ルート350

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著者 : 古川日出男
  • 講談社 (2006年4月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133913

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ルート350の感想・レビュー・書評

  • 短編集。似たような話が続いて、途中少し飽きたけど、雰囲気はよかった。
    『カノン』、『メロウ』あたりが好きかなぁ。

  • 知的早熟児たちが集った夏期講習キャンプに現れた「狙撃手」。僕たちは次なるスナイプの現場を押さえるべく監視を始めた―「メロウ」など、現実とレプリカのあわいに立ち上がる圧倒的なストーリー世界が心を捉えて離さない。あらゆるジャンルを超えて疾走する作家が綴った唯一の「ストレートな」短篇集。

    ------------------------
    「お前のことは忘れていないよバッハ」
    「カノン」
    「ストーリーライター、ストーリーダンサー、ストーリーファイター」
    「飲み物はいるかい」
    「物語卵」
    「一九九一年、埋め立て地がお台場になる前」
    「メロウ」
    「ルート350」

    不思議な物語たちだな、と思った。タイトルから、勝手にスピード感溢れる物語だと思い込んでいたので、最初は戸惑った。
    感想がどうも書きにくい。とりあえず、「お前のことは忘れていないよバッハ」と「飲み物はいるかい」の二編が気に入った。

  • 図書館で借りたのだけど、バッハのヤツ一編しか読めなかった。
    読む気になれず・・・返却。

  • 古川さんの本はあんまり読んだことがなかったのですが(確か、「ゴッドスター」と「ベルカ、吠えないのか」だけかな)この短編集はなかなかおもしろかった。

    一つ一つのお話がすごく不思議な感じなんだけど、どこかでこの現実世界とつながっている。支離滅裂な文章のように思える言葉たちが意味をなして存在している。それを実感できる本だったと本気で思った。

  • 一つ一つの話にノれない自分がいてだめだったな。
    物語の細部をあいまいにしながら、読者の心象風景を引き出そうとしているのかは知りませんが、きちんとした設定なりがしっかりしていないと、オチもぼんやりだし読んでいて楽しくないよね。
    この本、何がいいたいのかさっぱり分からなかった。

  • 短編集。
    残念ながら僕には難しすぎました。

    最初の話「お前のことは忘れていないよバッハ」 はすんごく面白い。読みやすい。こういうのばっかだったらよかったんだけど、他はストーリー、日本語ともに突っ走ってて置いてけぼりをくらった感じです。

    なんとなく「レイブ」(詳しくは知らない)っぽい気がします。

  • 読んだのは発売直後だったから、えーと2年以上前??
    今更ながらに再読してレビュー投函。

    サクサク読める文章は変わらず。
    ただ、途中で止まってしまうと再びアクセルをかけるのは難しい本。
    この人の本は感覚で読み進めるのが良いと思う。
    あれ?あれ?って考えちゃうとテンポに乗り遅れて進まない。

  • 本当にかっこいい小説です。

    収められている作品は全部で8編。いずれの作品においてもテーマは共通していて、それは「何気ない日常を、ドラマチックな冒険譚に!」ということ。内容はロマンチックなものからハードボイルドなものまで種々様々なのですが、いずれもありふれた現実がちょっとだけ加工され、血湧き肉踊るような、疾走感あふれる物語が展開していきます。

    中でも巻頭に掲載されている作品、「お前のことは忘れていないよバッハ」がよかったです。

    親に捨てられた少女たちと、ケージから逃げ出して家の中を自由に動き回るハムスター(バッハ)との交流を描いたユーモラスな作品なのですが、ハムスターの走り回る小さな世界が、やがて地球規模の物語にまでスケールアップしていく様は圧巻。最高にしびれます。そして最後、そのハムスターに思いを重ねてきた少女たちの心境が吐露されると、途端にぐっと胸がつまります。

    停滞する毎日に少し気が塞いだら、「ルート350」でちょっとだけ違う世界をかっ飛ばしてみたらいかがでしょう。

  • なんだかとっても好きな本。
    人間に対する温かい視線とシビアな設定、世界観、ストーリーなどが同居しています。
    文章が独特で、一冊の中でも様々な書き方がされています。癖があるので苦手な方は苦手かも。

  • あんまり文体がすきじゃないんだよね

  • 古川さんは虚構と現実の間を描くのがとても上手な作家だと思う。
    作り話なのか、本当のことなのか、読みながらとても不思議な感じになる作品ばかり。
    そして一見つながりのない人物、時代が、最後の最後で超絶ぴったりリンクする。すごい構成力だと思う。
    いまある東京だけじゃなく、古川さんにしか見えない東京、わたしにしか見えない東京がきっとあるんだろう。

