ガール

著者 :
  • 講談社
3.60
  • (258)
  • (469)
  • (716)
  • (53)
  • (12)
本棚登録 : 2562
感想 : 582
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062132893

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 単純に軽快に面白い。女の話なのによく書けてるな。

  • 面白かった。
    男性が書いたとは思えないほどリアルな30代女子会社員の世界。
    映画も観てみたい。

  • どの話もちょっとずつ共感するなぁ。
    胸がチクッと痛くなる言葉や場面があっても、
    あとには爽快感が残る。
    元気になれる本だなぁ。

    『人生の半分はブルーだよ』か。

  • 2011.8

  • 5話の短編集。
    (ヒロくん、マンション、ガール、ワーキング・マザー、ひと回り)
    全て30代女性の心情を描いた話。

    なぜ男性(作者)にこんなに女性の内情が分かるのか!
    彼は女性ですか、と問いたくなる。笑
    奥田英朗さんの小説は、「笑い」があってすごく好き。
    単語の用い方がいちいちツボ。
    漫画でお笑いシーンはよくあるけど、小説で本気でぷっと笑ってしまうのは
    奥田英朗さんの本だけ。

  • 【2013年_1冊目】

    クラスの女の子が朝の読書で読んでいたので、私も読んでみました。アラサーの私だからわかる、この微妙なOLの心情。中学生の彼女にどこまでわかるのだろうか。

  • 初版を購読。”OLのこと、なんでそんなにわかるの!?”が詰まった本。こういう視点を会社の皆様に持って頂けたら、楽になるだろうに・・・

  • 30代独身女性(シングルトン)を描いた短編集。


    あぁ痛い(>_<)
    胸に突き刺さる…
    思い当たることだらけ…


    ガールとしての賞味期限…私はもう切れてるかも…(^_^;)
    食べ頃のガール達を見て、羨ましがって妬んで張り合って…
    悪あがきしてるかも。


    ガールで居よう!って意地張るのって、見苦しいかも。


    でもこの本に出てくる女性たちは、ひとりを楽しく生きてる気がする。
    心強い(o^∀^o)

  • 最近凝ってる奥田英朗の短編集。

    この作家は、作中のキャラクターたちと同じように日常からいろいろなデータを収集分析し、自分の中で消化し自分の言葉でストーリーを練るのだろうな。

    林真理子ほどの冷徹さもシニカルさもない。ここいらは異性がためのファンタジーの糊代が多くとられていると思われる。

    短編といえども、ハッピーエンドはうれしい。

    反面、あの~女性の皆さん、これほどまでにちやほやされたきらきらしい二十代を過ごしたのですか?世界一もてなかった私はうらやましいの一言です。

  • あ、これ映画になってたんだ。 奥田英朗って聞くと、空中ブランコとか書いた広告代理店で働いてそうな文章書く作家だよなー、って思ってあえて避けてきた。 だまされたと思って読んでみて、って書店のカードに書いてあったから、 だまされてやろうと意を決して購入。読破。 むむむ、悔しいほどに面白い。 奥田英朗、ただの代理店風作家じゃないな。ただものじゃない。 小説は、仕事ばりばり30代の独身女性のリアルすぎるライフストーリーのオムニバス。 旦那より稼ぎが多い管理職に昇格したばかりの女性。 代理店勤務でいつまでたってもCamcan読んでる30歳の女性。 1まわり下の新入社員の男を好きになってしまった管理職の女性。 わたしまだ「ぎゃる」でいれる? ってゆう率直すぎる内なる描写を、 鋭すぎる洞察力で描いているのがこの作品。 本当に、この作家、男か? 「雑誌はCamcanじゃなくてClassyをとりあえず読んでいる」 ってゆう表現、なんで男にできるの? 脱帽。 このニュアンス、どうやってつかめたんだろう。 例えば、 5000円のニットも30000円のニット。 その25000円の価格の違いに潜む、 女の虚栄とか、こだわりとか、そうゆう繊細な部分に男は気づかないものだと思ってたから。 この小説の内容云々、 奥田英朗の才能にぎょぎょって感動するきっかけをくれた一冊でした。

全582件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥田英朗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×