腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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著者 : 本谷有希子
  • 講談社 (2005年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062129985

腑抜けども、悲しみの愛を見せろの感想・レビュー・書評

  • ジクジクドロドロの最後の爽快なオチが素敵

  • お姉ちゃんがとにかく気が狂ってるが、出てくる人、皆、狂っとる。
    タイトルが良い。

  • 映画で気になっていたので、読んでみました。
    本谷さん自身になぜか惹かれるので、作品は読んでみるものの なんかアタシには伝わりにくいです^^;

  • 演劇出身の作者。だから、なのか、キャラクターの色付けは濃く、舞台も、たまたまかもしれないが、少人数で出来る構造で出来上がっている。一つのことをキッカケに、大きく事態を急変させていく雪だるま式の物語。
    田舎の狭さに加え、閉塞的な物語、更には湿った泥濘む様な重みのある内容。全体としては200ページにも満たない薄さだが、無駄を排除して十分に完結している。いくつかの人を中心に置いたストーリーを展開したり、結局のところ、全てがタイトルに集約されているのが良い。登場するメインに当たる人物は皆、腑抜けている。

  • 2014年11月2日読了。
    すげえ話。パンチに押されてぐいぐい読んだ。

  • 狂気を感じた。人の黒い部分が描かれている。
    タイトルがいい。

  • 演劇出身者らしく極端な性格を持った四人が織りなす物語。

  •  2004年11月10日~14日「劇団、本谷有希子」第8回公演「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」@青山円形劇場の後に発行された小説です。
     2004年の公演は未見ですが、昨年9月にNHK-BS2で放映されたときに、エアチェックしていました。
     公演の「腑抜けども・・・」、小説の「腑抜けども・・・」、それぞれに独立の作品、別物として、それぞれに魅力があることが分かります。
     また、小説を読んだ後に、再度、公演を観てみると、初見の時とは違う観方ができました。

    ストーリー 
     うだるような夏の暑さに閉じ込められた山間の集落、赤戸前村。
     ここで一組の中年夫婦が道路へ飛び出した猫を庇い、ダンプに轢かれ死亡した……。両親の訃報を受け、東京から六年のあいだ音信不通だった長女が和合家へと帰って来る。
     「あんた、本当は二人が死んだことも漫画のネタになると思って喜んでるんでしょ?」
     おびえる次女にそう微笑む長女。困惑する新妻の待子が夫の穴道から厳守するよう誓わされた一家の掟は次の三つだった。

     『一つ、長女の澄伽には何があっても逆らってはいけない』
     『一つ、次女の清深には決して心を許してはいけない』
     『一つ、長男の穴道に一切の恋愛感情を抱いてはいけない』

     やがて自由にふるまう澄伽によって、和合家の日常は大きく歪み始める。
     それぞれの思惑が交錯し、空回り、事態は一層の泥沼へと嵌まり込んでいき───。

  • 映画を先に見たのですが、原作もなかなか。
    ただ映画があれだけ濃い内容量だったのに対し、原作は少々あっさり。原作つきの映画って殆どが原作の内容を削られる作品ばかりだけど、この作品は補足されてく映画だったなぁ、と。さそれは作者が劇作家であり演出家であるからなのかと思う。一応本として出来上がったけど、そこには演出が必要で、つまりこの本は台本の延長線上である、と私は思います。
    上から目線だけど、とても可能性が感じられる作品だなぁ、と思いました。

  • 不思議な感覚。圧倒される内容。
    緻密な文章で、頭の中にリアルに広がる世界。
    作者が劇団を旗揚げした人だし、
    その劇団でも上演されたから、
    これは本を読むより、そのものを見た方がいいと思った。
    映画にもなったから、今度見てみたい。

  • 映画をそのまま思い出す。

  • 題材やポップさだけじゃなく、描写力がすごい
    1979年生まれでこの技術は嬉しい
    澄伽:不幸が女優としての自分を高める
    待子:不幸ありきの幸せ。「水は砂漠で飲んだ方が美味い」
    清深:?