  • 2010/4/21購入
    2015/8/23読了

  • ああ…最初に短編集を読めばよかったのかな、自分。って思った。本当に様々な文体を駆使できる才能…かな…羨ましいです。最初の話が好きです。しかしどの作品もバラけていながら、全部が全部一様に古川ワールドだよね。色んな世界観と文体があること、こそが、古川わーるど。面白いです。

  • 独特な文体が苦手で、
    突然変化する場面についていけないし、
    読んでいて疲れていやになる。
    なのにぐいぐい魅かれてむりやり心に割り込んでくる。
    非凡な才能と誰にも似ていないオリジナリティー、ほんとにすごい。

  • あまり言いたくはないけど、ステージ上の狂気に満ちた圧迫感は確かに感じる 私の「印象」としてのハードボイルドであると

  • 初古川日出男!
    短編集。古川さんは文字が、文が強いという印象。
    機会があれば別の作品を読もう。

  • ●うーん、やっぱり素晴らしいなあ。好きだなあ。
    言葉のひとつひとつが美しく、的を射ている。これこそ古川作品の特質でございます。
    『お前のことは忘れていないよバッハ』なんて、タイトルだけで一つの世界になってますよ☆ すごいねー!?
    しかし問題がただひとつ。
    物語が卵状態・・・ガクリ。_| ̄|○

    ●要するにですな、続きが読みたいんですよ、と。
    『ギフト』の時もつくづく思った。
    この話の、長編バージョンが読みたい!と。
    今回だってそうさ!
    『ストーリーテラー、ストーリーダンサー、ストーリーファイター』なんて、彼らが出会ってそんでどうなるんだッ!? 『サウンドトラック』に連結していったりしないのか!!?o(`ヘ´)←また言うとる。
    収録作品のどれもこれも、世界の真髄、真骨頂を、光りの中に一瞬浮かび上がらせた“だけ”のようなことになっとるんですわ。いやん欲求不満。
    そして、何故かどうにも脳内シンクロ気味な光景が。読みながらフラッシュするんざますが。
    困ったなあ・・・。

    ●その昔、夢の中で観た光景をあらためて文章として見せてくれた、ありがたいけどおかげさんで焦らされ感満点(・・・)な短編小説集です。
    だから続きが気になるんだよっっ。o(`ヘ´)

  • 初めての古川日出男。書き方がストレートじゃない。1人称の語り口調でいちいち横にそれて少しイラつく。途中から飛ばし読みになってしまったので読むのをやめた。人気があるので好きな人も多いらしい。だが私はだめ。それともこの本だけか?

  • 古川日出男の短編集。一話ごとのタッチがまったく違っていて、この著者ってものすごく器用。ドライすぎず感傷的すぎないところも好きだ。

  • 古川日出男で何がオススメといわれたら、この本!!です。短編集となっているのですが、第一作目のハムスターと少女たちの話には、明るい文章のはずなのにそこに少女たちの悲しさ・つらさがにじみでてきて、読みながら泣いてしまいました。

  • 短編集。「アラビアの夜の種族」の時から上手いとは思っていたが、短編も退屈せずに読めた。どの作品もいろんなジャンルで実に面白い。
    特に良かったのが、「ストーリーライター、ストーリーダンサー、ストーリーファイター」と「カノン」「ストーリー〜」なんか途中何度も吹き出しそうになる程。今時の高校生男子、これくらいあっけらかんと書かれたら、もはや清々しいです。「カノン」会話のテンポも絶妙!
    シリアスだと思わせといてこの展開はすごい。笑った。

  • どの話もおもしろい短編集でした。不思議な感じの話ばかり。

  • 070304 スピード感があって面白い。バッハの世界旅行・幽体離脱者のお馬鹿な口調・離婚男と少女の会話が心地いい

  • 最初の話が好きです。仮定の話。不思議系。
    というか、全般的に不思議系ですが、洒脱なのでこういうのも有りか、と思ってしまう。

  • 短篇集。なんとなーく、この人の文体の感触が読めてきた。そうかそうか、と。何と言っても話の展開の仕方が小気味よくていい。そして魅せ方をわかっている。一冊としての。どの短篇も長篇にできる種なように思える。この人は信じているものを強く確信できる力があるんじゃないかなぁ、と読んでいて感じた。一歩間違えば、自惚れ、慢心になりえるくらい強い自信を持っている。ように思える。(06/11/26)

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