タイドプール

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 41
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062138543

感想・レビュー・書評

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  • 数日前に読了。はじめての作家さん。
    ちょっとかげりながらも全体的に優しい、という印象。マコさんへの反発心の由来の描き方がちょっと弱い、というか、マコさんがもうちょっと丁寧に描出されていたらよかったな、と思う。お母さんとの関係とか。友達との気まずさは、あーあるわかるなぁと思うと同時に、そんなにあっさり終わるかな、という気も。えり子は「女子」っぽさを厭うけれど、問題が解決されればいいわけで、けっきょく「女子」なんだなと思う。その微妙な差異の話が不問のまま終わったのは、個人的にちょっと残念だった。
    山本容子さんの表紙絵がすてき。

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著者プロフィール

1971年、東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。構成作家として主にNHK Eテレの子ども番組の制作に携わる。2006年、「タイドプール」で講談社児童文学新人賞佳作を受賞し、同作にてデビュー。21年、『サンドイッチクラブ』(岩波書店)で第68回産経児童出版文化賞〔フジテレビ賞〕を受賞。ほかの作品に『ハンナの記憶 I may forgive you』『木曜日は曲がりくねった先にある』『百年後、ぼくらはここにいないけど』(以上、講談社)、「NHK オトナヘノベル」シリーズ(共著、金の星社)などがある。

「2022年 『ぼくのちぃぱっぱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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