赤ちゃんの値段

  • 70人登録
  • 3.59評価
    • (7)
    • (8)
    • (15)
    • (1)
    • (1)
  • 22レビュー
著者 : 高倉正樹
  • 講談社 (2006年6月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134842

赤ちゃんの値段の感想・レビュー・書評

  • 社会福祉学科 1年の方

    とても衝撃的なタイトルに興味を持って大学の図書館で借りました。
    内容は更に衝撃的です。ですが、将来「児童福祉・家庭福祉」に携わりたいと考えている方は、一読すべき内容だと感じたので推薦させて頂きます。
    私はこの本を読んで、更に愛娘(2歳になりました)が愛おしくなりました。


    資料ID: W0137207
    分類記号: 369.43||Ta 38
    配架場所: 本館2F書架

  • 望まない妊娠で産まれた赤ちゃんが法外な値段で日本から外国へ売られている。本当の親に会いたいという子どもの願いは断たれ(手がかりなし)。子どもが物のように扱われ、法律がザルの日本の現実にただ愕然とする。

  • 海外養子縁組の杜撰さの問題提供は重要なことだと思いますが、書き振りに「ん?」と思うところも多々。

    一応、軽く考察はされていますが、現代日本の施設や里親制度について踏み込まないで、「海外への養子縁組=人身売買」とみなしているような書き方には疑問です。

    養子縁組斡旋事業所に対する法整備とともに、施設の充実、里親制度や養子縁組に対する啓発活動が必要だと思いました。

  • 人身売買て聞くと
    遠い昔の話でしょ、
    海外の話でしょうと思うけど
    日本で起こっているなんて信じ難い…

  • 日本は人身売買盛んな国!
    養子について調べてたらでてきて、衝撃を受けた本。

  • 衝撃的な内容だった。
    しかし、現実には起こり得ることで、現実に起こっていることだとも思った。
    大人の無責任さ、悪意、法の不備、考えさせられることが沢山あった。

  • これが日本で起こっていることなのか

  • いろいろ再度驚くことが多い。日常に潜む人間の恐さというか。気付いていないことが多すぎるかもしれない。

  • 「望まれない妊娠」の果てに売られていく子どもたち。その子どもたちの海外養子斡旋の現状が書かれている。子どもを金銭を介して養子に出す≒人身売買ってどうなの?という構図自体に問題を投げかけるという視点が強いのかと思って読んでみたが、海外斡旋業者のオペレーション上の問題、倫理観の問題、そして行政のオペレーション上の問題を主として書かれている。

  • この本に登場するのは、望まれない妊娠の果てに生まれてきた赤ちゃん。若すぎる妊娠だったり、不倫だったり、レイプだったり、そういう子たちがアメリカをはじめとする海外へ養子として斡旋されている実状と問題点が提起しされている。本の帯には感涙のドキュメントとあるが、闇の部分の実態を追ったルポではない。それよりは実状と制度の解説、浮かび上がる問題点、改善策等に比重が置かれている。それは、作者が取材を重ねても、奥に分け入っていけない部分がきっとあったのだろう。

    養子制度への意見はいろいろあろう。日本の場合は、血縁を重視するので、子どもに恵まれない、でも子どものいる人生をと思ったとき、養子を取るという選択肢よりも、不妊治療へ向かう人の方が多いだろう。仮に養子をとなっても、「この子は養子なの」と堂々と言う家庭はきっと少なく、ある程度の年齢になった子どもに静かにきちんと話すというのが多いのかな。たぶん。どちらにしてもオープンにしたい話じゃないはず。

    でも、それが、斡旋ビジネスとしての市場があり、パスポート1つで海外の養親に引き取られる赤ちゃんが、年間数十人もいると知ると、もう少し、日の当たるところできちんと養子を語ったほうがいいのかもしれないと思う。しかも日本の赤ちゃんは人気で、コストも高いと読むとなおさら。

