中原の虹 第二巻

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著者 : 浅田次郎
  • 講談社 (2006年11月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062137393

中原の虹 第二巻の感想・レビュー・書評

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    展示中

    【内容紹介】
    偉大なる母 西太后、死す。
    「この国は私が滅ぼす」。その悲壮な決意に、春児(チュンル)は、光緒帝は――。
    圧倒的感動で描かれる、ひとつの歴史の終焉。中国歴史巨編、佳境!

    「春児(チュンル)。春児。私は死ぬけれど、どうかこの国の行末をおまえの目で見定めておくれ。そしていつか、あの世で教えてほしい。陛下、この国はとうとう誰のものにもなりませんでした、ってね」民を愛し、たった1人で清朝を支えた太后の美しくも凄絶な最期。そして最後の皇帝が、玉座に登る――。

    【キーワード】
    単行本・シリーズ・歴史小説・中国


    +++1

  • この巻では西大后、光諸帝が老いのために亡くなり、張作霖・袁世凱が徐々に力をつけて台頭してくる話だ。張作霖は馬賊の悪者だがその人となりで仲間を増やしていく。中国の100年前の歴史そのままでとても面白い。春児の母を思う気持ちはとても心打たれる。第三巻では権力を持った者がどう国をまとめていくのか興味がある。次巻が待ち遠しい。

  • 春雷が弟の出世、妹リンリンが梁文秀夫人として日本にいることをチャンから知る場面、魅力的な謎の満州女性マダム・チャンなど、いよいよ物語は佳境に入ってきたという感じです。対立したとされている西太后と甥・光緒帝の実は信頼関係など、実に楽しい展開です。今から100年ほどの前の中国・清における袁世凱、徐世昌など歴史上の人物があまり矮小化されることなく描かれていることもリアリティを感じさせてくれています。ヌルハチとその息子たちの時代の描写になるなど、話がややこしくなる場面はあります。

  • 『西太后、死す』――ついに、来てしまった。

    天命の尽きた王朝を支え、病に蝕まれながらも最期まで堂々たる威厳を見せつけた女傑。
    苦しみ抜きながらもあれだけ矍鑠と国政を回してきた彼女が、こんなにも急速に命の灯を弱らせていくとは。

    人一倍愛情深く、そして賢かったがために課せられた使命の重さが、光緒帝の幽閉をきっかけに一層彼女を押し潰したのだとすれば、
    その死はやはり、解放なのだとしかいえない。
    誰にも遺言を残すことなく、ひたすら懿諭を出し続ける西太后の姿に畏敬の念を覚えた。

    国のために人生を捧げ尽くした、その偉大さと孤独を思う。

  • 資料ID:W0141409
    請求記号: 913.6||A 81||2
    配架場所: 本館1F電動書架C

  • 「蒼穹の昴」、「珍妃の井戸」に続く、清朝末期の中国の混乱を描く長編歴史小説

  • 4巻で感想書きました。

  • うわーーーーー!!!
    二巻さいこうやったーーーー!!!!!号泣

    幽閉中の皇帝の死、西太后の死
    ラストエンペラー溥儀の即位・・・
    まさに、まさに大河ドラマ。

    西太后、光緒帝、蘭琴・・・
    「蒼穹の昴」の主役たちの最期。
    哀しい哀しい親子の絆。
    聡明だからこその結末。

    二巻で完でもいいくらいの盛り上がり・・・
    史実では、清はいよいよ滅亡へと向かうけど
    さて三巻、どうなる?

  • 浅田次郎はすごい!

    そう思うのに十分な小説だ。

  • 西太后の老化に伴う皇帝の権威の低下、日本をはじめとする諸外国による干渉の激化、華北地域における馬賊の勃興などを書く

  • もう感動でお腹いっぱい。
    驚異的な話の多面性が物語をより深いものにしてくれますね。

  • 清国末期から近代中国を描く壮大な物語の第2巻。滅亡の一途を辿る清国を背負い続ける西太后と、天命が下ったのかもしれぬ馬賊の頭目・張作霖。

    濃密な物語が続く。歴史年表の裏側に潜む壮大なストーリー。西太后と言えば、清最後の恐ろしい女帝のイメージだが、本作ではそれを覆す。

    物語もまだ道半ば。引き続き第3巻へ。

  • 中国、北京などを舞台とした作品です。

  • 張作霖、李春雷

  • ヌルハチ~ヘカンへの権力移譲の回想。張作霖の東北三省における権力掌握。清帝国のゆるやかな死と西大后と光緒帝の崩御。

  • 徐々にファンタジー色が強くなってきている気がしないでもない。黄昏てゆく大国の統治者っていうのがどんな精神、心理を持っていたか、自分には想像を絶しますが、作者の描く偉人たちは、余人を寄せ付けない才気があるのはもちろんのこと、人間味があるところがいいです。

  • 浅田次郎すごい
    全然わからなかった中国史に関心が!!

  • 清王朝滅亡に向けて刻々と時が進んでいきます。
    既に年老いてしまった西太后、幽閉された小島でそのときを待つ光緒帝。二人のやり取りには泣かされます。
    一方力をつけてきた張作霖の行く末も気になります。

  • ラストで西太后がついに死ぬわけですが。中盤からの要所要所でもう。゚(゚´Д`*゚)゚。
    張作霖と西太后の二人を、それぞれ近しい人の視点で描く物語だが、この二巻は西太后メインと言っていいだろうと思う。


    普通の歴史では、西太后は悪女として語られるが、浅田次郎の解釈では五十年も一人で清国を支えた誇り高き女として、そして一人の母として描かれる。光緒帝への愛故に、やがて滅びる清国の最期を見届けさせないために、西太后は光緒帝と一緒に極楽浄土へ旅立つことを決意し、光緒帝もそれを望む…という設定。
    うん、普通に泣けます。

  • 第二巻は張作霖もあまり出て来ず、ちょっと中弛みかな・・・と、油断していたら光緒帝と西太后の最期にやられてしまった。うるうる。

  • 光緒帝、西太后崩御。
    このラストに至るまでの二人が悲しい。
    お互いに大切に思い合う親子なのに清国を諸外国列強から守るために敢えて敵味方、勝者敗者になり会う事も叶わないなんて。
    テレグラムでの遣り取り、光緒帝の打つ『ちゅんる。ちゅんる。おかあさんをおなぐさめして。てをとって、おせなかをさすってあげて。たいこうへいかのぎょくたいにふれることを、こうていがゆるします。』の平仮名に涙した。

  • 『蒼穹の昴』『珍姫の井戸』に続く中国の宮廷小説の完結編。

    ・あらすじ
    『蒼穹の昴』に続く中国の宮廷小説。
    偉大なる西太后の最期。新しい時代に向けてその力を存分に発揮しはじめたのは張作霖や袁世凱であった。

    西太后が死に、新しい時代の覇権を狙い、張作霖や袁世凱が動き始めます。

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中原の虹 第二巻の作品紹介

偉大なる母、西太后、死す。「この国は私が滅ぼす」。その悲壮な決意に、春児は、光緒帝は-。圧倒的感動で描かれる、ひとつの歴史の終焉。中国歴史巨編、佳境。

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