しろいやみのはてで (あらしのよるにシリーズ)

  • 講談社
3.69
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本棚登録 : 292
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062126472

作品紹介・あらすじ

描きおろしの美しい絵で再現された本編未収録シーン。はじめてつづられた5か月間の友情の真実が、胸にせつなくひびく。本編では語られなかった隠れたエピソード。

感想・レビュー・書評

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  • あらしのよるにシリーズ特別編。禁断の?友情からの逃避行…やっぱりさ、ハッピーエンドは無理??もう無理にでもハッピーにしてほしいよ。2人がたどり着いた所は、そういう垣根を超越した国だったとかさ、これじゃ可哀想じゃんよーって思ってしまう。

  • 「あらしのよるに」全6巻の総集編。
    メイとガブが、それぞれ今までの出来事を回想します。
    これ一冊で、全て読んだ気になるかも。
    でも、やっぱり、全6巻読んでから、読んだほうが、
    「そうそう、そういうことあったよね」と感慨深いかも。

  • ”じぶんを ころして いきるか、 じぶんを いかして しぬか、 このふたつから どちらかを えらばなければ ならないとしたら”
    ”いきるって じぶんの あしで あるくこと”
    ”いきるということは えらぶということ。 えらぶことは あたらしい じぶんに かわっていくこと”

    さらっと深いことが書いてある。

  • 2011/10/26読了

    これは友情というより、もはや愛情に近い、そう思ってしまうくらいに、この二匹はとても健気に互いを思いやり生きようとしている。
    まさかこの本に出会えるとは思ってもいなかった。
    子どもにはいささか難しいかもしれないけれど・・・
    真の心の強さは互いを思う強い気持ち。
    そんな切実な思いの再確認。この先を思うと本当に辛い。

  • あの「あらしのよるに」のシリーズ10周年記念の特別編です。

    あの、吹雪の夜の洞窟の中で、
    前も見えない未来も見えない闇の中で
    2匹が今日までの出会いと想いを回想しています。
    とても切ない
    胸がキュンとします。
    やっぱりこれは、恋愛物語なんだと思います。

  • オオカミのガブとメイ、ある吹雪の夜の二匹のお話。「あらしのよるに」の二匹がお互いにこれまでのことを振り返っています。二匹の気持ちが、よりはっきりと分かる一冊です。「あらしのよるに」を読んだあとに読むと目頭があつくなりました。友達のような、恋人のようなガブとメイ。いつかこんなふうに思える人に巡りり会ってみたいです。

  • 【あらすじ】
    描きおろしの美しい絵で再現された本編未収録シーン。はじめてつづられた5か月間の友情の真実が、胸にせつなくひびく。本編では語られなかった隠れたエピソード。

    【感想】

  • 特別編ということは、2人の幸せな未来が・・・!!?
    と思わせておいて、洞窟の中極限状態の2人の回想・・・ってそれ、走馬燈なのでは・・・??????
    これもまた、あまりに切ない引きで終わります・・・。

  • ふぶきの中、どうくつの中で
    やむのを待っているときの回想。
    今までの総集編のような形です。
    新たなるメッセージもあります。
    「いきると いう ことは えらぶと いうこと
    えらぶ ことは あたらしい じぶんに
    かわっていくこと」

  • シリーズ6巻で完結かと思っていたら、まだ最終巻があった。ので、とりあえずこちらだけを先に登録。

    これまでの出来事を振り返る1冊。
    余り必要ないようにも思えたけれど、一端冷静になるには良いのかも。

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著者プロフィール

東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。

「2022年 『おでかけ版ごあいさつあそび+ピイちゃんパペットギフトセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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