究極の身体

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  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062132428

感想・レビュー・書評

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  • ゆる体操考案者による身体論。一時期のめり込んでやっていました。武術やスポーツを行う人には一読の価値がある身体論です。武術を嗜む人間としては、是非とも欲しい究極の身体。

  • 具体的な身体の使い方が書いてあるわけではなかった。

    イチローやマイケル・ジョーダンはすごい。と書いてあるが、今ひとつ理解できなかった。

    読んでも、自分の運動能力や身体の動かし方について考えさせられることも無かった。

  • 【書店ぶらぶら】

  • 「ゆる体操」というのをご存知でしょうか?ゆる体操とは、身体全体の骨や筋肉をゆるゆるに緩めるゆる体操ですが、この体操を作り出したのが著者の高岡英夫さんです。ゆる体操そのもはとてもシンプルで、ただひたすらにゆるゆる~と身体を揺らすだけの運動です。しかしそのシンプルな体操の裏には、とても深い作者の考察と意図があります。
     人間の身体の進化を辿ると、その行き着くところは、進化の過程で始めて脊椎というものを獲得した魚類にあると、作者は唱えます。例えばマグロがあの猛スピードで海の中を回遊することが出来るのも、そして危険を察知したときなど瞬時に方向転換できるのも、脊椎の柔軟性のよると著者は解説します。そしてそこに人間の身体を当てはめて運動全体を見つめ直すことによって、“究極の身体(からだ)”と呼ぶべきものが生まれてくる・・・。
     東洋医学や鍼灸医学において、骨といったものはあまり重要視されていないように思います。もちろん骨は腎に配当されており、先天の気に通じるものとして登場してきますが、西洋医学の解剖学の図のようなものはあまり重要視してなかったように思います。このような東洋医学の視点だけで勉強を進めますと、身体の構造を骨から観るということに疎くなってしまうことがあります。その弱いところを埋めるためにも、こういった身体の構造を理解することは大切になると思います。
     この本では、実際のアスリートを例に挙げて解説していますので、とても馴染み深く読むことが出来ます。“究極の身体”の持ち主である一流のアスリートの動きを理解することは、身体の構造を理解するだけではなく、普段の生活環境のアドバイスなどにも有効なものが多いと思います。著者が創設したゆる体操も、身体に負担がかからない優しい運動ですので、お年寄りや身体の弱い方にもお勧めできる体操ですので、その理解のためにも本書は良書だと思います。

  • 身体論の理論まとめ版という感じ。
    理想的な身体を動き方を記してるが、具体的な運動法についての言及はあまりない。高岡氏のDVD付きの本か、伊藤昇氏の「胴体力入門」なんかを併せて読むとよいのかもしれない。基本的にこの本の内容を意識した立ち姿などをしているだけで、かなりの動きの質の向上が見込めます。

  • 身体論のバイブル的一冊。

  • 最高傑作

  • 私は旧版の方を読みました。魚類と四足動物で動物の進化にそって、カラダの使い方を詳細に理論構築されています。とても説得力あり。個人的にはあまりゆる体操は好きではないのですが、その元となっている本書は、カラダ発想が必要なかたには超おすすめです。

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著者プロフィール

運動科学者、高度能力学者、「ゆる」開発者。運動科学総合研究所所長、NPO法人日本ゆる協会理事長。東京大学卒業後、同大学院教育学研究科を修了。東大大学院時代に西洋科学と東洋哲学を統合した「運動科学」を創始し、人間の高度能力と身体意識の研究にたずさわる。オリンピック選手、企業経営者、芸術家などを指導しながら、年齢・性別を問わず幅広い人々の身体・脳機能を高める「ゆる体操」をはじめ「身体意識開発法」「総合呼吸法」「ゆるケアサイズ」など多くの「YURUPRACTICE(ゆるプラクティス)」を開発。多くの人々に支持されている。東日本大震災後は復興支援のため、ゆる体操プロジェクトを指揮し、自らも被災地で指導に取り組む。 著書は、『肩甲骨が立てば、パフォーマンスは上がる!』『キレッキレ股関節でパフォーマンスは上がる!』『高岡式超最強の疲労回復法』(小社)、『究極の身体』(講談社)、『サッカー球軸トレーニング 日本サッカー本気で世界一になれる計画』(世界文化社)、『脳と体の疲れを取って健康になる決定版 ゆる体操』(PHP研究所)など、100冊を超える。

「2022年 『内転筋軸トレーニングで、パフォーマンスが上がる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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