    引き取られるのは圧倒的にアメリカが多いそうで、日本で親の愛に恵まれない生活をするよりは……と説得するらしい、斡旋団体は。まぁ、そここ豊かなアメリカの中産階級に引き取られ、養子への偏見もない国で暮らしたほうが幸せと考えてしまう人がいるのかもしれないけど。虐待や、子殺しのニュースが後を絶たないこの国においては一層、そのほうがという意見もあるのかもしれない。

    でも、幸せになると言われて、渡したはずの子どもが、児童ポルノや臓器売買などの犯罪の温床になる危険性もある。だから、インドやフィリピンなどでは海外養子を規制する動きが強いのだそう。公開中の映画「闇の子どもたち」に重なってくる話。

    この本で私がドキッととしたのは、望まない妊娠をして、半ば強引に子どもを海外養子に出してしまった女性が作者にもらしたこんな声。

    「家族の中でも、この疑問を口に出すのは避けてきたことですが、息子は本当にカリフォルニアに行ったのでしょうか」

    実親には、わが子がどこへ引き取られたか知らされない。子どもが誰の子かという情報は養親に知らされないという。赤ちゃんがどこから来てどこへ行くのか、そのすべてを把握している人が1人もいないまま、海外養子という事実だけが静かに進んでいる。

    仮に100%幸せになったとしても、こんなビジネス、野放しじゃまずいだろうと強く思う。

  • どの子にだって伝えたい。
    「君は幸せになるべき子どもなんだ」

  • 色々と衝撃的です。
    人間の善意ってなんだろう?と思ってしまいました…。あと、法律とか社会の意識とかって大切なんだなーて実感しました。
    我が家の家庭事情とか色々考えてしまった、よ…うん。

  • 小説以外では久々の大ヒット。望まれない妊娠の果てに生まれた子の先々について。養子・里親・海外斡旋・etc。次から次へと取材したものがあふれ出てくる。以前、小説として、子どもの海外斡旋→臓器売買やポルノというのを読んだが、やはり、あながち小説だけではないらしい気配がする。日本人を始めとしてアジア人の子どもが好まれる訳。中国からの養子は女の子が俄然多い事実。でも、一番、心に残ったのは「日本国」のあり方。子どもの権利条約を批准しながら、その後の勧告を無視した日本。養子斡旋を公立にしない日本。それゆえ、斡旋業者(許可制ではなく届け出制)が好きなようにやっていて、ナニも動こうとしない日本という国。赤ちゃんに罪はないはず。このままで良いわけない。

  • 現在の日本の婚姻制度から外れざるを得ない場合、養子は2通りの問題となる。結婚以外で親族になる方法、そして実子を持たない場合にこどもと暮らすのにあり得る制度として。で、これを読んで、激しく動揺。こどもを育てたいと思うひとはたくさんいる。そして多くの赤ちゃんが売られている。同姓婚の場合とかそういう段階にははるかに遠い。結局、弱い立場のものを尊重しない社会に私たちは生きてる。この、同根の差別にまみれながら、なんとか赤ちゃんも私たちも生き延びなくてはならないんだ。

  • 養子斡旋で中心にいるべき子供や生みの親、育ての親よりも、仲介者のいいように放置されている事への問題提起。

  • 国際養子縁組の危うさを告発した一冊。ただ国際養子縁組の問題点ひとつひとつのリンクが弱い。

  • 海外養子のあっせんを取材した新聞連載をもとに新たに書き下ろしたルポです。水面下では噂されていても実態のよくわからなかった部分を斡旋業者、養親の取材などで書き込んでいます。
    取材途上の中間報告のようですが、それでも、施設や血縁重視の日本と、家族の中で養育することを優先するアメリカとの違いがわかりやすく書かれています。

  • 分類=人身売買・乳幼児・経済・里親・性教育・性犯罪。06年6月。

  • 子供に罪はないでしょう? ねぇ、答えてよ。

全22件中 1 - 22件を表示

赤ちゃんの値段を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

赤ちゃんの値段を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

赤ちゃんの値段を本棚に「積読」で登録しているひと

赤ちゃんの値段の作品紹介

望まない妊娠の果てに"売られていく"子どもたち-。海外養子斡旋の驚くべき実態と、産みの親との再会をつづった、感涙のドキュメント。

ツイートする