの話を思い出す。そんな時は、マリや高橋がどこかにいるんじゃないかという気になる。交換可能な店、交換可能な音楽、交換可能な食べ物。客観的には人間関係でさえも交換可能なように思える。しかし、そうじゃないものが誰にだってあるのだという当たり前で、単純だからこそ、大事なメッセージを読み取った。
1205読了。ある一晩を、それぞれの人物の視点で描いたミニマルストーリー。話は単線的だけど、壮大じゃないところが気楽で好き
この小説は、夜中を過ごす人々の行動を”何か”となって観察する不思議なストーリーです。
登場人物が一人一人リアルに描かれていて、いつの間にか物語の中に入っていけるような作品でした。
ペンネーム:M.M
たしか初めてまともに就職した頃に読んだはずなのですが、
上の階に住んでいたビミョーな知り合いの私生活が気になりすぎて
話の内容まったく覚えていない。
思うに村上春樹という人は『この世界、この空間ではない何処かに本当のいるべき場所があり、その(架空でもよいのだけれども)場所があるが故に人々はこの現実の中を歩いていける』という話が好きなのでは。
それが約束の場所であったりして。
世界を「世界」という言葉でくくってしまうと、そこにあるこじれた物事はあたかも整理されたように思うんだけど、結局のところ勘違いだし、勘違いであるということに対しての認識も私たちには足りない。世界は絡み合っている。ほんの一日、一つの街を描写しただけでそれはわかる。
村上春樹さんの「アフターダーク」。ピコさんお勧め村上春樹さん。
実は私は、「ノルウェーの森」と羊達シリーズしか、
彼の小説を読んだ事がありませんでした。。。。そう、いわゆるブーム物。。
久しぶりに読んでみて、思い出した〜
ノルウェーを読んだ時に感じた、彼独特の「小宇宙」
なんか宇宙っぽい。。それが私の彼の小説に感じる印象です。
___夜の繁華街、いつもと違う行動をする少女。。その裏にある姉の存在。
その姉のいる世界を静かに凝視する私たち(彼ら?)。。。
一晩で、複雑にからむ人間模様、偶然、思考。。。。___
たった一夜の物語ですが、長い長いストーリーのように感じました。
我々読者もあたかも物語の登場人物のように引き込む書方も見事だったな。
不思議な村上春樹ワールドに久しぶりにはまったのでした〜
面白かったです

2012年29冊目。
288頁。
京橋図書館で借りる。
本書の視点は、“視点”。
深夜の街を監視カメラ越しに眺める人間たちのようであり、もっと高位に位置する何かのようにも感じら...






