月とアルマジロ

著者 :
  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133166

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーと流れ、内容の繋がり方がよく分からない。
    携帯電話の圏外と、
    女の子、
    アルマジロ、
    鴉…
    何がポイントかよく見えない。
    結論も分からない。

  • 就職活動もせず働くことを放棄していた僕が友人から預かったのは、一匹のアルマジロだった。

    1日のほとんどを眠って過ごすアルマジロ。
    突然圏外になってしまった携帯。
    電波がないのに、自分の番号にかけた先に出た女の子のこと。
    いろいろと面倒を見てくれる彼女。

    著者には本当に申し訳ないのだけどひさびさに面白くない話に遭遇したなという感じ。

    アルマジロを飼うことになって主人公がアイデンティティを取り戻していく感じなのか、わからんが。

  • 「さよならアメリカ」に近いテーマ。

    親の遺産で暮らすフリーター。事実。
    なんとなくつきあっているカノジョ。半事実。
    旧友から一時飼育を頼まれたアルマジロ。半幻想。
    壊れかけの携帯電話の自分の番号にかけると出てくる女の子。幻想。

  • 主人公が鬱陶しい、

  • アルマジロを預かった。
    圏外になった自分の携帯に、電話が通じた。
    …相手の女の子は誰?

    アルマジロのいる、ちょっと不思議な生活。
    “アルマジロ”に着眼するところからして面白い。

  • ごくたまに、フォントが変わるのはどういう意味があるのだろうか。
    どうして主人公の彼女はこんなにも寛容なのだろうか。
    小説の内容より、こういった部分が気になって仕方なかった。
    これ、もう少し別の時期に読んでいたら
    自己と他者とか内省と外界とか、感じ入ることもあったかもしれないが
    如何せん、今は働く身。
    主人公の働かないっぷりと孤独に浸る頭でっかちなところが
    鼻についてたまりませんでした。

  • お久しぶりです。一年も書いていなかったとは・・・。
    サボタージュ。最近感受性がうすーくなってきている今日この頃です。
    ラーのDVDBOX欲しいです。見に行けなかった回のプランのコントスタイルも今月発売。

    読んでいると、問題点(主人公がしなくてはいけないこととかの問題点ね)は明確なのですが、どう繋がっていくの?と悩んでおりました。
    しかし、謎が謎のままで終わってしまい、もやもやとしてしまいました。
    けれども、読んでいておもしろいなと思いました。前作にも手をだしてみようかと思います。
    後半に行くにつれてどんどんと勢いで読みすすめていってしまったので、ラストはもう一度読んでおこうかしらと。
    アルマジロを買ってみたいなと思いました。表現が可愛いです。

  • アルマジロと住み、思い出せない女の子と電話をする話です。
    現実か夢なのか、今どっちにいるのかわからない、という感覚はわかります。
    全体的に謎がつきまとっていて、結局納得できずに終わってしまいます。
    もうちょっとしっくりくる終わりだったらよかったのになぁ。
    でもアルマジロについてはとても興味がわきました。
    アルマジロを飼っている人は日本にどのくらいいるんだろう?

  • 幻想的な情景、現実感のない世界が続く。

  • 社会と関わりを持とうという話かな?
    もっと読みたかった。

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著者プロフィール

作家・料理家。1981年生まれ。服部栄養専門学校卒業後、料理教室勤務や出張料理人などを経て、2005年『さよならアメリカ』で群像新人文学賞を受賞し、デビュー。同作は芥川賞候補になる。作家として作品を発表する一方、全国の食品メーカー、生産現場の取材記事を執筆。料理家としても活動し、地域食材を活用したメニュー開発なども手掛ける。『ぼくのおいしいは3でつくる―新しい献立の手引き』(辰巳出版)、『もっとおいしく作れたら』(マガジンハウス)、『低温調理の「肉の教科書」―どんな肉も最高においしくなる。』(グラフィック社)など著書多数。

「2023年 『樋口直哉のあたらしいソース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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