不恰好な朝の馬

  • 109人登録
  • 3.43評価
    • (5)
    • (27)
    • (38)
    • (5)
    • (0)
  • 32レビュー
著者 : 井上荒野
  • 講談社 (2006年10月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134941

不恰好な朝の馬の感想・レビュー・書評

  • この人の短編シリーズ、好き。

  • 荒野さん こういう話も書くんだなー
    女性は21歳に岐路がある

  • ふわふわしてる。出てくる不倫とか離婚とかに背徳感があまりない。

  • 団地を舞台に、少しずつ登場人物が重なり合ってそれぞれの視点から描かれる連作短編。人間の「どうしようもなさ」のようなものが描かれているように感じる。最初に出てくる夫婦のありようは、『誰よりも美しい妻』に似ているように思う。それにしても、作者は食べ物にまつわる情景を描くのがうまくて、とてもおいしそうである。

  • 連作短編集は大好きなのでまさにヒット。喫茶店の店主を主人公にした「額縁の犬」と出会い系サイトで詐欺を行う男の「虫」の二つが特に面白かった。「ペリメニ」という料理が出る話もあって気になったから今度作ってみよう。

  • 団地を舞台にした連作短編。一つのまとまりのそれぞれを主人公にした話が展開する。

  • 連作短編。「しかたのない水」と似た印象。

  • 普通の「恋」「愛」って、こんなふうに、なんか後ろめたくて、静かに人の心の中に波風を立たせるものなのかな。いや、普通じゃないのかもしれない、恋愛だから。

  • 普通の「恋」「愛」って、こんなふうに、なんか後ろめたくて、静かに人の心の中に波風を立たせるものなのかな。いや、普通じゃないのかもしれない、恋愛だから。

  • 連作短編集。
    シリアスな内容も含まれているが、全体的にとぼけた雰囲気で笑ってしまう場面が多かった。
    読後感よし。

  • 短編集?と思いきや、それぞれが別の人物を主人公とした物語でうまく繋がっている。

  • 短編が、少しずつリンクしていく。
    夫婦の不和が・・・気持ちが少し重くなる。
    そんなもんなのかなぁ、って気もするけど。
    最後の結婚が、救い?

  • 連作短編集。陰のある人間関係。
    ちさの雰囲気が好きなので
    「額縁の犬」と「初夏のペリメニ」がいい。裏表のような。

  • 大きな団地付近を舞台にした連作の短編集。
    少しずつ歪んでいて、現実味がなくて、
    なのに、自分にも同じところがあると思えてしまうお話。

  • 連作短編集、のような。小粒ですが、今までで一番好きかも。

  • 09/10/13 読了

  • 面白かった。
    こういう、みんながちょっとずつおかしいけど、結局誰も憎めない、どこか笑っちゃう毎日、みたいな、井上さん独特の雰囲気好きです。
    関係ないけど、本文で登場したペリメニがおいしそう。今度作ってみよう・・・

  • 昨年出て今年4月に読んだ『誰よりも美しい妻』以来の、ほぼ1年ぶりの荒野さんの新刊。発売が延期され、タイトルが改題されて、やっと今月手にすることができた。とても荒野さんらしい連作短編集だ。

    帯の言葉を借りながらまとめると、<夫の恋をもう許さないことに決めた妻>「不恰好な朝の馬」(「早朝オペラ」を改題)、<その夫と恋人の奇妙な旅>「鹿田温泉」、中学教師と生徒との禁断の恋「クリームソーダ」、<その教師の妻のあたらしい習慣>「スケッチ」、<決して帰ってこない男を待つ女>「額縁の犬」、<その女が忘れられないもう一人の男>「虫」、そして書き下ろしの、その女が待つ男の妻の小さな秘密「初夏のペリメニ」、以上7編が収録されている。(収録順不同)

    ここでまず強く言いたいのは、上記の要約は、帯の文句も含め、便宜上どういう話なのかを最短でまとめたにすぎないため、この本の雰囲気をほとんど伝えきれていないということ。これらの表現から得られるイメージのような、ドロドロしたいやらしさはまったくない。逆にすがすがしさすら感じる。

    連作短編集なので、舞台となっている場所は狭い。同じ地区、同じ団地、同じ喫茶店である。登場人物も共通していて、それぞれの話の主人公は違えど、別の話で出てきた彼、彼女があちこちで出てくる。各人物が、角度を変えてちょろちょろ登場するのが楽しい。

    そしてそれを書いたのが荒野さんだからなおさら、そこで営まれている日常生活を垣間見ているようで、そしてその日常の中で起こる個人個人の心の機微が絶妙に描かれていて、おもしろいのだ。

    荒野さんの描く「女」は、いつも潔くかっこいい。妻も愛人も。そして「男」は、バカだ。女が自分の気持ちを整理してゆくさまと、それに気づかない男。だから女であるわたしは読んでいてスッキリする。自分の気持ちまで落ち着いてくるから不思議だ。待ちに待っていた荒野さんの新刊は、気持ちよく楽しく読めた。

    ちなみに一番好きなキャラは、近藤。あの性格、憎めないんだよねぇ。近藤とハルオのコンビがいい。笑ってしまう。

    読了日:2006年11月22日(水)

  • 団地のある街に住む人々の連作短編集。
    喫茶店を営む女性、クリームソーダ、劇作家の夫、妻、娘、の友達、の恋人の美術教師、の妻、近藤、お料理教室。
    この作家さんのつながっていく世界は、とても良いです。

  • 登場人物にそれぞれつながりのある短編集。
    それぞれの立場でそれぞれの物語があり、それ
    って現実と同じなんだけれど、興味深い。
    さらっと読める。

  • 夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられないもう一人の男。交わり、裏切り合ういくつもの恋と運命を描く、連作小説集。
    2008.10.18読 (二本木コミュニティ 借)
    けして激しく燃え上がるわけではなく、淡々と流れるようにかかれているところが好き。どの短編を読んでもあまり変わらないような気もするけど、読んでいる時のさらさらと流れていくような感じが好きで、つい読んでしまいます。 

  • 喫茶店を軸に連作。可もなく不可もなく。

  • (2008/8/3読了)

  • 団地と喫茶店を囲む人々のオムニバス。可もなく不可もなく何の進展もなく。

  • ○2008/04/22 
    けっこう面白く読んだけど、登場人物がほとんど、女性、男性、子ども、の3種類だけで、同じようなキャラクターしか居ないように感じられてちょっと物足りなかった。
    一つの輪の中で話が進んでいくのはおもしろいんだけど、もうちょっとひねりというか、あっと驚くような接点が欲しかった。少し期待しただけに、絡まりはこれだけか…と。
    千早(ちさ)さんのお店に行って、クリームソーダを飲んでみたいと思った。
    流れが一定で、落ち着いてとんとんと最後まで読める。

全32件中 1 - 25件を表示

不恰好な朝の馬を本棚に「読みたい」で登録しているひと

不恰好な朝の馬を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

不恰好な朝の馬を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

不恰好な朝の馬を本棚に「積読」で登録しているひと

不恰好な朝の馬はこんな本です

不恰好な朝の馬のKindle版

ツイートする