- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062127363
感想・レビュー・書評
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短編のお話で一話完結のようなのだけれど、話は全編にわたって続いていて、登場人物も同じ人物が出てきて、一話一話が謎解きになっていてそれぞれ謎は解かれてゆくのだけれど、これまた全編にわたっての謎に向かって繋がっているという誠によくできた構成になっております。最初読みかけで、こんな短編集に上下巻がある意味がわからなかったけれど、そういう意味だったのですね。読み終えて後の広告のページを見るとこの前に「ぼんくら」という話があって『すべてはここから始まった!』とある。これははじまりから読まねばダメじゃないか、しかし手元には期限付きの未読が積んである。うれしい限りです。
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可愛らしい子供と美味しそうなご飯がやっぱり宮部みゆき!
ちょっとはなしの流れが分からないところがありましたが、きっと下巻で補完されるでしょう。 -
再読。「ぼんくら」の続き。人形のような弓之助とでこ、平四郎。短編+途中から長編。
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「ぼんくら」の愛すべき人物たちが先の因縁話に巻き込まれる。生き生きとした葵が殺されてしまうことに驚く。
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本当のことなんて、どこにあるんだよ?江戸町民のまっとうな日暮らしを翻弄する、大店の「お家の事情」。ぼんくら同心・井筒平四郎と、超美形少年・弓之助が、「封印された因縁」を、いよいよ解きほぐす。
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弓之助とおでこが好き。
お徳さんのお惣菜屋さんが近所にあったらなと思う。
おでこちゃんの悩みは泣けた。 -
下巻参照。
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2010年10月12日
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『ぼんくら』を読んでから、続編の『日暮らし』を読みたいと思い、いつの間にやら2年たっておりました。
読み進めるうちに思い出してはきましたが、細かいところを忘れておりちょっと後悔。
弓之助とおでこちゃんが相変わらず素直でかわいかった~。
それに章が進むにつれ、謎が少しずつとけていくのでぐいぐい読まされてしまいました。
だけど、ここ何冊かの宮部作品で感じていた、ちょっと合わなくなってきたなぁっていう好みの齟齬をこの作品でもそこはかとなく感じてしまいました。
人間の、誰しもが持っている無意識な嫌な部分が描かれていることとか。そこまで書かなくってもっていう。
といいつつ楽しみましたので、続編がもし出たらもちろん読みます。 -
やっぱり宮部みゆきさんの話は時代劇の方が好きだなあ。