ルート350

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 205
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133913

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。似たような話が続いて、途中少し飽きたけど、雰囲気はよかった。
    『カノン』、『メロウ』あたりが好きかなぁ。

  • 知的早熟児たちが集った夏期講習キャンプに現れた「狙撃手」。僕たちは次なるスナイプの現場を押さえるべく監視を始めた―「メロウ」など、現実とレプリカのあわいに立ち上がる圧倒的なストーリー世界が心を捉えて離さない。あらゆるジャンルを超えて疾走する作家が綴った唯一の「ストレートな」短篇集。

    ------------------------
    「お前のことは忘れていないよバッハ」
    「カノン」
    「ストーリーライター、ストーリーダンサー、ストーリーファイター」
    「飲み物はいるかい」
    「物語卵」
    「一九九一年、埋め立て地がお台場になる前」
    「メロウ」
    「ルート350」

    不思議な物語たちだな、と思った。タイトルから、勝手にスピード感溢れる物語だと思い込んでいたので、最初は戸惑った。
    感想がどうも書きにくい。とりあえず、「お前のことは忘れていないよバッハ」と「飲み物はいるかい」の二編が気に入った。

  • あんまり文体がすきじゃないんだよね

  • 初古川日出男!
    短編集。古川さんは文字が、文が強いという印象。
    機会があれば別の作品を読もう。

  • 070304 スピード感があって面白い。バッハの世界旅行・幽体離脱者のお馬鹿な口調・離婚男と少女の会話が心地いい

  • 短篇集。なんとなーく、この人の文体の感触が読めてきた。そうかそうか、と。何と言っても話の展開の仕方が小気味よくていい。そして魅せ方をわかっている。一冊としての。どの短篇も長篇にできる種なように思える。この人は信じているものを強く確信できる力があるんじゃないかなぁ、と読んでいて感じた。一歩間違えば、自惚れ、慢心になりえるくらい強い自信を持っている。ように思える。(06/11/26)

  • 短編集。やっぱりこの人の本は最高です。大胆で、上手い文章の運びで。カノンが一番好きでした。

  • <font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062133911/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec1.images-amazon.com/images/P/4062133911.01._SCMZZZZZZZ_.jpg" border="0" alt="ルート350"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/item/4062133911/yorimichikan-22" target="_blank"> ルート350</a><br>古川 日出男 (2006/04/18)<br>講談社<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062133911/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>僕の前に路(ルート)はある!
    小説の地平を切り拓く、著者初の衝撃短編集
    小説の未来を、世界の未来をここに読め!
    江國香織氏、豊由美氏絶賛!
    「ほんとうに疾走している。何がかといえば、日本語が。そのおもしろさが、古川日出男の小説にはつねにある。物語というものの本質も。」江國香織氏(小説家)
    「いっぱいの現実といっぱいの絵空事。何十、何百もの小説へと続く可能性を秘めた虚実のあわいを走るルート350。ただの短編集だと思ってたら大ケガするぜ。」豊由美氏(書評家)
    「これは、僕としては初めてのストレートな短編集だ。」古川日出男</strong></p></blockquote>
    表題作のほか、お前のことは忘れていないよバッハ・カノン・ストーリーライター、ストーリーサンダー、ストーリーファイター・飲みものはいるかい・物語卵・一九九一年、埋立地がお台場になる前・メロウ。
    たしかに タイトルといい文体といい 新しい何かを求めているのだろうということが窺われるが、正直に言わせてもらえば読みにくかった。
    キーワードは虚構あるいはレプリカということなのだろうか。
    『ストーリーライター、ストーリーサンダー、ストーリファイター』は虚構あるイワレプリカの捉えられ方に好感が持てた。</font>

  • 今作もテンション高いなあ(笑)「お前のことは忘れていないよバッハ」が一番好きでした。

  • いっぱいの現実、いっぱいのレプリカ。私の心にもフックがかかって人生セリーヌでディッオーンです。

著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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