  • いっきに読んでみたけどなんかちがう。この作者の小説『生きてるだけで愛』と共通してるのはラストの疾走感だけ。
    ずっとダラダラしてて最後だけ
    引き込んで駆け抜ける感じ、
    なにかちがう(._.)

  • 未熟な人間が醜くもがき、それでもなぜか美しい。人間の人間くさい部分がきれいに描かれている。

  •  ううう。読んでいて苦しい作品だった。
     3人の兄妹、宍道、澄伽、清深が主人公。両親が交通事故で無くなり、葬式のために東京から澄伽が戻ってくる。
     まぁそれぞれ強烈なキャラクターで、読んでいる側が引く。しかもネガティブな方向に強烈なので、途中読み進めるのが苦しくなってくるという具合。
     もともと、舞台だったものを小説化したとのことなので、強烈ぐらいが舞台としては良いのかも、とも思ったりするのだけれど、小説だとつらいなぁ。
     ということで、あまり良い印象ではありませんでした。

  • 面白くて、怖くて、一気に読みました。
    登場人物みんな個性的で、そして怖い。
    最後のどんでん返しが良かった!
    本谷有希子さんの人を惹きつける力、すごいです。

  • タイトルに惚れた。
    1人1人の個性が立っていたのが良い。
    誰を主人公においても面白いと思います。

  • 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』読了。
    自分は特別だと思っている姉、そんな姉を観察する妹、妹を守ろうとする兄、最悪の少し上の人生の兄嫁、全員強烈でそして痛々しい。
    確かに姉は面白いけど妹のした事が一番怖い。
    タイトルがとても素敵。
    映画も観てみたい。

    ♪世界が終わる夜に/チャットモンチー

  • タイトルがかっこいい。
    登場人物がみんないろんな意味で異常で、強烈で、濃い。
    それでいて舞台は閉塞感漂う田舎。
    環境といい、家族といい、すべて絶妙なバランスで成り立っていたところ、そのバランスが中から崩されていく感じ。
    自分は特別な人間だと信じて疑わず絶対的自信を持って女優を目指す姉、それを観察し表現したくなってしまう妹。ある事件から姉を恐れている感じの妹。その妹の後半部分の突き落とすような絶望を与える言動が衝撃的です。最後までテンション高くエネルギーが溢れてます。嫁が実は一番すごい人なのかもしれない。
    生きてるだけで愛のほうが好きだったな。★4にしようかどうしようかという感じ。

  • 面白かったー
    「コインロッカー•ベイビーズ(村上龍)」を読み返そうかな。

    図書館にて。

  • 最後の方の「……あ、ない!」っていうセリフが凄く違和感というか、なんか受け付けなかった。そこだけ。
    映画も見てみようかなって思った。

  • 間違った自意識の怖さ。
    人間って怖すぎる。

  • 凄いうにゃ、ってなる終わり方で、全体的な話の作りもそれで?みたいなかんじだったんですけど、
    兎に角宍道と待子がツボ。此の関係がツボ。
    この二人の遣り取りというか、そういうのがもっとあったら嬉しかったなー、とおもいます。これだけでもう星5つつけていいくらいに。
    何となく主題がぼやけているような印象は、ありましたね。
    結局は妹頭オカシイ。姉も頭オカシイ。っていう感じで。
    現代的な小説ではあると思います。
    描き方もですけれど、登場する人物も。
    特に清深ちゃん。えげつないなあ。
    自分は特別な人間って思い込むのもなかなか難しいし、清深ちゃんが妹でさえなければまだマシな人生だったんじゃないかな、とおもいます。
    きっと清深ちゃんは待子さんのこととか、宍道さんのこととか平然とマンガで書いちゃうんでしょうね。
    正直待子さんには本気でしあわせになってもらいたかったのですが、残念でした。

  • 自分は特別な存在だと勘違いしてる姉にふりまわされる家族の話
    最後が衝撃的だった

  • 自意識過剰な長女に振り回される、家族の話。
    けれど実は長女こそが一人相撲で……というストーリー、
    かなり早い段階で予想ができてしまって
    面白味に欠けるとも滑稽でよかったとも言える。

    別の本谷作品『グ、ア、ム』の姉妹をなんとなく思い出した。

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